自己点検・評価報告書(宮本賢治)

報告者 宮本賢治

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

①学生を指導するためにも教員自らが最先端の研究活動に携わる事が重要である。そのために、自分の専門分野において、学会や展示フェアー等を通じて、他大学や企業、政府系研究機関と積極的に交流を図り、情報交換や共同研究を行うように努める。
②通常の授業や卒論指導において、最先端の研究成果や動向を紹介するなどして、学生の意欲や関心、知見を高められるように努める。
③研究成果を積極的に学術雑誌に論文投稿したり、学会等で発表する。

(2)点検・評価

・独立行政法人日本原子力研究開発機構(原研)が募集している“トカマクに関する「国内重点化装置共同研究」に研究代表者として応募し、採択された(研究題目:大電流負イオンビーム光学特性に関する理論的研究、研究期間:3年)。現在、原研、慶応大、都立産業技術高専と共同研究を行っている。

・通常の授業や卒論指導において、今年度のノーベル物理学賞受賞者の研究テーマであるCCDを例に挙げて最先端の研究成果が身の回りの製品にどう活かされているかを紹介するなどして、学生の意欲や関心、知見を高められるように努めた。

・研究成果を積極的に学術雑誌に論文投稿したり、国内外の学会で発表した。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

①科学研究費補助金などの研究助成金の公募に積極的に応募する。

②さらに政府系の研究機関や民間企業と共同研究を行うことで外部資金が調達できるように努める。特に民間企業については、自分が在籍した経験から、お互いの利害関係が一致しないと共同研究の成立は難しい。そのために、自分が専門的に行っている研究が、企業側が進める商品開発に対し、如何に貢献し、利益をもたらせられるかを学会等で積極的にアピールする。 

(2)点検・評価

・科学研究費補助金(若手研究_スタートアップ)の公募に応募した。

・科学技術振興機構が公募のシーズ発掘試験A(発掘型)に応募した。

・政府系の研究機関である独立行政法人 日本原子力研究開発機構の研究公募「平成21年度トカマクに関する国内重点化装置共同研究」に応募して採択されており、共同研究を進めた。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

①ほとんどの授業担当が初年度に相当する。学生の理解や技能が授業の到達目標を達成できるように、授業の構成やテキスト、教材の工夫などに努める。

②卒業論文等の指導に関して、学生が興味を持って質の高い論文を完成できるようにきめ細かく指導する。

③学生と密にコミュニケーションを取りながら、学部技術科教育コース1年生のクラス担当の任務を遂行する。

(2)点検・評価

・初学者にも理解できるように、授業の構成やテキスト、教材の工夫などに努めた。

・ゼミ生(B4:1名、B3:2名)の指導について、学生が興味を持って教育実践力が身に付くようにきめ細かく指導を行ってきた。特に4年生については質の高い卒業論文を完成できるように注意を払って指導した。

・学生と密にコミュニケーションを取りながら、学部技術科教育コース1年生のクラス担当の任務を遂行した。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

①研究テーマの1つである負イオンビームの光学シミュレーションについては、慶応大等、外部の研究機関と共同で研究を進めて、研究成果を学会で発表したり、学術論文誌へ投稿する。

②他の研究テーマである質量分析については、民間企業在籍時に主担当者として携わった開発の成果を学術論文誌へ投稿する。

③学外の研究助成公募や共同研究に積極的に申請し、外部資金の調達に努める。

(2)点検・評価

・日本原子力研究開発機構(原研)が募集している“トカマクに関する「国内重点化装置共同研究」に研究代表者として応募し、採択された(研究題目:大電流負イオンビーム光学特性に関する理論的研究、研究期間:3年)。現在、原研、慶応大、都立産業技術高専と共同研究を行っている。

・上記の共同研究テーマである負イオンビームの研究成果については学術論文誌Plasma and Fusion Researchに投稿し、掲載された(査読有り)。またUSAで開催された13回International Conference on Ion Sourcesに参加し、研究成果を口頭発表した。さらに、最新の成果を学術論文誌、Review of Scientific Instrumentsに投稿し、掲載された(査読有り、2010年2月)。

・もう1つの研究テーマである質量分析については、民間企業在籍時に主担当者として携わった開発の成果を学術論文誌Rapid Communication in Mass Spectrometryへ投稿し、掲載された。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

①前年に引き続き附属図書館運営委員会委員として、本学の運営に貢献する。

(2)点検・評価

・今年度は学部入試委員として貢献した。

・広報サポートワーキング委員として広報活動に貢献した。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

①附属学校教員と積極的に交流を図るように努める。

②専門的な研究分野について、学校教育・一般社会への普及・啓蒙活動を推進する。

(2)点検・評価

・附属学校支援授業として、11月に附属中学校で技術の授業を行った。その際に、自分の専門的な研究分野である質量分析装置の紹介もした。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 

 

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