自己点検・評価報告書(齋藤 昇)

報告者 齋藤 昇

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

①学校教育の質の向上に貢献するために,学校現場の教育改善・教育実践に役立つ研究を行い,全国学会誌に1編以上,その他紀要等に1~2編投稿する。
②国際的な視点から,海外研究者と共同研究を行う。
③小・中学校教員と学校数学における教育課題について,共同研究を行う。

(2)点検・評価

①著書2編(共著),全国学会誌に7編,国際会議に1編,紀要等に14編掲載した。国際学会発表等は10件,国内学会発表は21件行った。

②タイのコンケン大学マイトレー准教授,韓国の釜山大学校金富允教授と「創造性の育成法に関する共同研究」を行った。研究成果は,現在,著書(英語)として出版するために執筆中である。また,著書「山登り式学習法入門」については,韓国語への翻訳がほぼ終わり,韓国での出版を進めている。

③公立小・中学校と連携し,教師の授業実践力を向上するための尺度開発を行った。その成果は,教育現場にフィードバックするとともに,学会で発表を行った。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

①現在,科学研究費補助金(基盤研究B(代表者),基盤研究C(分担者))を受けているが,引き続き申請する。

②学外の研究助成金の公募に積極的に応募する。 

(2)点検・評価

①科学研究費補助金基盤研究(B)(代表者)の交付(平成21年度分533万円)を受けた。

②研究分担者として,基盤研究(C)の交付を受けた。また,連合大学院(博士課程)の副指導教員として外部資金を受けた。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

①学生が主体的に授業に参加できるように発表・討論形式等を授業に取り入れる。

②授業においては,理論的な面のみでなく,具体的な教育実践例を取り入れ,学生の理解が深まるようにする。

③学生の授業内容に関する質問,進路相談等に随時応じ,学生の個性伸長を図る。

④ゼミ生が教員採用試験に合格できるように指導・助言を行う。

(2)点検・評価

①学生全員に対して,順番に発表の機会を与える等,学生参加型かつ知識創造型の授業を中心に行った。

②授業においては,理論と学校現場における具体的な実践例を結びつけ,学生の関心や理解が深まるようにした。

③学生の授業に関する質問を随時受けるとともに,学生がやる気を出すように助言・指導を行った。

④ゼミナール生が,教員採用試験に合格できるように随時指導・助言を行うとともに,学習計画の立て方,面接の方法等を指導した。数学教育分野の学部ゼミナール生5名全員が教員採用試験に合格した。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

①従来からの研究テーマ「創造性の育成法に関する研究」をまとめ,全国学会誌に投稿する。

②海外研究者と共同研究を行う。

③小・中学校教員と学習指導法に関する共同研究を行う。

④学外の研究助成金の公募に積極的に応募し,学外資金を獲得する。

(2)点検・評価

①著書2編(共著),全国学会誌に7編,国際会議に1編,紀要等に14編掲載した。国際学会発表等は10件,国内学会発表は21件行った。また,日韓数学教育セミナーで「小学校教員の算数の授業における創造性指導に関する研究」について招待講演を行った。

②タイのコンケン大学マイトレー准教授,韓国の釜山大学校金富允教授と「創造性の育成法に関する共同研究」を行った。研究成果は,現在,著書(英語)として出版するために執筆中である。また,著書「山登り式学習法入門」については,韓国語への翻訳がほぼ終わり,韓国での出版を進めている。

③公立小・中学校と連携し,教師の授業実践力を向上するための尺度開発を行った。その成果は,教育現場にフィードバックするとともに,学会で発表を行った。

④科学研究費補助金基盤研究(B)の交付(平成21年度分533万円)を受けた。また,研究分担者として基盤研究(C)の交付を受けた。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

①自然・生活系教育部長として,本学の運営に貢献する。

②大学院の定員充足に向け,各種研究会等を利用して,本学受験を働きかける。

(2)点検・評価

①自然系・生活系教育部長として,教育部の教員の意見を円滑にまとめ,大学の発展に寄与できるように努力した。

②岡山理科大学への訪問や他の私立大学への訪問を通して大学院の定員充足に努力した。その結果,県外の私立大学から2名の受験生を確保した。また,教員採用試験が不合格となった4年次生3名に受験を促した。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

①附属小学校教員と連携し,算数教育分野の共同研究を進める。(附属学校との連携)

②徳島県教育委員会,公立学校等の連携を積極的に行い,社会に貢献する。(社会との連携)

③昨年度に引き続き,JICAの国際教育協力事業に貢献する。(国際交流)

(2)点検・評価

①附属小学校教員と算数の学習指導法について共同研究を行うとともに,研究会等において指導・助言を行った。(附属小学校との連携)

②「徳島県公立高等学校等入学者選抜制度改善検討委員会委員長」及び徳島県教育委員会「高校生夢・未来育成事業」「学力向上実践研究推進事業」運営指導委員会委員,徳島県数学教育会(小・中・高・高専・大学)会長,各種研究会での指導・助言等を通して,徳島県の公立高等学校の入学者選抜制度の改善及び小・中・高等学校の学校改善に寄与した。(社会との連携)

③国際教育協力については,大洋州から9名,中東から5名の教員研修員(数学)を受け入れ指導を行った。(国際交流等)

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

①8月及び12月にタイのコンケン大学及びラオス教育省を訪問し,国際教育協力について研究打ち合わせを行った。

②自然・生活系教育部の円滑な運営及び教育部の大学運営への積極的な協力体制を確立するように努力した。

③大学院の定員充足に向け,他大学教員への働きかけ等により自然系コースの定員確保に努力した(自然系コース(数学・理科)の定員は20名であるが,教員全員が協力し,本年度20名+1名(留学生)の受験生を確保した)。

 

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