自己点検・評価報告書(賀川昌明)

報告者 賀川昌明

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

 平成21年度も附属学校部長を継続するため、教育・研究活動にかなりの制限を受けることになる。しかしながら、学部ゼミ生および大学院ゼミ生の卒業研究や課題研究を通じ、教育実践に繋がる学生指導・研究を積極的に実施したい。
 そのうち、研究活動に焦点を当てた具体的な計画としては、平成20年度で終了した科研費による研究課題を集約し、論文として学会誌に投稿することを考えている。また、それと併行して徳島県国体選手を対象とした心理サポートの研究も実施し、その成果を関連学会において発表するつもりである。

(2)点検・評価

 附属学校部長の職責を果たしながら、学部ゼミ生2名、大学院ゼミ生1名、および研究生1名の就職指導、研究指導を行った。また、徳島県国体選手を対象とした心理サポートの研究も実施し、その成果を8月末に開催された第60回日本体育学会、11月末に開催された第36回日本スポーツ心理学会において発表した。さらに、これらの研究に関連する論文を鳴門教育大学実技教育研究(第19巻)、鳴門教育大学情報教育ジャーナル(第7巻)に投稿し、年度末に印刷された。しかし、科研費による研究成果を学会誌に投稿する計画は、諸般の事情で実現することができなかった。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

 附属学校部長という職務の関係上、大学外をフィールドとする研究領域では、その活動に大きな制約を受ける。そのため、実質的な遂行責任が伴う科学研究費補助金等の外部資金獲得への申請は控えざるを得ない。以上のような理由で、平成21年度科学研究費補助金への申請も残念ながら断念した。しかしながら、この職責から離れたときには、積極的に各種外部資金調達に挑戦するつもりである。 

(2)点検・評価

 平成22年度は附属学校部長の任期が満了するため、平成22年度科学研究費補助金への申請を行ったが、残念ながら不採択となった。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

 現在所属しているゼミ生の内、平成21年度も在籍する2名の学部生、1名の大学院生の卒業研究、課題研究の指導とともに教員就職に向けた指導を積極的に行いたい。また、女子バレーボール部顧問として学生の課外活動指導にも積極的に関与し、効果的な活動が実現するように努力したい。

(2)点検・評価

 ゼミ生として在籍する2名の学部生、1名の大学院生および1名の研究生に対して就職指導、研究指導を行った結果、2名の学部生は出身地である広島、京都の教員として見事に合格した。また、研究生として在籍していた過年度修了生も西宮市役所へ就職した。課題研究、卒業研究も順調に進展し、無事に修士論文、卒業論文を提出することができた。

 課外活動では女子バレーボール部顧問として学生を指導し、5月および11月に行われた四国大学バレーボール大会においては、いずれも3部で第2位の成績を収めた。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

 「大学教員としての教育・研究活動①」に示したとおり、平成21年度の目標・計画は次の通りである。

(1) 科学研究費の補助を受けて平成20年度まで実施した研究課題を総括し、論文として学会誌に投稿する。

(2) 徳島県国体選手を対象として実施した心理サポートの成果を関連学会において発表する。

(2)点検・評価

  「大学教員としての教育・研究活動①」でも記したが、科研費による研究成果を学会誌に投稿する計画は、諸般の事情で実現できなかった。しかし、徳島県国体選手を対象として実施した心理サポートの成果は、日本体育学会および日本スポーツ心理学会においても発表を行った。また、これらに関する論文を鳴門教育大学実技教育研究、鳴門教育大学情報教育ジャーナルに投稿した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

 平成21年度は第1期中期目標・中期計画の最終年度となるため、本学が設定した目標実現に向けて最大の努力を傾注したい。そのため、平成20年度同様、附属学校部長としての職責遂行に努めるとともに、教育研究評議会や各種関連委員会に積極的に参加する。

(2)点検・評価

 附属学校部長としての職責遂行に努めるとともに、教育研究評議会や各種関連委員会に積極的に参加した。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

 附属学校に於いては、校園長専任制をとって2年目となる。今年度は、その利点や課題を明らかにし、このシステムをより効果的なものとして発展させるための施策を実施したい。 また、附属学校における各種の教育・研究活動を通じて社会との連携や国際交流に貢献するとともに、今まで継続してきた徳島県小学校体育連盟顧問、徳島県スポーツ少年団本部役員、徳島県体育協会医科学専門委員等の活動を積極的に務めたい。さらに今年度は日本体育学会理事、日本スポーツ教育学会理事も務める予定である。これらの活動を通じて、本学で得た教育・研究の成果を社会へ還元すべく努力するつもりである。

(2)点検・評価

 附属学校における各種の教育・研究活動を通じて社会との連携や国際交流に貢献するとともに、今まで継続してきた徳島県小学校体育連盟顧問、徳島県スポーツ少年団本部役員、徳島県体育協会医科学専門委員等の活動を積極的に務めた。

 また、四国体育・スポーツ学会会長、日本体育学会理事、日本スポーツ教育学会理事として、関連領域の研究・教育の発展に寄与した。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 附属学校部長として、新たな附属学校運営組織の整備に努めた。また、その職務と並行する形で大学院生・学部生の研究指導にも当たり、論文作成・就職指導に成果を収めた。さらに徳島県内の教育・スポーツ団体の助言指導にも貢献するとともに、体育・スポーツ関係学会の理事も務め、本学における教育・研究の成果を社会に還元した。

 

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