自己点検・評価報告書（中津郁子）
報告者 中津郁子
1．学長の定める重点目標
1－1．大学教員としての教育・研究活動①
(1)目標・計画
(2)点検・評価
１．科学研究費補助金「乳幼児との情動調律が心理療法家の感受性・想像性をはぐくむ教育訓練プログラム」の分担者として、引き続き保育所での保育実習を計画・実施し、大学院生が臨床家としての基礎的な力を身につけることができるように、実習指導を行った。また、今年度は最終年度であり、その成果を研究論文にまとめたり、研究発表を行ったりした。
２．上記の研究を発展させ、２幼稚園でプレイセラピーを行った。子どもたちや幼稚園の保育の上でも成果が見られた。また、大学院生の実践力を高めることにもつながったと思われる。
1－2．大学教員としての教育・研究活動②
(1)目標・計画
１．科学研究費補助金獲得には毎年応募している。現在は、分担者として経費をいただいているが、今年度も、上記研究計画について等、積極的に、科研費の申請をしていくつもりである。
(2)点検・評価
１．前年度までの科研のテーマを発展させ、科学研究費補助金獲得に今年も応募した。
2．分野別
2－1．教育・学生生活支援
(1)目標・計画
１．学生が主体的・積極的に授業に参加できるよう、小集団での演習や話し合い等を行い参加意欲を引き出したい。
２．視聴覚機器を活用して、理解を促すように努める。
３．ロールプレイ等の実習に関しては、グループでの積極的な話し合いを促し、個々の特徴や課題が明確になるようにする。
４．学部４年生の担任として、就職に関する相談に応じたり、教員採用試験の奨励や指導をしたりし、卒業・就職に向けた支援を個々に行いたい。
５．学生が地域臨床の場に参加し、力をつけるために、様々な場の確保を行う。
(2)点検・評価
１．２．３．の目標に関しては概ね達成できた。今後もさらに各個人の成長が図られるような設問のあり方等の検討をしていきたい。
４．に関しては、教員採用試験に向けての面接の指導を行った。７人の学部生のうち５人が正規採用に合格し、２人が臨時採用となった。
５．に関しては、今年度も保育所、幼稚園、児童養護施設、子育て支援センターなどの地域臨床の場を確保し、参加を促し多くの院生が参加した。
2－2．研究
(1)目標・計画
１．前述の科研の研究テーマが最終年度のため、結果をまとめ、学会発表と投稿をする。
２．科学研究費補助金の獲得のため申請を行う。
３．前述の科研テーマを発展させ、「幼稚園でのプレイセラピー実践」が地域での子育て支援となるか検証するため、幼稚園との連携を行い、試行的な実践を行う。
(2)点検・評価
１． に関して、科研の研究テーマに関連する学会発表を２本行った。また、大学紀要へ２本投稿した。
２． に関して、科学研究費補助金の獲得のため申請を行った。３．に関して、２幼稚園と連携を行い、プレイセラピーを行った。幼稚園でプレイセラピーを行うことの有効性や必要性を幼稚園教員と共に話し合い検討した。初めての試みであったが２幼稚園共に成果は得られた。
2－3．大学運営
(1)目標・計画
１．前年に引き続き大学院入試委員として、本学の運営に貢献する。
(2)点検・評価
大学院入試委員としての業務を行い、大学院の定員確保に努めた。 また、学部生の教員採用試験に向けての指導も行った。
2－4．附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
１．今年度も、地域の委員会の委員を積極的に引き受けて、社会に貢献していきたい。
２．乳幼児健診の相談員としての活動も継続し、子育て支援に役立ちたい。
３．今年度も公開講座を企画、運営し、地域の母親の育児を支援する。
(2)点検・評価
１．に関して、鳴門市の次世代育成支援対策協議会の副会長、要保護児童対策協議会の委員及び実務者委員、幼稚園の充実・改善調査研究事業運営委員及び保育カウンセラーを引き受け、それぞれの仕事に取り組んだ。 また、教育支援講師としても幼稚園などで講演を行った。
２．に関して、佐那河内村乳幼児健診の相談員と、今年度からは、北島町子育て支援センターの相談員としても親子にかかわり子育て支援の一助になれるよう努めた。
３．今年度も公開講座を企画した。参加者は少なかったが、参加された方には子育てに非常に役立ったとの評価だった。
3．本学への総合的貢献（特記事項）
地域の協議会等の委員を引き受けたり、教育支援講師としての講演をしたりなどで社会貢献に務めた。大学院入試委員として大学運営に関わった。
