地域連携センター
記載責任者 地域連携センター所長(命) 大石 雅章
<人文・社会系教育部 教授>
<人文・社会系教育部 教授>
(1)教員名簿
氏名 | 職名 | 専門分野 | 氏名 | 職名 | 専門分野 |
---|---|---|---|---|---|
梅澤 実 | 教授 | 教師教育,国語教育 | 清水 茂 | 教授 | 実地教育・教育実習研究,人権・同和教育研究 |
豊成 哲 | 准教授 | 認知心理学,教育工学 | 藤原 伸彦 | 准教授 | 認知心理学,教育工学 |
*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。
客員研究員
氏名 | 職名 | 専門分野 | 氏名 | 職名 | 専門分野 |
---|---|---|---|---|---|
岩久保 和義 | 客員 研究員 |
元鳴門市第一小学校長 | |||
Tahseenullah Khan | 外国人 客員 研究員 |
パキスタン 石油天然資源省 地質調査所 |
Hassan Ali Eliwa Ibrahim | 外国人 客員 研究員 |
Minufiya大学教授 |
Mohammad Zafar | 外国人 客員 研究員 |
バーリア大学 助 教授 |
(2)センターの活動状況,今後の課題等
1.概 況
地域連携センターは,鳴門教育大学学校教育学部,鳴門教育大学大学院学校教育研究科,各種教育関係機関,地域社会との密接な連携のもと,学校教育に関する諸課題の解決に資することを目的に設置されている。本センターでは,地域連携分野,実地教育分野の活動に取り組んでいる。
詳しくは,各分野の活動状況を参照のこと。
詳しくは,各分野の活動状況を参照のこと。
2.地域連携分野
(ア)附属学校園との連携推進と共同研究
- 教育実習における実習生の評価基準について,実践的研究を進めた。
- 附属学校園における授業研究会・校内研修会へ参加・支援を行った。
(イ)公立学校との連携の推進
- 鳴門市と大学との連携の成果と課題について率直な意見を交換し,鳴門市と大学の連携及び共同研究の課題を明確にした。
- 「あわ教育ネットワーク通信」第16号を編集・発行し,鳴門市内公立小・中学校教員及び附属学校園教員などへ配布した。
第16号(2007年9月6日)発行通常学級の中の特別支援―個別の教育支援計画と個別(著者 井上とも子) - 公立学校や教師個人の依頼に応じて指導・助言を行った。
- 教育実践に役立つ資料を収集することによって,「教育実践交流室」の充実を図った。
(ウ)地域連携の企画・運営
- 鳴門市教育用コンピュータ活用推進委員会の委員として,鳴門市教員のコンピュータ活用の力量向上支援を行った。また,情報ハンドブック第9集の編集を行い,3月に発刊した。教員のコンピュータ活用能力向上のために,コンピュータを使用した実践事例等を掲載した。
- 徳島県総合教育センター及び鳴門市教育委員会とともに「鳴門教育大学地域貢献事業」を推進した。
- 「教員研修に関する専門部会」のもとに,プロフェッショナル・ラーニング・コミュニティーリーダーとしての資質力量育成を目指した10年次経 験者研修のプログラムを開発した。委員会の構成は,徳島県総合教育センターと,各市教育委員会及び,本学の教員で組織されている。
(エ)教育研修及び教育事業の企画・運営
- 「あわ教育ネットワーク」の活動として,現職教員向けの研修会を、鳴門市教育用コンピュータ連絡推進協議会との共催で行った。
- 鳴門教育大学学校教育研究紀要第22号の編集,発刊を行った。
(オ)「客員研究員研究プロジェクト」の推進とセンター紀要等各種広報資料の作成・配付
- 客員(国内)(外国)研究員研究プロジェクトの公募と選定に関わる事務作業を行った。
- 地域連携センターのホームページを管理・運営した。
(カ)実地教育分野との連携
- 実地教育・附属校実習・協力校実習・教員インターンシップについて指導した。
3.実地教育分野
(ア)実地教育に関する企画・推進
- 実地教育に関するカリキュラムの立案
平成17年度入学者対象の新カリキュラムにある科目「ふれあい実習」「附属校園直前観察実習」「附属校園実習」「附属校園事前事後指導」及び平成16年度以前入学者対象のカリキュラムにある科目「実地教育Ⅶ」~「実地教育Ⅹ」におけるそれぞれの重点目標の達成をめざし,実施内容,実施方法,実施時期,実施場所,担当責任者等に検討を加えて年間全体計画を立案し,実地教育専門部会に提案してきた。その際,上記各科目のねらいの明確化と体系化とを常に心がけるとともに,前年度の成果と課題とを明らかにし,課題解決の為の方策を練り上げることに努めてきた。特に,本年度から学部3年生対象の「附属校園直前観察実習」「附属校園実習」「附属校園事前事後指導」が開始するため,昨年度から検討してきたカリキュラムについてについて実地教育専門部会で確認の上,実施した。また,来年度より,従来「実地教育Ⅶ」という名称で実施されていた鳴門市小・中学校での実習が,「教員インターンシップ」と名称を変え,必修科目から選択科目となる。それに伴って,実習内容を再検討し,鳴門市教育委員会,校長会に諮った。 - 実地教育に関する行事の具体的実施計画の立案
実地教育に関する行事の具体的実施計画を立案するとともに,学部生及び平成17年度より導入された長期履修院生に対する事前指導の徹底を図ることにより,それらの活動の充実と推進とに努めてきた。特に,本年度より,長期履修学生が板野郡内の3町(松茂町,北島町,藍住町)において実習を受けることとなったため,長期履修学生支援アドバイザーと協力して,実習前には各町教育委員会,校長会及び小・中学校との間での調整を行い,また実習時には実習校を訪問するなど,その円滑な実施に努めた。
(イ)実地教育の指導と評価
- 実地教育の指導
A 実地教育関係授業の担当
実地教育関係の授業を担当し,本学実地教育の充実に努めてきた。実地教育分野担当教員として直接指導を行った授業科目は,以下のとおりである。
1)ふれあい実習
2)附属校園直前観察実習
3)附属校園事前事後指導- 課外における事前指導(オリエンテーション)では,それぞれの実習のねらいと学習時の観点,記録の取り方等を指導するとともに,実習生(活動に参加する者)として保持すべき心がまえの徹底を図ることに努めてきた。事前指導欠席者に対しては,別枠補講を実施し,遺漏無きように努めてきた。
- 教育実習の事中指導としては,実習生の不適応行動や病気・事故等に起因する問題に対し個別指導・支援活動を行い,実習生が本務に専念しやすい状況づくりに努めてきた。
- 交流実習や観察実習では,終日行動を共にし,その場に即した指導・助言を行うことにより,実習の実が上がるように努めてきた。
- 教育実習において問題が生じた学生に対しては,進路保障の観点に立ち,実習後に個別指導を行い,問題解決に当たるとともに,実習生受け入れ校への謝罪訪問を重ね,協力関係を損なうことのないように努めてきた。
- 実地教育の評価
- 実地教育専門部会の委員とともに,教育実習生の評価を実施してきた。
- 実習生全員の「気づき・感想カードやレポート・実習記録」に目を通し,担当者としての気づき・コメントを教員からのメッセージとして返すことにより,学部生との対話に努めてきた。さらに,実地教育関係の授業及び行事の成果と問題点の把握に努め,今後の在り方を考えていくための基礎資料の集積を図ってきた。
(ウ)実地教育関係諸機関との連絡・調整
平成19年度における実地教育諸機関としては,附属学校園,鳴門市内教育実習協力校園,徳島県教育委員会,鳴門市教育委員会,徳島県社会福祉協議会,介護等体験受け入れ施設等が挙げられる。関係諸機関との交渉を密にし,連携を深め,本学とのパートナーシップを強めるために,以下のような活動を行ってきた。
- 附属校園とは,連絡を密にし,ふれあい実習,附属校園直前観察実習,附属校園実習,実地教育Ⅷ(副免実習)の実施内容・実施方法等,運営の仕方等についての協議を深めてきた。特に,実習生の問題行動には,密接な連携活動のもとに対処してきた。
- ふれあい実習・協力校実習に関しては,鳴門教育大学・鳴門市教育実習連絡協議会において,実習への理解と協力とが得られるように努めるとともに,実習校(小学校18校,中学校6校,幼稚園17園)を訪問し(開始時と終了時は,実地教育専門部会委員,終了後は,実地教育分野担当教員),実習校との協力関係の強化を図ってきた。これらとは別に,問題行動が生じた学校には,事後処理のために訪問を重ねてきた。
(エ)実地教育の教育実践資料の収集と利用
- 「協力校実習の手引き」を作成・改訂し,教育実習に活用してきた。
- 他大学の研究紀要等を収集し,考察を加えることにより,実地教育カリキュラム作成の参考としてきた。
(オ)教員インターンシップの企画・推進と関係諸機関との連絡・調整
- 平成20年度教員採用試験合格者及び平成19年度徳島県臨時教員候補者登録制度への登録を予定している学生を対象にした,鳴門市幼稚園,小・中学校において教員インターンシップの企画し,鳴門市教育委員会をはじめとする関係諸機関と連絡・調整を行った。
(カ)介護等体験実習の実施と推進
- 介護等体験実習の事前・事後指導を実施し,実習の成果が,実地教育カリキュラムと有機的に結びつくように努めてきた。
- 介護等体験実習受け入れ施設との協力関係を強化するために,実地教育専門部会委員との協力体制のもと,すべての施設を訪問してきた。
4.客員研究員研究プロジェクト
(ア)プロジェクトのメインテーマ
変動社会における生涯学習及び教師教育の研究
変動社会における生涯学習及び教師教育の研究
-鳴門市教育委員会及び鳴門市教育研究所と大学の連携による教育実践と教員の資質・能力の育成に関する研究-
変動社会における生涯学習及び教師教育の研究
-鳴門市教育委員会及び鳴門市教育研究所と大学の連携による教育実践と教員の資質・能力の育成に関する研究-
(イ)国内客員研究員研究プロジェクト
- 鳴門市教育委員会及び各学校と鳴門教育大学との連携一本化による教育課題解決に関する研究
- -教員インターンシップ及び教職員大学における教師の力量形成についての具体的方策に関する研究-
客員研究員
岩久保 和 義 鳴門市第一小学校校長,鳴門市小学校校長会会長
研究組織
梅 澤 実 地域連携センター教授・研究代表者,他研究分担者5名
(ウ)外国人客員研究員研究プロジェクト
- 変動社会における生涯学習及び教師教育-地震多発国(パキスタン)の大学における地学教育の研究-
- 客員研究員
Tahseenullah Khan(タシーンウラ カーン)パキスタン石油天然資源省地質調査所
研究組織
村田 守 自然系(理科)教育講座教授・研究代表者,他研究分担者2名 - 変動社会における生涯学習及び教師教育-エジプトと日本の地学教育の比較-
- 客員研究員
Hassan Ali Eliwa Ibrahim(ハッサン アリ エリワ イブラヒム)Minufiya大学
研究組織
村田 守 自然系(理科)教育講座教授・研究代表者,他研究分担者2名 - 変動社会における生涯学習及び教師教育-パキスタンと日本の大学地学教育の比較-
- 客員研究員
Mohammad Zaf(モハマド ザファル)Bahria大学
研究組織
村田 守 自然系(理科)教育講座教授・研究代表者,他研究分担者2名
5.学校教育研究紀要
学校教育研究紀要第22号
平成20(2008)年2月15日に紀要124頁,あゆみ5頁,計129頁で460部発行
原著論文 18編を掲載
紀要編集委員会
例年通り,査読を行った。
紀要編集委員会委員(敬称略)
梅澤 実
豊成 哲
藤原 伸彦
清水 茂
平成20(2008)年2月15日に紀要124頁,あゆみ5頁,計129頁で460部発行
原著論文 18編を掲載
紀要編集委員会
例年通り,査読を行った。
紀要編集委員会委員(敬称略)
梅澤 実
豊成 哲
藤原 伸彦
清水 茂
最終更新日:2010年02月17日