自己点検・評価報告書(小川 勝)

報告者 小川 勝

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

 教育に関しては,例年どおりの授業等を担当するが,本年度は,より現場での問題意識を強調して,より実践的な教育力を身につけさせたいと考えている。就職委員会委員を本年度も昨年度から引き続き担当するので,より,採用試験に合格するような内容を加味して,授業を吟味してゆくつもりである。

(2)点検・評価

 例年通りの授業等を担当し、学生に教員を志望し続ける動機を維持するために、授業内容を工夫し、また、現場で自信を持って授業できるようになるための教材を工夫した。就職支援委員会委員としても、様々に活動した。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

 研究に関しては,従来から行ってきている共同研究に昨年度から4年間に渡って科研費(基盤A)が採択されており,本年度は2年目となる。昨年度は台湾における海外共同調査1件,鹿児島県・徳之島における国内共同調査1件,国内での研究会1回の研究調査活動を行い,それに基づいて,今年度は秋に中国大陸・寧夏回族自治区において海外共同調査1件を予定しており,それを充実した内容にすべく,準備怠りなく活動してゆきたいと考えている。 

(2)点検・評価

 4年間にわたる科研基盤研究(A)の2年目として、北海道でのシンポジウムに共同研究のメンバー全員が参加して研究発表し、また中国内陸部、寧夏回族自治区におけるでの現地調査も予定以上の成果を上げることができた。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

 本年度も就職委員会委員として,模擬面接などをつとめたい。また,コースの採用試験受験者に,適切に声をかけて指導してゆくつもりである。

(2)点検・評価

 就職支援委員会委員として、模擬面接などに従事し、また、新たに大学院入試委員として、受験生を増加させるための活動を行った。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

 従来から行っている,洞窟壁画の現象学的研究による解釈の可能性を探ることを,引き続き,行ってゆきたい。

(2)点検・評価

 洞窟壁画の現象学的研究による解釈を引き続き深め、また、北東アジアなど、世界各地の先史岩面画に関しても、制作年代決定などの研究に従事した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

 就職委員会以外の所属委員会はまだ決定していないが,どの委員会においても,全力を尽くして,本学の発展に寄与したいと考えている。

(2)点検・評価

 就職支援委員会委員、大学院入試委員会委員として、全力を尽くした。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

 教育フィールド実践研究を担当しているので,附属学校と問題意識を共有して,学生の指導に当たりたい。

 社会との連携においては,徳島市立徳島城博物館の資料評価委員として,本年度も努力したい。

 国際交流に関しては,ユネスコの下部組織である,イコモス(世界記念物遺跡会議)という世界文化遺産に関する諮問機関の岩面画委員会に所属しているので,その職務を果たしたいと考えている。

(2)点検・評価

 教育フィールド実践研究の主担当として、附属小学校の担当者と密接に連絡を取りながら、より充実した内容になるように指導した。

 社会との連携については、徳島市立徳島上博物館の資料評価委員として活動した。

 国際交流に関しては、ユネスコ傘下のイコモス(世界記念物遺跡会議)の国際岩面画委員会のメンバーとして、政界文化遺産の映像ソフト作成などに協力した。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 NHKの全国放送に、5月と1月の2度にわたって、エジプト・サハラ砂漠の先史岩面画遺跡の解説者として出演し、本学所属の教員として、本学の名称を、少しは周知するのに寄与したのではないかと自負している。

 

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