自己点検・評価報告書(菊地 章)
報告者 菊地 章
1.学長の定める重点目標
1-1.大学教員としての教育・研究活動①
(1)目標・計画
(2)点検・評価
○科学研究費補助金による「技術・情報教育のための情報機器変遷画像データベースに関する実践的研究」のために,イタリア,シンガポール,香港での情報収集を行った。これにより,これまでの成果を含めて欧米ならびにアジアでの情報機器変遷についてのデータベース化を行うことができた。また,画像透かし情報を組み込んだWebソフトウェアを開発し,データベース管理技術を向上させた。
○学部ならびに大学院における授業の中で各種収集情報を紹介し,学生の興味を引き付けるとともに,現在のコンピュータの発達の原点を意識させる授業教材を充実させた。
1-2.大学教員としての教育・研究活動②
(1)目標・計画
○現在行っている科学研究費補助金による研究が平成21年度は最終年度となるため,平成22年度に向けて新たな研究テーマを開拓し,予算獲得ができるよう研究成果を充実させる。
(2)点検・評価
○これまでの研究成果を学会発表等で社会に還元するとともに,これまで行ってきた情報機器変遷データベース構築に加えて中学校技術や高等学校情報で利用できる3次元形状教材の開発を手掛けた。学長裁量経費の配分を戴き,3次元形状認識用スキャナによる教材形状の取り込み,ならびに石膏トナーを用いた3次元形状プリンタでの教材構築を進めた。さらには,これらの成果を基に,平成22年度の科学研究費補助金の申請を行い,採択された。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
○学部ならびに大学院での授業内容を精選し,また授業方法を改善し,学生の質の向上を図ることに努める。
(2)点検・評価
○学部ならびに大学院での授業において,学生と対話する形式での授業進行を伴って学生の理解が進むことを意識して授業改善を行った。
2-2.研究
(1)目標・計画
○情報に関わる専門的研究ならびにその教育利用に関わる研究を続け,学会発表等を通して研究能力の向上を図ることに努める。
(2)点検・評価
○博士課程学生指導において日本語学習用e-Learningシステムの開発し,修士学生指導において時代に寄らない普遍的な内容を持つ情報モラル教育を構築した。さらには,科学研究費補助金による研究として情報機器変遷に関わる研究を行った。これらは査読有学術論文掲載,国際学会発表,国内学会発表等で成果を上げている。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
○対外的活動の中で鳴門教育大学の知名度を向上させ,大学院入学者増に貢献する。
(2)点検・評価
○中学校現職教員に対する中央研修「産業・情報技術等指導者養成研修」を担当し中学校教員20名程度に対する講習を5日間行った。また,和歌山県の小学校ならびに中学校に出向き,児童・生徒に対しての講演を行った。これらの活動により鳴門教育大学への大学院進学者増に努力した。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
○附属学校園における学生の教育実習に積極的に関与する。
(2)点検・評価
○附属中学校における教育実習の際に,積極的に学生への個人的な助言を行った。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
教育面,研究面,社会貢献面の何れにも亘って大学に貢献できていると思える。さらには,学会の編集委員長を担当し,鳴門教育大学の知名度を上げることにも貢献できた。