自己点検・評価報告書(平野康之)

報告者 平野康之

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

①従来から行なっている数学の研究を進展させ,結果を学会誌に投稿する。
②修士の学生と共同研究を行なうことにより,研究と教育の両面での活性化を図る。
③専門的な数学と学校数学の関連を理解し,自信をもって算数・数学の教育を実践できる教員を育成する。
④授業内容・授業方法などの授業改善について,学生の意見を聞くとともに講座の教員間で意見の交換を行ないながら取り組む。
⑤講義中あるいはゼミ中に,学生に,専門性だけでなく豊かな人間性を持って教育を行うことが重要であることを理解させる。

(2)点検・評価

①Edward Poon, Hisaya Tsutsuiと共著の論文「On rings in which every ideal is weakly  prime」がBulletin of Korean Mathematical Societyに掲載されることになった。Hong Kee   Kim, Jin Yong Kim との共著の論文 「A note on GP-injectiivity」 が Algebra Colloq. 16 (2009), no. 4, 625—629 に掲載された。また,.筒井久弥と共著の論文 「Fully k- primary rings」がComm. Algebra 37 (2009), no. 7, 2225—2235に掲載された。

②修士の学生と共同研究を行ない,研究と教育の両面での活性化を図った。

③専門的な数学と学校数学の関連を理解し,自信をもって算数・数学の教育を実践できる教員を育成するよう努力している。

④授業内容・授業方法などの授業改善については,常に学生の意見を聞くとともにコースの教員間でも議論している。

⑤講義中あるいはゼミ中に,学生に,専門性だけでなく豊かな人間性を持って教育を行うことが重要であることを話している。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

 学外の研究助成の公募に積極的に申請し,研究資金の調達に重点をおく。特に科学研究費を獲得できるように努力する。そのためには意味のある研究成果を出せるように努力する。 

(2)点検・評価

 科学研究費補助金(基盤研究 (C))を日本学術振興会へ申請したが,今年度は不採択であった。来年度の採択を目指して,一層努力するつもりである。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

①数学講座の学生(特に担任である3年生)に,合宿研修など折にふれて,教員採用に対する意識・心構えを育成し,学生が充実した勉学・学生生活が送れるように積極的に支援する。また,院生の教員採用試験の勉強の手助けを行う。

②折に触れ,自分の研究の一端や,興味あることなどを話すことにより,学生とコミュニケーションをとるとともに,知的集団としての品格のある大学の構築をめざす。

③卒業論文・修士論文の指導及び進路・学生生活に関して,自分のゼミの学生であるなしを問わず,常に学生の相談に応対し,適切なアドバイスを与える。

(2)点検・評価

①数学講座の3年生の担任として,オリエンテーションを行い,淡路島での研修旅行に行き,模擬面接を行い,教員採用に対する意識・心構えを持たせた。また,学生が充実した勉学・学生生活が送れるように常に声をかけて相談を受けた。また,院生の教員採用試験に対する質問に答え,勉強の手助けを行った。

②学生達に自分の研究の一端や,興味あることなどを話すことにより,学生とコミュニケーションをとった。

③1名の4年生の卒業論文を指導し,2名の修士1年生と 2名の修士2年生の修士論文の指導を行った。また自分のゼミの学生であるなしを問わず,常に学生の相談に応対し,適切なアドバイスを与えた。

④平成21年度もソフトボール部の顧問をしている。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

①従来からの研究テーマである「環と加群の構造」について研究成果を出し,学会誌に投稿する。

②「On rings in which every ideal is weakly prime」についてのアメリカの研究者との共同研究の結果をまとめ,学会誌に投稿する。

③学内外の研究助成の公募に積極的に申請し,研究資金の調達に重点をおく。特に科学研究費を獲得できるように,研究成果を出すように努力する。

(2)点検・評価

①松岡学と共著の論文「Finite rings and Wilson's theorem」を学会誌に投稿中である。

②Edward Poon, Hisaya Tsutsuiと共著の論文「On rings in which every ideal is weakly   prime」がBulletin of Korean Mathematical Societyに掲載されることになった。

③科学研究費補助金(基盤研究 (C))を日本学術振興会へ申請したが,今年度は不採択であった。来年度の採択を目指して,一層努力するつもりである。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

①連合大学院の自然系の副代表として,大学院の運営に貢献する。

②各種委員として学内の各種会議に出席し,職務を遂行する。

③他大学での知り合いに対し,直接訪問(あるいは研究連絡,学会等の折)もしくは電話・メールで,本校大学院へ学生への受験の勧誘をしてもらうよう依頼する。

④教員採用試験に関して学生へ援助,協力を行うことにより本学の教員採用率の向上に貢献する。

(2)点検・評価

①連合大学院の自然系の副議長,連合学校教育研究科論文集編集委員として連合大学院の運営に貢献した。

②自然系コース(数学)のコース長を務めた。また学校教育学部入試委員会委員を務めた。

③学会に大学院入試のポスター,ハンフレット,募集要項等を持参し,他大学の知り合いに本校大学院へ学生への受験の勧誘をしてもらうよう依頼した。また募集要項等を郵送し,本校大学院へ学生への受験の勧誘をしてもらうよう依頼した。

④院生の教員採用試験に対する質問に答えるなど,教員採用試験に関して学生へ援助,協力を行うことにより本学の教員採用率の向上に努めた。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

①附属小・中学校の算数・数学教員たちと日頃から緊密な関係を保ち,メールによる質問,相談を受け付け,解答,アドバイスを行う。(附属学校)

②学校数学研究会等に積極的に参加し,現職数学教員たちと現場の問題解決に向けて討議を行う。(社会連携)

③教員支援講師・アドバイザーとして登録し,機会ある毎に,学校現場で数学の話をし,教師の資質の向上を図る。(社会連携)

④JICA研修で協力する。(国際交流)

(2)点検・評価

①附属小・中学校の算数・数学教員たちと日頃から緊密な関係を保ち,メールによる質問,相談を受ける体制を確立した。2009年10月16日(金)には鳴門で懇親会も行い,自由な意見交換が行えた。(附属学校)

②学校数学研究会のホームページを更新した。また,学校数学研究会誌の発行に際して,助言し,また学校数学研究会機関誌の2回の発行により,数学教育における問題提起・解決のための討議の場を提供した。(社会連携)

③教員支援講師・アドバイザーとして登録した。2009年10月18日(日)に鳴門市「こどものまちフェスティバル」において算数紹介コーナーを設け,学生たちと共に参加した。多数の子供たちが集り好評であった。(社会連携)

④大洋州のJICA研修を講座で行い協力した。(国際交流)

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

①連合大学院の自然系の副議長,連合学校教育研究科論文集編集委員として連合大学院の運営に貢献した。

②自然系コース(数学)のコース長を務め,大学の運営に貢献した。

③大洋州のJICA研修を講座で行い協力した。

 

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