自己点検・評価報告書(小野瀬雅人)
報告者 小野瀬雅人
1.学長の定める重点目標
1-1.大学教員としての教育・研究活動①
(1)目標・計画
(2)点検・評価
○「宿題」に関する現職教員を対象とした調査に関しては、教職大学院の業務多忙化のため、実施できなかったので、22年度に実施することにしたい。
○書字学習に関する研究では、昨年に引き続き、科研分担者(代表:鈴木慶子)として、共同研究を進めた。
1-2.大学教員としての教育・研究活動②
(1)目標・計画
○児童生徒の学ぶ意欲や学力を高める方法としての「宿題」の望ましいあり方を研究課題として、科学研究費補助金を申請する。
○書字学習の関する研究として進めている書写書道教育学の研究者との共同研究については、前年度、分担者として科学研究費補助金を受けることができたので、引き続き今年度も補助を受け研究を継続する。
(2)点検・評価
○「宿題」に関する研究課題の申請は、教職大学院の業務多忙化のため、実現できなかったので、22年度に再度試みることにしたい。
○書字学習に関する研究では、昨年に引き続き、科研分担者(代表:鈴木慶子)として、共同研究を進めた。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
○学生が主体的に参加できる討論、実習、模擬授業を取り入れた授業を行う。
○学生の進路や就職等についての相談に随時応じる体制づくりをする。
(2)点検・評価
○教育実践力のある教員を養成するため、約80名の学生が受講する「教科教授学習論」「授業研究論」の講義において、教材分析演習や授業分析実習を、集団でも可能な方法を工夫し実践した。
○ゼミ指導において学部4年生3名を対象に教員採用試験対策を行った。その結果、合格・正採用1名(兵庫県)で、他2名は1次試験(兵庫県、福井県)のみ合格のため、講師採用となった。
2-2.研究
(1)目標・計画
○学習指導に関する学校心理学的支援についての研究成果を学会誌等で発表する。
○学内外の研究助成の公募に申請し、学外資金を調達する。
(2)点検・評価
○学習指導の学校心理学的支援に関する研究成果を学会誌に発表することはできなかったが、全国学会大会におけるシンポジムにおける発表内容や、研究に関連する著書3冊(編著1、共著・分担2)を公刊できたことから、目標は概ね達成できた。
○学内外の研究助成の公募申請に関しては、フルブライト(日米教育委員会)のシニアスペシャリスト招聘プログラムに応募し、米国デラウェア大学教授・ジョージ・ベア氏を本学に招くことができた。それにより、大学院の授業を共同で行うほか、全学教職員・学生対象の公開講演会や合同研究会を行い、最新の研究情報の交流を推進することができた。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
4月より設置予定の教員養成専門職大学院の運営を軌道に乗せることにより、専任教員として本学の運営に貢献する。
(2)点検・評価
教職大学院の第1期生の置籍校実習指導等において、置籍校の課題解決支援のための校内研修をはじめ、解決に向けた様々な取り組みを、指導院生とともに行い、置籍校教員より、高い評価を得た。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
大学と地域・社会との交流・連携を積極的に行い、社会に貢献していきたい。(社会貢献)
(2)点検・評価
○徳島県看護協会における看護師指導者講習会の講師を行った。
○香川県立多度津高校の校内研修会の講師を行った。
○文部科学省大学設置・学校法人審議会専門委員として、大学設置のための審査を行った。
○日本学校心理学会、日本応用教育心理学会の理事・編集委員、日本教材学会の理事、学会連合資格「学校心理士」認定運営機構常任理事、日本学校心理士会常任幹事、日本学校心理士会徳島支部支部長として、それぞれの学術研究団体の運営に貢献した。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
○教職大学院(高度学校教育実践専攻)の副専攻長として、教育指導の充実ならびに、教育委員会・校長会等への訪問や学内外説明会により、定員確保対策に貢献した。
○兵庫教育大学連合学校教育学研究科学校教育方法連合講座所属の2名の博士課程学生の指導を行い、研究成果を公表できた。