自己点検・評価報告書(山木朝彦)

報告者 山木朝彦

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

 研究計画の記述を選択し,以下,「高度な教職の専門性と教育実践力を持ち,かつ豊かな人間性をあわせ備えた教員」の養成という重点目標に沿って研究計画を述べます。
・高度な教職の専門性と教育実践力を学部学生と大学院生に修得させるために,研究をきわめて実践的な内容に転換していきます。そのうち,教職の専門性にかかわる研究として,まず,学習指導要領の改訂に伴い,図画工作科・美術科の教科内容の現代化が急速に進んでいるので,これから教員になる学生も,研修制度を利用して大学院で学んでいる現職教員の大学院生も,これに対応した教材開発力を身に付けなくてはなりません。
 このために,改訂後,現場の指導で求められる以下の観点について,先取りするかたちで先行的に研究を行ない,その成果を学生に還元します。
 すなわち,写真・CGなど新規のジャンルの作品を鑑賞対象とした教材化のために必要な系統的な教育内容の検討を行い,小学校・中学校の鑑賞対象として扱うための方法論を検討します。児童生徒の鑑賞の力には批評力の育成も求められます。この点についても同時に研究を進めます。詳しくは,研究の箇所の記述をご覧下さい。
・高度な教育実践力の力量形成のためには,現場の授業者自らの授業構想力・授業実践の展開力・授業内容及び指導の分析や批判力,そして総合的な評価力を早い段階から身に付けるよう指導しなくてはなりません。このための研究として,GPから生まれた「教育実践力評価スタンダード」を美術の大学の授業に取り入れ,学生たちの教育実践にたいする自己評価・相互評価の質を向上させるとともに,その方法と成果をまとめることを計画しています。研究の進めかたと成果の発表方法については研究の箇所の記述をご覧下さい。
・また,これも授業改善にかかわる研究なのですが,教員養成系の「図画工作教育論」や「美術科授業論」といった教育実践力と深くかかわる授業について,教科内容学および教材論・授業論の観点から考察し,その成果を大学テキストとしてまとめたいと思います。美術科教育学会の学術的な成果をふんだんに取り入れるため,多くの優秀な研究者と連携し,私が総括し,筆頭編集者になり,共同研究のスタイルで本年度中に出版に漕ぎ着けたいと思います。
・豊かな人間性をあわせ備えた教員を養成するために,さまざまな時代のさまざまな価値観が反映している美術作品に親しく触れ合う機会を学生・院生に保証しつつ,彼ら彼女らの主体的な研究をベースにした教材開発を促し,その成果物であるワークシートなどを分析した研究を同僚の山田芳明氏とともに行なう予定です。大塚国際美術館を利用する予定です。
・高度な教職の専門性と教育実践力を持ち,かつ豊かな人間性をあわせ備えた教員を養成するためには,全国の志の高く優秀な教科教育や教科専門の研究者との連携による情報交換が不可欠だと考えます。また,本学の研究者との連携も重要です。こうした連携を広げ深めるには,特集テーマなどを教育実践力の育成に絞り込んだ発表媒体を用意することが効果的です。そこで,研究誌を発刊し,現代の美術教育が置かれているさまざまな課題について特集を組み,研究成果を明らかにすることを計画しています。

(2)点検・評価

 「高度な教職の専門性と教育実践力を持ち,かつ豊かな人間性をあわせ備えた教員」の養成という重点目標に沿って研究成果を述べます。

・高度な教職の専門性と教育実践力を学部学生と大学院生に修得させるために,研究をきわめて実践的な内容に転換しました。そのうち,教職の専門性にかかわる研究として,学習指導要領改訂後,現場の指導で求められる以下の観点について,先取りするかたちで先行的に研究を行ない,その成果を学生に還元しました。

・高度な教育実践力の力量形成にかかわる,実践現場での授業構想力・指導の分析や批判能力,そして評価力獲得を促す研究として,GPから生まれた「教育実践力評価スタンダード」を美術の大学の授業に取り入れ,学生たちの教育実践にたいする自己評価・相互評価の質を向上させるとともに,その研究成果を『教育実践の省察力をもつ教員の養成』(鳴門教育大学特色GPプロジェクト編,協同出版)の分担執筆部分にまとめた。

 実地教育の教育実習事後指導に教育実践力評価スタンダードを取り入れ,学生に教師の力量形成のために必要な基礎力を考えさせている。また,その成果をレポートに反映させるよう指導した。

・また,これも授業改善にかかわる研究だが,教員養成系の「図画工作教育論」や「美術科授業論」といった教育実践力と深くかかわる授業について,教科内容学および教材論・授業論の観点から考察し,その成果を大学テキストとして出版したいと考えている。現在,出版社との交渉に成功し,現実的な出版の見通しのもとに,多くの優秀な研究者と連携し,私が総括し,筆頭編集者になり,共同研究を進めている。

・豊かな人間性をあわせ備えた教員を養成するために,さまざまな時代のさまざまな価値観が反映している美術作品に親しく触れ合う機会を学生・院生に保証しつつ,彼ら彼女らの主体的な研究をベースにした教材開発を促し,その成果物であるワークシートなどを分析した口頭発表を①美術科教育学会仙台大会で行ない,②観点を拡げて研究した研究論文を本年度の「鳴門教育大学実技教育研究20」に投稿し掲載された。

・高度な教職の専門性と教育実践力を持ち,かつ豊かな人間性をあわせ備えた教員を養成するためには,全国の志の高く優秀な教科教育や教科専門の研究者との連携による情報交換が不可欠。また,本学の研究者との連携も重要です。こうした連携を広げ深めるには,特集テーマなどを教育実践力の育成に絞り込んだ発表媒体を用意することが効果的である。そこで,「アートラーニング」という研究誌の第二号の発刊に向けて,愛知教育大学准教授の竹井 史氏との対談を実施し,編纂中である。

 結論:全体として目標・計画を満たし,研究と大学教育を有機的に結びつける点で,質的に予想を超える成果を得られた。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

a)2007年3月に基盤研究(C)の三年間が終わり,事後にもその研究の整理と成果のまとめが続き,新たな申請を行なう余裕が無かったが,今年度の申請をめざし,研究課題と研究計画を立案する予定です。内容はやはり美術館と学校との連携を発展させる方向で考えていますが,その枠組みと実施方法などの詳細は検討中です。

b)大学への研究資金の導入とは異なるのかもしれませんが,鑑賞教育の充実のために活動の場を提供してくれる企業(JB本四高速 -本州四国連絡高速道路株式会社-)や財団法人(大塚国際美術館),そして県の施設(徳島県立近代美術館)と協力し合い,それらの後援のもとに研究会活動を展開する予定である。 

(2)点検・評価

a)新規に,基盤研究(C)の枠で,『英国テイト・ギャラリーの教育普及活動における学校連携の方法と成果』という研究課題名で平成22年度科学研究費補助金交付申請を行なうことができた。この内容は,学校教育における美術鑑賞教育の促進のために,英国の美術館の学校連携を研究するというものである。研究分担者は文教大学講師の井上由佳氏(美術館・博物館学)である。(なお,この申請は採択内定の段階である。)

b) ①JB本四高速 -本州四国連絡高速道路株式会社-の後援のもとに,せとうち美術館ネットワークという非営利の組織に加盟する公立・私立美術館の教育普及活動を支援し,援助する枠組みを形成した。②財団法人大塚国際美術館と鳴門教育大学および鳴門市と共同で展開している地域文化財教育活用推進プロジェクトを活用し,大学及び大学院の授業改善を図り,さらに留学生や附属校園の児童生徒の美術館鑑賞を積極的に支援した。③徳島県立近代美術館の教育普及プロジェクトに大学院修了生とともに加わり,研究成果を美術館発行のワークシート等に反映させた。

 結論:科研費の申請については,万全な記述に努め,減額幅も少ない予想以上の内定通知を得ることができた。対外的な組織との協力関係も予想を超えて充実し,成果の発表を後援組織のサイトなどで行なうことができた。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

・大学院生と,彼ら彼女らとの交流のために美術科教育専攻の学部生が集う美術コース大学院生室を整備し,論文執筆が捗るよう支援する。

・合宿研修などを利用して担任としての役割を果たしているが,年度末までには何らかのかたちで学年会を催し,いっそう信頼しあえる関係の構築に努めたいと思う。同時に教員採用試験のための勉強を始めるよう指導したい。

・学部生が集う専修室には,こちらから出向き,教員採用試験対策などについて話を向け,勉学の悩みなどがあればすすんで聴くようにする。

・美術館との連携を軸にして,地域の学校との連携を図るとともに,学部生・大学院生などを積極的に美術館と学校との連携のプロジェクトにかかわらせるよう努力する。

・教員採用試験にとって必要不可欠な教育や美術の基礎的な用語の習得を授業の内外で促し,学生の教職へ就業を側面から援助したい。

(2)点検・評価

・過去の学会誌や主要な参考文献を美術コースの大学院生室に備え,研究の進捗に寄与した。

・担任である学部三年生の学年会を兵庫県芦屋市にて開催し,フランク・ロイド・ライトが建設した「ヨドコウ迎賓館」の見学を実施した。これは新学習指導要領の鑑賞教育の充実に沿うものであり,教材開発に繋がる経験である。この意味で,教員採用試験の面接などに利用できる機会の提供となった。

・美術教育専攻の学生が集う専修室などを頻繁に訪れ,こちらから勉学の悩みが無いかどうか積極的に尋ね,相談に乗った。

・学部生および大学院生自らが教材開発にかかわって完成した鑑賞用教材について,附属中学校および公立学校での授業実施計画の立案にかかわらせ,そのうち2名の院生は,美術科教育学会で山木との連名の発表を行なう経験を持った。

・全ての授業において美術専門用語と教育の基礎・専門用語の習熟を目指し,学生に課題を与えた。

 結論:目標・計画を忠実に実施し,多くの成果を得た。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

a)図画工作科および美術科では,鑑賞領域の充実が求められています。教科教育研究においても,この研究分野の充実が求められています。教科書には従来の絵画作品や彫刻作品だけではなく,写真やCGなどの作品が鑑賞対象として掲載されていますが,これら新規のジャンルの作品を鑑賞対象全体のなかでいかなる体系性のもとに教育の場に位置づけるかという論理が成立していません。そこで,今年度は,教材化の観点から,主として写真作品を小学校・中学校の鑑賞対象として位置づけるための論理的・実践的な問題の洗い出しと,その解決のための方法論を考察し,論文にまとめることを計画しています。また,鑑賞学習の重要な目標として児童生徒の批評力の育成を挙げ,このための方策を海外の文献などの調査も含み研究します。発表媒体は,厳密な審査を伴う学会誌掲載を目指します。(万が一の場合には,学内紀要など別の媒体での発表も視野に入れます。)

b)本学が積極的に進める教員の資質向上のためのプログラム開発の一環として,教育実践力評価スタンダードを大学の授業に取り入れ,学生たちの教育実践にたいする自己評価・相互評価の質を向上させる研究をまとめることを計画しています。方法としては,教科教育研究会への参加による研鑽と,同メンバーによる研究書(年度内に出版を予定)への分担執筆を考えています。

c)教員養成系の図画工作教育論や美術科教育論といった教育実践力と深くかかわる授業について,教科内容学および教材論・授業論の観点から考察し,その成果を大学テキストとしてまとめたいと思います。従来のテキストとは異なり,学会での研究成果を活かすかたちで,数多くの研究者を束ね,年度内に出版に漕ぎ着けたいと思います。

d)児童・生徒・学生の美術館での鑑賞を促す研究会に積極的に参加し,教材を開発する計画です。

e)研究誌を発刊し,現代の美術教育が置かれているさまざまな課題について特集を組み,研究成果を明らかにすることを計画しています。

(2)点検・評価

 上記の目標・計画のa~eおよび【その他】の各項目に沿って裏づけとなる成果の情報と点検・評価を行います。

a)①ジャンルの拡大については,徳島県立近代美術館の鑑賞教育推進プロジェクトを中心に「写真」鑑賞の教材化について研究を進め,大久保英治(独自の世界観から自然物のインスタレーションの作品を発表し,写真によって発表しているアーティスト)の鑑賞用シートの作成に共同研究の形態で携った。

②批評力の育成については,美術科教育学会東地区研究会(静岡大学)にて,「修復」というテーマでの教材化が批評育成に繋がることを大塚国際美術館の<最後の晩餐>を例にして口頭発表した。また,DBAE(学問に基く美術教育)の考え方が,いまだに有効であることを発表した。

③児童・生徒の批評力を育てるための教材開発力の育成を目指し,大学院生による教材開発の成果物であるワークシートなどを分析した口頭発表(下記のd①の研究とは別)を美術科教育学会仙台大会で行ない,観点を拡げて研究した研究論文を本年度の「鳴門教育大学実技教育研究20」に投稿して,掲載された。

b) 教育実践力評価スタンダードを大学の授業に取り入れた成果とその考察を中心にした研究成果を『教育実践の省察力をもつ教員の養成』(鳴門教育大学特色GPプロジェクト編,協同出版)として出版された本の分担執筆部分にまとめた。大学美術教育学会名古屋大会において,教育実践力評価スタンダードについての研究成果を口頭発表した。

c)教員養成系の「図画工作教育論」や「美術科授業論」といった教育実践力と深くかかわる授業について,教科内容学および教材論・授業論の観点から考察し,その成果を大学テキストとして出版する過程である。現在,出版社との交渉に成功し,現実的な出版の見通しのもとに,多くの優秀な研究者と連携し,私が総括し,筆頭編集者になり,共同研究を進めている。

d)①パワーポイントを利用したパッケージ型の鑑賞教育用教材を開発し,その学習効果を掛図やワークシートを利用した別の方法の指導による効果と比較する実験を行い,美術科教育学会仙台大会にて口頭による成果発表を行なった。②徳島県立近代美術館の鑑賞教育推進プロジェクトに積極的に参加し,研究成果を鑑賞シートに反映させた。③せとうち美術館ネットワークにおける子どものアート作文にたいして,岡山大学の赤木里香子准教授らと共に講評を行い,学校現場における批評力育成を側面から支援した。

 その成果はサイト(http://www.jb-honshi.co.jp/museum/contribution/01_kodomoart_index.html)で公開している。

④また,大塚国際美術館の学芸員の協力の下,来館の子どもたちに24点の人物画への理解を深めるために,「アートくんが顔診断―あの絵とあなたがそっくりさん ガイドブック」を監修した。e)研究誌を発刊し,現代の美術教育が置かれているさまざまな課題について特集を組み,研究成果を明らかにすることを計画した。,具体的には,「アートラーニング」という研究誌の第二号の発刊に向けて,愛知教育大学准教授の竹井 史氏との対談を実施し,編纂中である。

 【その他】これは,目標・計画の立案時には,果たして出版可能か定かでなかったため,掲げなかったが,長年研究してきた民間教育団体についての成果を,日本教育方法学会からの執筆依頼により,『日本の授業研究:授業研究の歴史と教師教育』(日本教育方法学会編,学文社)の分担執筆部分に纏め,出版することができた。(この本は,全文が英訳され,外国人研究者向けの出版も検討されている。)

 結論:すべての項目において目標・計画を満たし,さらに【その他】に示した業績を加えることができた。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

・各種委員会と講座とのパイプ役として,相互の情報の正確な受け渡しに努めるとともに,講座会議・部会などでは,アイデアや考えを述べるだけではなく,審議事項にかかわる事柄を本学発展のために方向付けるには,どのような現実的な努力が必要か整理し,その実行に努めたい。現実的な案となるように努める。

・大学の一構成員として,大学の研究・教育の向上に関する事柄について,今まで以上に積極的に発言を行い,必要があればチームをつくり取り組むよう努めたい。

・同時に,指導力のある方々の意見・提言を受け止め,誠心誠意,その実現に努めたいと思う。

(2)点検・評価

・大学の一構成員として,大学の研究・教育の向上に関する事柄について,今まで以上に積極的に発言を行い,必要があればチームをつくり取り組むよう努めた。

・広報委員会のワーキングチーム取り纏め役として,本学の広報戦略について受験者である高校生・大学生・現職教員の立場に立って,多角的に論じるとともに,教員と学生の意見の聴取に努めた。結果として,広報を質的な充実に繋げる具体的な提案を行なうことができた。(清水理事への提言を行い,理事のお力添えのもと,過去の入試問題をサイトから入手できるようになったのは,画期的なことである。) 本学の方針にたいして忠実に業務を展開できるよう,学長および理事,そして学長補佐である先生方の叡智を学び,活かせるように,常に自分からコミュニケーションをとる努力をした。

 結論:目標・計画を忠実に実施し,多くの成果を得た。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

・附属幼稚園,附属小学校・附属中学校の園児・児童生徒が地域の美術館を利用し,実りある鑑賞学習ができるよう,各学校園および美術館と緊密な連絡を取り合い,教育内容が充実するよう,ギャラリートークなどの授業計画作成に協力する。

・附属学校園との意志の疎通がいっそう潤滑に進むよう,研究会・教育実習などさまざまな機会を見つけては足を運び,先生方とのコミュニケーションの密度を高め,懇親に努めたい。

・美術科教育学会の理事および大学美術教育学会の学会誌編集委員として,美術教育研究の質の向上に努めたい。

・「せとうち美術館ネットワーク」や県立近代美術館「鑑賞教育推進プロジェクト」,さらに大塚国際美術館との「地域文化財教育活用プロジェクト」への参加によって,地域の教育力を高め,子どもたちや市民の美術館来館による美術・芸術の活性化と,美術教育理論の社会への応用を図りたい。

(2)点検・評価

 上記の目標・項目ごとに述べます。附属小学校と中学校について徳島県立近代美術館に案内をして,児童生徒にたいして対話型の趣旨を取り入れたギャラリートークを行なった。附属幼稚園の園児および保護者について,大塚国際美術館でのギャラリートークを実施した。

・教育実習生指導について,綿密に打ち合わせた。小学校の図画工作担当教員と中学校の教員とともに第一回の懇親会を徳島市内にて開催した。

・美術科教育学会では公正な選挙による理事の改選が行なわれたが,この結果,継続して理事を行なうことになった。この学会および大学美術教育学会では論文投稿者の掲載に関わる仕事を委嘱され,学会論文の質の向上に努めた。

・I-2.②にあるとおり,子どものアート作文の企画や美術館のスタッフとの教育普及についてのディスカッションを積極的に推し進め,社会的啓発活動のためにインターネットに成果を公表した。また,肖像画・人物画を鑑賞するための手引きを開発し,来館者配布用の冊子として執筆・編集し,完成させた。さらに,県内外の小学校・中学校で利用できる鑑賞用教材の開発を行なった。

 結論:目標・計画を忠実に実施し,多くの成果を得た。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 日本教育大学協会美術教育部門の教科内容学の検討委員会委員(美術科教育領域代表)として,シンポジウムなどに頻繁かつ積極的に参加し,鳴門教育大学のコア・カリキュラムなどの取り組みを他大学の教員に広く知らしめた。

 

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経営企画戦略課
電話:088-687-6012