自己点検・評価報告書（佐藤勝幸）
報告者 佐藤勝幸
1．学長の定める重点目標
1－1．大学教員としての教育・研究活動①
(1)目標・計画
(2)点検・評価
○以前の調査〔徳島県南部（海老ヶ湖）での繊毛虫の分布〕で集積したデジタルカメラ写真からゾウリムシを中心としてぺーパークラフトの試作を行った。試作種数がまだ少ないため実際的な試行には至っていないが、授業実践用や微小生物の啓蒙的なイベント用のマニュアルを作成した。今後、ペーパークラフトの種数の増加に努める。
1－2．大学教員としての教育・研究活動②
(1)目標・計画
○科研費として基盤研究（B）「教員養成大学大学院の開発途上国進出に向けての学術調査研究」を共同で進めているが，今年度も同様な科研費の申請を計画している。
○本年度もJICA事業などに積極的に参加し，外部資金の獲得に努める。
(2)点検・評価
○科研費として基盤研究（B）「教員養成大学大学院の開発途上国進出に向けての学術調査研究」の共同研究として、情報収集に努めた。
○JICA事業「中東地域小学校理数科教育改善」において、指導を行った。
○文部科学省先導的大学改革推進委託事業の採択に貢献した。
2．分野別
2－1．教育・学生生活支援
(1)目標・計画
○前年に引き続き，教育実践力を養うため，模擬授業を取り入れた授業を行う。
○特に，理科教育の特徴，小・中・高校での単元構成や今求められる教材ついてわかりやすく指導する。
○基礎的な知識や実験・観察の技能が身に付くような指導を試みる。
(2)点検・評価
○教育実践力育成のための「初等理科教育論」で模擬授業を取り入れた講義を行い，学生からも好評を得た。
○「中等理科教育論Ⅰ」をはじめ，教育実践に関する講義で教科書の内容・教材やその指導に必要な知識や技能を解説し，学生の自覚・自信を高めた。
○教師として必要な基本知識・技能が身につくような指導を十分行った。
2－2．研究
(1)目標・計画
○理科教育の授業改善に関する研究テーマで研究を進め，学会等で発表・論文にまとめる。
○コンピュータを活用した微小生物の検索や同定を支援するソフトの開発や微小生物を身近な物にする教材の作成を行う。
○学内外の研究助成金の公募に申請し，外部資金の調達に努める。
(2)点検・評価
○理科教育の授業改善のために，小学校，中学校，高等学校に登場する生物の認識度を本学大学生に対してアンケート調査し，データをまとめ，論文作成が完了した。
○コンピュータを活用した発生学に関する教材やプランクトンの観察や同定を支援するHPの作成に関する論文が完成できた。投稿に至っていない。
○科研費は継続のものを分担したが，新たな獲得はできなかった。しかし、文部科学省先導的大学改革推進委託事業を採択できた。
2－3．大学運営
(1)目標・計画
○学部教務委員，実地教育専門部会委員などの委員として，本学の運営に貢献する。
○コアカリ委員会委員として今後のコアカリのあり方を検討し，よりよい大学教育の構築に貢献する。
○特色GP実行委員会のメンバーとして貢献する。
(2)点検・評価
○学部教務委員会委員，実地教育専門部会委員やその他委員として，本学の運営に貢献した。
○コアカリ委員会委員として今後のコアカリのあり方を検討し，よりよい大学教育の構築に貢献した。
○特色GPで作成した「授業実践評価スタンダード」を活用し、「教育実践の省察力をもつ教員の養成」（協同出版）というタイトルの本の出版において分担執筆した。
2－4．附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
○附属学校教員と連携し，理科教育分野に関わる共同研究を試みる。
○大学と地域・社会との交流・連携を積極的に行い，社会貢献に努める。
○本年度も，JICA等の国際協力事業に協力する。
(2)点検・評価
○教育支援プロジェクト経費にて教材に関わる共同研究を試みた。
○第45回中国四国中学校理科教育研究会の分科会Ⅰ・Ⅱにおいて助言指導した。
○スーパーサイエンスハイスクール事業（徳島県立城南高等学校）に関わり講義を行った。
○JICA地域特設「中東地域小学校理数科教育改善」プロジェクトで指導を行った。
3．本学への総合的貢献（特記事項）
文部科学省委託事業「先導的大学推進委託事業」の採択に努め、モデルコア・カリキュラム作成と適格判定基準の調査研究をすすめいている。
