自己点検・評価報告書(木原資裕)

報告者 木原資裕

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

 私の研究の基本的スタンスとして、剣道の教育実践研究を生涯にわたる中心課題に据えつつ、期待される課題に意欲的に取り組みたいと考えている。今年度は次の2点を具体的目標としたい。
①中学校武道男女必修化に向けての授業内容および使用用具の検討を行い、授業実践研究を行い、その成果を論文投稿する。
②関連学会に積極的に参加し、学校教育における剣道指導のあり方について、情報発信していく。

(2)点検・評価

① に関して、武道学研究に投稿した「小学校における簡易試作用具を用いた剣道授業実践」が武道学研究第42巻1号に掲載された。

② に関して、日本体育学会第60回大会において、シンポジュウム「改訂学習指導要領で子どもたちに何を保証できるのか」のシンポジストとして剣道研究の立場から情報発信した。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

①代表者として,科学研究費補助金の申請を行う。

②採択されている科学研究費補助金に関しては,計画通り,成果が得られるよう取り組む。 

(2)点検・評価

① に関しては、今年度は科学研究費補助金申請に見合う新たな研究視点を見出せず、申請を見送った。

② に関しては、共同研究としての継続研究が終了し、継続申請もなされなかった。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

①学生が自分の「得意な事」を見つけ,深めていけるよう,授業,修士・卒業論文の指導にあたる。

②剣道部顧問・監督として、剣道部の活動に積極的に参加し、学生・院生の心身鍛練の強化に当たる。

③学生の進路,悩み等の相談に応じられるコミュニケーションをとれる機会を多くもつようにする。

(2)点検・評価

①③に関して、修士論文作成の院生2名にゼミ活動を通して、アドバイスを行い、実地調査活動をゼミ生と共に県外で行った。また、進路についても希望の企業に就職することができた。

②に関しては、ほとんどの剣道部活動時間には道場に立ち、実地指導を行っている。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

 年間1回の学会発表ができるよう研究成果をまとめ、さらに、論文として年間1本の全国レベル研究誌に投稿する。

(2)点検・評価

 日本武道学会第42回大会で「剣道試合における垂れ型目印の有効性」ついての発表を行った。武道学研究に投稿した「小学校における簡易試作用具を用いた剣道授業実践」が武道学研究第42巻1号に掲載された。また、現在、投稿中論文1本がある。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

①委員として学内の各種会議に出席し,職務を遂行する。

②コース会議,部会議,全学集会へ公務が重複する以外は出席する。

③大学運営に関する問題点・意見・発案を各種委員等で積極的に提言する。

(2)点検・評価

①②③ともに積極的に発言し、職務を遂行している。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

①附属学校での研究会および附属学校との懇談会に積極的に参加し,相互の教育・研究の情報交換,討議を行い,その発展に努める。

②教育支援講師,アドバイザーなどとして,積極的に学校現場,地域主催研修会等に出向き,指導・助言を行う。(社会貢献)

(2)点検・評価

① に関しては、附属校での教育実践フィールド研究のコース担当者として、その任に当たっている。また、研究会にも積極的に参加している。21年度はLFタイムの講師を担当した。

② 徳島県教育委員会「中学校武道・ダンス必修化に向けた地域連携指導実践事業」の剣道研究委員会のメンバーとして参加し、指導案作成に携わった。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 私の大学院ゼミ生が中心となって、課外活動団体として「掃除実践研究会」を立ち上げ、その顧問となり、活動のサポートを行った。

 また、私の大学院ゼミ生で韓国からの私費留学生であるリ・ユナが講師を務める韓国語講座(勉強会)をサポートした。

 

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