自己点検・評価報告書(本田 亮)

報告者 本田 亮

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

 理科教育関係の教材開発の試みを数年続けているが,これを継続するつもりである。他機関との共同研究で行ってきたものをアレンジするか,新たなものを模索して,その成果の発表を試みるつもりである。教材を活用する校種についてははじめから限定せず,出来あがった教材に単元を当てはめる方法をとる考えでいる。

(2)点検・評価

 他大学教員とともに,物理教材を検討中である。特に電磁気に関するもので,コンデンサーの構造と容量の関係を簡単に演示できる物を模索中であり,基本的なデータは得られた。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

 授業に用いる教材を開発するのに,多額の資金がいるようではナンセンスである。あるだけの予算で行うのが当たり前で,競争的資金がなくても行えるようなものでなくてはならないのが原則である。しかし,予算が不足したり,教材の試行が必要なときは,機会があればスーパーサイエンス・ハイスクール,JICA短期研修生等を受け入れて,これらと共通な用品を購入し教材開発に役立てたいと考えている。 

(2)点検・評価

 特に大きな予算を必要とはしていない研究を試みているが,JICA関係の業務によって,通常の校費割り当ての数倍の受託事業費が得られた。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

 従来どおり,学生からの授業内容の質問に関しては,オフィスアワーを設けずに適宜柔軟に対応する。教員採用試験に関する教科内容に関する質問に対しても同様である。

(2)点検・評価

 学生からの質問に適宜対応できるようオフィスアワーを設けなかったが,質問件数は数件にとどまっている。これは毎年のことであるのだが,独力で勉学に励める学生ばかりであれば,喜ばしいことであるが,その実体は不明である。学生によるフレンドシップ活動への支援,および模擬面接における面接官2件を行った。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

 本学設置の実験装置を利用した物性物理に関する研究のテーマとして,電子スピン共鳴の実験を数年前から続行中である。この実験には,多大な測定時間を必要とするため,長期にわたる継続が必要であるので,引き続きこの実験を行う。また,他研究機関と共同で電磁気学関係の教材開発を行っている。これはI-1に示したものの一環である。

(2)点検・評価

 実験装置,機器類の整備にかかっているため,新たなデータを得ることはなかった。しかし,この種の環境整備は研究を進めていくうえで,非常に重要なことであり,今後の活用に期待される。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

 

(2)点検・評価

 担当した委員会には欠席なく出席し,その内容を教育部会にて報告した。その他については特に記載することは無い。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

 外部から依頼があって,協力可能であると判断したときは,研究,教育など他の業務・に支障のないようにその都度計画を立て協力を行う。

(2)点検・評価

 JICAから依頼された2件(中東地域小学校理数科教育改善,国別研修「アフガニスタン教授法改善」)の国内研修を本学で担当した。また,徳島県立城南高等学校のスーパーサイエンスハイスクールの講師を行った。JICAプロジェクト「アフガニスタン教師教育強化プロジェクト フェーズ2」の活動において,初等教員養成課程理科の講義資料作成に携わった。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 

 

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