自己点検・評価報告書(谷村千絵)

報告者 谷村千絵

1.学長の定める重点目標

1-1.大学教員としての教育・研究活動①

(1)目標・計画

 筆者が日常的にかかわる大学院生の多くは、他大学から本学大学院に進学したトレートマスターである。大学院進学後にも進路に関する悩みや葛藤と格闘していくが、そのプロセスを、教職を目指す上で、あるいは学生自身の人生において意味のある悩みや葛藤であると理解し支えることが、教育大学の教員としての自分の役目であると考える。本年度は、教育計画として、担当授業内容において、教育哲学・教育人間学の知見を拠り所として、他者とのコミュニケーションの難しさ、生きる上での悩みや葛藤などと教育はどのように向き合うことができるのかというテーマについて、学生とともに考える授業を展開する。

(2)点検・評価

 21年度は、産児休暇、育児休業を取得したが、予定の3週間ほど前から緊急入院したため、教育に従事できたのは前期の5月12日までとなり、授業回数は数回であった。そのため、授業を通しての結果の達成は十分なものとならなかったが、担当時間において目標・計画に挙げた事項に従って、可能な限りの努力を行った。また、この間のゼミ指導においても、修士論文の指導に加えて、進路相談・指導を上記の点に留意して行った。

 

1-2.大学教員としての教育・研究活動②

(1)目標・計画

 5月末より産休、引き続いて3月末まで育休を取得する予定にしているので、今年度の科研費申請は行えない。来年度の申請に向けて、研究の構想を練るなどの準備を行う。 

(2)点検・評価

 予定通り育児休業中であったため、科研費の申請は不可能であった。研究についてもほとんど時間が充てられなかったが、休業中に研究の構想を考える努力は行った。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

 教育について、担当授業では、学生のディスカッションを多く取り入れ、受講生が自身で考える習慣を養っていく。修士論文指導においても同様に、学生が自分で考えることを尊重すると同時に、そのためにも勉強・研究の必要性を理解できるように、指導していく。 学生生活支援については、学生の悩みや葛藤を意味あるものとして理解し、支えていくとともに、教員採用試験の準備や就職活動の準備において、できるだけの援助(小論文指導など)を行う。

(2)点検・評価

 上に記した理由により、教育・学生生活支援にかかわった時間はごく限られたものとなったが、目標・計画に挙げた事項に従って、可能な限りの努力を行った。ゼミ指導においても、修士論文の指導に加えて、教員採用試験対策として面接の練習、進路相談・指導を上記の点に留意して行った。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

 5月から3月まで、産休・育休をとる予定なので、まとまった成果が出せるような研究は中断せざるをえないが、今後の準備のための資料収集や研究の構想を考えることは継続して行う。

(2)点検・評価

 まとまった成果が出せるような研究は予定通りできなかったが、来年度出版予定のテキスト編集・執筆の準備に取りかかった(共編)。今後の準備のための資料収集や研究の構想を考えることは継続して行った。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

 担当した委員会等の職務を責任もって果たす。

(2)点検・評価

 休業に入るため、委員会を担当しなかった。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

 フレンドシップ2009春(アメリカ合衆国の大学との交流事業 5月開催予定)にできるだけ参加し、活動を支援したい。

(2)点検・評価

 新型インフルエンザの流行により、フレンドシップ授業は中止となった。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

 特になし

 

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