自己点検・評価報告書(西田威汎)

報告者 西田威汎

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

 航跡の課題をライフワークとしながら、ヨーロッパ風景制作にも取り組んでいる。その成果を、隔年開催している個展や毎年開催される新国立美術館での国展に会員として大作から小品まで多くの作品を発表してきた。また平成19年より、毎年開催されることになった<個の地平>にも大作と小品を発表している。平成21年度は、第5回みちの会(最終回)、第3回<個の地平>、国展と3つの展覧会に大作や小品を発表する。絵画を専攻する学生たちの制作意欲を高め、教育現場の参考になればと考えている。

(2)点検・評価

 上記の目標を充分に達成することができた。東京・大阪・名古屋高島屋で開催されるグループ展<個の地平>では、事務局として中心的な役割を果たしている。教育に於いてもゼミの学生が国展(本展)で受賞したり、関西国典の最高賞を受賞するなど大きな成果をあげ、学内に於いても学生表彰を受けている.教育活動についても充分な成果を上げる事ができた。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

 研究活動を進めてゆく為には、毎年250〜300万円の研究費が必要である。これまで交付される教育研究費では不十分なため、主として自費でこれを補ってきた。今後も主として自費で負担する。また寄付金をしてこれにあてる。 

(2)点検・評価

 研究については、その費用の大半を自費で賄っている。その結果、教育・研究に充分な成果を上げる事が出来た。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

 ゼミやオフィスアワーその他あらゆる機会を通して、制作に対する悩みや展覧会等への出品等の指導助言を行う。学生たちとの交流を通して進路や様々な悩み等の相談に応じる。

(2)点検・評価

 上記の目標を充分に達成する事が出来た.学生の制作上の問題や解決方法、展覧会等への指導助言、進路相談、就職情報の提供等、教育と学生の生活支援に力を尽くした。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

  「航跡」をテーマとする研究に、引き続き取り組む。昨年のイタリア古美術研究と風景取材に基ずく、風景画の研究にも取り組む。絵の具の固着力やカビの問題を解消する為に油彩画に変更することとし、それに適合する支持体の研究を行う。これらの研究をⅠ−1で説明した展覧会等に発表し成果を問うてゆきたい。

(2)点検・評価

 上記の目標を充分に達成する事が出来た。Ⅰ-1に掲げた展覧会で研究の成果を発表した.現在はテンペラと油彩の研究を継続している。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

 本学の構成員として教育研究を充実させるとともに、任命された各種委員会委員(経営協議会、センター運営委員会)の業務に励み、本学が一歩でも良くなるように貢献したい。

(2)点検・評価

 上記の目標を充分に達成する事が出来た。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

 附属学校での実習等に参加し、指導助言を行う。徳島県立近代美術館協議会委員(副議長)として館の企画・運営に携わり、教育・文化の普及に寄与する。国画会会員として美術文化に寄与する。

(2)点検・評価

 上記の目標を、ほぼ達成出来た。展覧会とスケジュールが重なり、附属には参加出来なかった。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 

 

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