自己点検・評価報告書(立岡裕士)

報告者 立岡裕士

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

 広い視野をもち持続的に教育者でありうるような人材を養成する教育に資する研究を行う予定である。具体的には、昨年に引き続き、郷土に対する意識の表れとしての近世の地誌編纂・地理研究について調査する(当面は「日本総国風土記」および公撰地誌を対象として)。これは来年以降に近代以降の郷土調査・郷土教育に関する研究に拡張する予定である。

(2)点検・評価

 近世地誌に関する研究は基礎史料収集作業をすすめたものの、当初の構想ほどには分析が進まなかったため、発表段階に至らなかった。しかし、近代以降の郷土教育・郷土研究に直接関わるものとしての国民教育のための地理教育について研究する一環として、19C英国における地理読本の研究を行い論文にまとめた。

 また、教育実践フィールド研究との絡みで、19C後半における世界旅行記の研究に着手した。こちらも学会発表する段階には至っていないが、本年度(2010年度)の公開講座としてその成果の一部を社会的に還元する予定である。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

○科研費に応募する。

○国土地理協会の「学術研究助成」に応募する。

○福武学術文化振興財団の「歴史学・地理学助成」に応募する。 

(2)点検・評価

○科研費に応募した。

○国土地理協会の「学術研究助成」に応募した。

○福武学術文化振興財団の「歴史学・地理学助成」に応募した。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

○従来同様、授業において呈示する資料を、つとめてweb上に公開して学生の利用の便を図る。

○学生がコンピュータを利用して自ら資料(地図など)を作成する機会を作り、かつ必要に応じてソフトウェアの使用法に関する指導を行う。

(2)点検・評価

○資料の公開は必ずしも十分に行われなかった。

○「地図学概論」・「地誌学特論」「地図表現学概論」において学生がコンピュータを利用して自ら資料(地図など)を作成する機会を作り、かつ必要に応じてソフトウェアの使用法に関する指導を行った。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

○近世の地理学に関する論文を書き投稿する。

○近世の地誌に関する学会発表をする。

(2)点検・評価

○近世地誌の研究は発表段階に至らなかった。

○その一方、国民教育としての地理教育に絡み、19C英国の地理教育に関する論文を発表した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

○課せられた仕事を行う。

(2)点検・評価

○課せられた仕事を行った(大学院教務委員)

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

○徳島地理学会を通して徳島県下の地理学・地理教育の振興を図る。

○教員免許更新講習を担当する。

○遍路プロジェクトを分担する。

(2)点検・評価

○徳島地理学会を通して徳島県下の地理学・地理教育の振興を図った。

○教員免許更新講習を担当した。

○遍路プロジェクトを分担した。

○教育実践フィールド研究(社会)において、附属中学と共働した。

○大学教員派遣事業の一環として附属小学校において社会科の授業を行った(11月19日)。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 

 

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