自己点検・評価報告書(阪根健二)

報告者 阪根健二

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

・今後実施予定の教職実践演習新設を鑑み、学部・院1年次の教育に一層の充実を目指す。
・民間など外部機関との連携による校外実習などの機会を作り、社会人としての市民性教育も重視する。

(2)点検・評価

①実施予定の教職実践演習新設を鑑み、学部・院1 年次の教育に一層の充実を目指すため、教職論の授業を充実させた。特に、授業規律を重点に置き、外部講師などを取り入れるなど、教職への意欲と資質向上を目指した。また、授業評価は、毎時間実施した。

②民間など外部機関との連携による校外実習の機会を作り、社会人としてキャリア向上のため、9月30日にレオマおもちゃ王国(香川県丸亀市)でのバリアフリーディーに、学生及び院生7名を参加させた。また、12月23日のキャンドルナイト企画には、60名の学生及び院生を参加させた。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

・平成20年度に引き続き、おもちゃ王国からの外部資金を獲得する。

・科学研究費補助金の申請を行い、研究の充実を図る。

・GP関連の研究充実にさらに寄与する。

・学会関連プロジェクトによる研究資金調達を目指す。 

(2)点検・評価

①民間企業(おもちゃ王国)との共同研究において外部資金を獲得し、学内でプロジェクトを立ち上げた。(外部資金30万円)

②科学研究費補助金・基盤(C)を獲得し、いじめ対策の研究に従事した。(外部資金78万円)

③戦略GP(学芸大GP)における運用モデル部会の学内代表としてし、岡山県、香川県にて講演及び研究デモンストレーションを行った。

④日本NIE学会と新聞教育文化財団との研究プロジェクトの部会研究代表者として、研究資金調達し、県内の穴吹中学校中心に、徳島新聞と協働して、研究を推進した。(外部資金 30万円)

⑤日本生徒指導学会理事(四国支部事務局長)、日本NIE学会全国常任理事として、学会活動に従事した。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

・学生が主体的に授業に参加できるような授業を工夫改善する。

・学生にとって、“教職の意義”について理解を深められるよう授業を進める。

・学生の進路,悩み等の相談に随時応じるとともに,将来社会人としての資質を養えるよう対応する。

(2)点検・評価

①学生が主体的に授業に参加できるような授業を工夫改善している。

②学生にとって、“教職の意義”について理解を深められるよう授業を進めている。

③学生の進路,悩み等の相談に随時応じており、そういった学生中心にレオマプロジェクトを立ち上げ、子どもの遊びについて自主的な研究活動の機会を与えている。

④1年次合宿、2年次合宿の講演を行い、学生支援に貢献した。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

・これまで継続しているおもちゃ王国との共同研究を継続させ、学外資金の調達を行う。

・現在の教育課題に関する科学研究費補助金の申請を行い、採択にかかわらず教育現場に即した研究の充実を図る。

・関連書籍の執筆を行うなど、研究成果を内外に広く公表する。

(2)点検・評価

①民間企業(おもちゃ王国)との共同研究を継続させており、学外資金を調達した。(前掲)
②現在の教育課題(いじめ防止)に関する科学研究費補助金の申請を行い、採択された。(前掲)
③数種の関連書籍の執筆を行っている。学校危機管理の書籍(教育開発研究所)の編者として刊行し、大手書店のフロアー週間ランキングで上位を獲得した 。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

・地域連携センターにおいて、学校や教育委員会を含めた地域連携の職務を果たしていきたい。

・県教委などからの派遣者数の確保を目指し、各地への講演活動を積極的に受け入れ、これによって大学広報などに寄与したい。

・教職実践演習、文部科学省の戦略的大学支援GPなどで大学運営に貢献する。

(2)点検・評価

①地域連携センターにおいて、学校や教育委員会を含めた地域連携の職務を果たした。特に、鳴門市との関係を強化した。

②公開講座をマスコミと協働し、徳島駅前会場にてサテライトで開催した。

②県教委などからの派遣者数の確保を目指し、各地への講演活動を積極的に受け入れ、これによって大学広報などに寄与している。その結果、香川県教委からは昨年より1名派遣が増加した。

③教職実践演習、文部科学省の戦略的大学支援GP などで大学運営に貢献した。

④学内FDにて、公開授業(学校危機管理研究)を行った。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

・附属学校のみならず、近隣学校と連携して、各学校の課題についての解決を図るための支援を行う。

・民間企業、マスコミとの連携を図り、本学の活動について、広報等に寄与したい。

・学生支援機構などの留学生関連の行事などに貢献する。(JASSO関連)  

注)学生支援機構などの留学生関連の行事などに貢献する。(JASSO 関連) 年度当初予定されていた留学生関連のJASSO行事が、国の事業仕分け(予算削減)により中止されたため、この項目を削除する:中間報告にて報告済)。

(2)点検・評価

①附属学校のみならず、近隣学校と連携して、各学校の課題についての解決を図るための支援を行っており、現在は美馬市立穴吹中学校、徳島市立北井上小学校には定期的に介入支援した。また、鳴門市教育研究所とは、情報教育関係のプロジェクト研究を合同で実施し、情報関係のDVDを作成した。

②国立教育政策センター調査協力委員、岡山県生徒指導推進協議会委員長、香川県有害情報関連会議会長、徳島県教委地域本部等の各種委員会に参画した。

③各地での講演活動を行い、その間に本学のパンフレットを約5,000部配布出来た。

④マスコミとの連携を図り、本学の活動について広報に寄与するため、毎日新聞連載のコラムを継続して執筆している。また、徳島新聞など県内マスコミとの連携を図った。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 以上、外部資金の獲得、定数確保、大学広報、社会貢献を重点に職務を遂行し、その多くを完遂した。実務家教員ではあるが、研究活動・学会活動にも尽力し、科研費を獲得できた点が今年度の大きな貢献である。特記事項として、全国の広報関係者向けの業界誌である「広報会議」から、昨年11月号「大学の広報特集」の座談会(青山広報会議)に急きょ出演依頼あり、この機会に、鳴門教育大学の大学組織についての宣伝となるように対応した。全国に掲載誌が発売された後、各地から反響があり、全国広報の威力を感じたことをここに付け加えておきたい。

 

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