自己点検・評価報告書(田中弘之)
報告者 田中弘之
1.学長の定める重点目標
1-1.大学教員としての教育・研究活動①
(1)目標・計画
(2)点検・評価
学生による授業評価の平均値は4.8であり,総合評価においても全員が5と判断していた。『運動生理学的観点から,子どもから大人までの健康について深く考えることができるような内容だった。』『受講者が能動的に講義に参加することができ,身体の構造や仕組みを積極的に学習することができた。』『生理学の科学的知見に基づいたデータを活用することによって,より内容を深く理解することができ,それを実践で活かせるようなところまで話をしてくれたので,大変有意義であった』等の自由既述が得られ所期の教育目標は概ね達成されたと考えられる。
他方,課外活動の指導においても,ラグビーフットボール部の監督を継続して務め,四国地区大学総合体育大会において,4年連続で準優勝するなど一定の成果を収めることができた。
1-2.大学教員としての教育・研究活動②
(1)目標・計画
① 科学研究費補助金への申請を通して外部の競争的資金に努めるとともに,現在も行っている徳島大学医学部・工学部・総合科学部との連携研究を推進する。
(2)点検・評価
徳島大学医学部・工学部・総合科学部との連携研究を推進し,科学研究費補助金基盤研究(C)に研究代表者として応募したが採択されなかった。次年度以降,さらに課題を精選し,外部資金(競争的資金)の獲得に努めたい。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
① 学生の「自己実現」が補完できる態勢のさらなる整備に努め,主体的な教育・研究活動に積極的に取り組む。
② より一層の授業改善に取り組むとともに,学生の評価を積極的に受け入れ,改善のための方途について考究する。
(2)点検・評価
正課の教育目標において,学生による授業評価の平均値は4.8であり,総合評価においても全員が5と判断しており,他方,課外での指導においても,ゼミ生に対して,例年通り,週2回のランチョンセミナーを通して就職支援対策を行い,今年度の卒業生も全員が第一志望の職種に正式採用された。ラグビーフットボール部の指導でも四国地区大学総合体育大会において,4年連続で準優勝を果たすなどの成果を収め,所期の教育・学生生活支援目標は概ね達成されたと考えられる。
2-2.研究
(1)目標・計画
① 学外者との共同研究をさらに推進するとともに,外部資金の導入に努める。
② 教育・研究活動における成果の公表に努める。
(2)点検・評価
外部資金の獲得は果たせなかったが,専門とする体力医科学領域の研究において,学外者との共同研究の成果は,Proceedings of 2009 World Congress on Medical Physics and Biomedical Engineering等の国際雑誌に発表した。
また,教育実践学領域における成果については,教育実践学論集に掲載される予定である。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
① 各種委員会の委員等として,大学運営の分掌に努める。
② 大学運営に関する問題点・発案等について,積極的に提言する。
(2)点検・評価
教育研究評議会評議員,地域連携委員会副委員長,センター再編検討委員会委員,サテライト検討委員会委員等として,大学運営の分掌に努めた。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
① 附属幼稚園長の経験を活かし,大学と附属学校園との連携を推進し,相互の教育・研究活動のさらなる活性化に努める。
② 教育支援講師・アドバイザーなどとして,積極的に学校現場,地域主催研修会等に出向き,指導・助言を行うよう努める。
③ 教育委員会,学校など,学外における諸委員会の委員を積極的に引き受け,社会貢献に努める。
(2)点検・評価
附属幼稚園の学校関係者評価委員会委員長として,附属幼稚園の教育・研究活動に関与するとともに,学校関係者評価報告書の取りまとめを行った。
徳島県教育委員会関連の委員をはじめ,各種の研究会,講演会等において,シンポジストや講師を積極的に務め,指導および助言等を行った。
鳴門市が推進している「子どものまちづくり」に関連する協議会や委員会の会長および委員長として,地域との連携に努めた。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
1)正課の授業およびゼミ学生の教育に努め,本人が希望する進路を達成するための支援を積極的に行った。
2)課外活動の充実に努め,競技成績の向上を達成した。
3)地域社会における委員会での役職等を務め,連携を強化した。
4)附属学校園の充実に尽力した。