自己点検・評価報告書(松川徳雄)
報告者 松川徳雄
1.学長の定める重点目標
1-1.大学教員としての教育・研究活動①
(1)目標・計画
(2)点検・評価
①講義時間の半分近くを利用して小実験・演習当にあて、各自が課題に結びついた事実を経験する機会を作った。一人で学習すべきことを教師のいるところで実際に課題解決を考えるようにしむけ、成果があった。
②留学生と日本人の混合の小人数講義であったので英語による輪読ゼミをした。日本人学生には困難かと思えたが、実際に内容を英語表現で考える事になれるとに成果があった。
1-2.大学教員としての教育・研究活動②
(1)目標・計画
①実験装置類に経年故障が多発し始め、追実験計画に困難が生じ始めた。資金的な問題ばかりでなく、最大の難点は時間である。
②研究経費を有効に使用するため、比較的経済的負担が少くすませる、教材作成教育を中心とした実践教育に主力をおく。ただし教材といっても安易・安価に済ませるのではなく、基礎となる学問的部分、実験を主とする指導を目指したい。
(2)点検・評価
①装置類の点検を改めて詳しくしたが自作装置が多く、結局再現は不可能と結論し対実験施行を断念した。メーカ製品では出来ない装置で、機能を再現するには多大な期間と資金を要する。
②担任学生の関心と能力をみて基礎的実験学習を根本的に改める教材を考え、実際に制作し実験できた。実験方法に工夫を加え1~2桁上の精度を上げることが可能とするように指導して実験指導に成果があった。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
卒業予定者の教員採用率があがり指導が楽になる一方、教員という専門職を指向した意識が強くなり始めたようである。教員という職業人のまえに、教師という市民を意識した指導を目指したい。
(2)点検・評価
担任学生の指導には意識しないでついてきたようである、個人としては意識してないようであるが指導教員の一人としてみると少なからぬ成果があったと思う。
2-2.研究
(1)目標・計画
前述のごとく実験計画に重大な齟齬を生じ、資金・時間的制約を軽視できなくなった。
①現有過去データを再評価・解析して、得られている実験結果を補完しうる方策をさぐる。
②実験機材の経年変化による機能低下を押さえるため実験機材の管理をしなおす。
(2)点検・評価
前述のごとく実験研究の継続は断念した。従って①は無意味となった。
②の作業にかかり始めたが体調が低下し継続が困難になっている。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
人員の減少によりコースでの活動が重視されるようになった。 円滑なコース運営ができることを重視する。
(2)点検・評価
年度後半に体調に変化を生じ学校運営に参加できなかった。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
コース所属でない留学生の指導を軽視できないようになってきた。とくに発展途上国からの留学生の個人差(教育歴、学問に対する姿勢の違いなど)を考慮した指導を重視する。
(2)点検・評価
大学院で指導した留学生指導には思うとおりの指導が出来たと思う。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
上述のごとく多面にわたり実験研究遂行上不具合が生じ自負すべき貢献はなかった。ただし大学の任務の一方である、教育・指導面では小中高と教育とは違った面の指導で職責をはたしていると思う。