言語系(英語)教育講座

記載責任者 太田垣正義

◇教員名簿

氏名職名専門分野 氏名職名専門分野
伊東治己 教授 英語教育 太田垣正義 教授 英語学
前田一平 教授 米文学 藪下克彦 助教授 英語学
山森直人 助教授 英語教育 ブラッドリー バーマン 助教授  
夫明美 講師 英語学

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院の学生定員の充足

(1)目標・計画

  学部学生に大学院進学を勧める。また、卒業生で教職に就いている者に大学院入学を案内する。
  公開講座の受講生に大学院を案内し、入学を勧める。現職教員対象の研修会・講演会、及び他大学へ集中講義などに講師としておもむく折に本学大学院を宣伝し入学を勧める。
  講座ホームページを通した広報活動を実施する。

(2)点検・評価

  • ゼミ、講座内の学会「鳴門教育大学英語教育学会」の年次大会やニューズレターを通じて、学部学生および教職に就いている卒業生に大学院入学を勧めた。その結果、学部から1名、卒業生から1名が受験し入学した。
  • 公開講座「小学校英語教育へ一歩ふみだすために」、アデレード大学語学研修、各地での講演会、講座ホームページにおいて大学院の紹介に努めた。アデレード大学語学研修参加者の中から1名が本学大学院に入学した。

1-2.教員採用率の向上

(1)目標・計画

  平素の授業やワークショップにおいて、教員採用試験対策となるような英語学力をつけさせるよう工夫する。
  就職支援に関するプログラムに積極的に協力し、学生に参加するよう促す。
  学生に複数の都道府県を受験することを勧め、教員採用率60%を目指す。
  言語資料室に教員採用情報コーナーを設置する。

(2)点検・評価

  • 教員が個々に授業やワークショップにおいて、教員採用試験をにらんで、学生の英語基礎力を向上させるべく指導した。
  • 就職支援プログラムへの参加を促し、講座教員が面接委員も担当した。
  • 複数の都道府県の受験を勧め、大阪府2名、神奈川県1名(延べ3名)の合格があった。また、臨時採用として徳島市1名、広島市1名が確認できている。上記合格者3名はいずれも採用を辞退して、別の進路を選択したので、実質の採用率は25%(8名中2名)となり、目標の60%に達しなかったが、採用試験の合格者を算入すると62.5%(8名中延べ5名)となる。
  • 教員採用情報コーナーの設置について講座会議で検討を重ねた。資料と学生の声の収集も実施した。しかし、空き研究室2室を他講座の助教のために明け渡し、大量の備品や資料や機器を言語資料室で保管することを余儀なくされたので、情報コーナ設置のためのスペースが確保できない状態である。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  英語コミュニケーションは英語ネイティブスピーカーが担当し学生に英語運用能力を身につけさせるようにする。
  英語リーディングをTOEIC対策とし、教員採用試験や就職試験に役立つ英語学力を養成するようにする。
  また、英語科コースの学生に対しては、補償教育を含め、学生の英語学力の伸長を目指す。
  オフィスアワーなどを利用し、学生が充実した勉学生活を送ることができるよう講座の環境を整える。

(2)点検・評価

  • 授業科目「英語コミュニケーション」は、非常勤講師を含め可能な限りネイティヴ・スピーカーによる授業を実施した。開講全21クラスのうち17クラスで実施、すなわち80.95%の実施である。学生の英語運用能力育成の一環として、STEP(英検)のテストを用いてクラス分けを実施した。このテストの実施は徳島新聞紙上で紹介された。
  • 授業科目「英語リーディング」の後期クラスはすべてTOEIC対策とした。
  • 英語科コースの学生に英語の補償教育を実施をするべく、実現段階にこぎつけるまで具体的な検討を重ねた。
  • オフィスアワーやe-mailを利用した学生指導について環境を整備し、学生への周知を図り、研究室を学生にとって利用しやすい環境にするよう努力した。

2-2.研究

(1)目標・計画

  教員各自の研究テーマを探究できるよう講座の教員間で協力する。
  共通テーマを設定し、共同研究及び共同プログラムを推進する。

(2)点検・評価

  • 教員の海外出張が多かったことと、内地研究に出た教員がいたこともあって、それぞれの本務における職務内容を他の教員が補うなど講座で研究を支援した。
  • 共同研究やプログラムについては、公開講座「小学校英語教育へ一歩ふみだすために」の実施、フィンランドより小学校教員を招聘してシンポジウムを実施、連合研究科共同プロジェクト(プロジェクトG)「初等教育段階における系統的英語教育に関わる教師教育プログラムの協同的開発―連合大学院の特性を活かした学校教育実践学構築のモデルとして―」への参加などがあった。また、鳴門教育大学英語教育学会の年次大会でシンポジウム「小・中・高の連携を考える」を実施し、県内の英語教員による小・中・高の英語教育連携について協議し、地域の英語教育に貢献した。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  各自担当する各種委員の職務を遂行し、大学運営に協力する。 
  国際交流の分野でできることがあれば積極的に参加協力を行う。

(2)点検・評価

  • 教員各自が担当する委員会の職務を中心に、大学運営に尽力した。
  • 国際交流については、授業科目「英語コミュニケーションV」に相当するアデレード大学での研修を企画運営し、これを教員1名が引率して実施した。オーストラリアの中等学校へ英語コースの学生を日本語TAとして派遣した。韓国の京仁教育大学校へ派遣留学および招請留学として英語コースの学生2名を留学させた。第2回日中教師教育学術研究会を企画運営に参画し、研究発表をおこなった。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  公開講座を開催する。附属学校との連携は、初等中等教科教育実践I,II,や実地教育を通して行うとともに、講座からも附属学校への貢献を行う。
  また、教育支援講師派遣制度に講座として積極的に取り組み、地域との連携を強化する。
  海外の研究教育機関との共同研究・事業を推進する。

(2)点検・評価

  • 公開講座「小学校英語教育へ一歩ふみだすために」を実施し、22名の参加者があった。
  • 附属学校との連携については、教育実践研究で附属学校の課題に関して共同研究を行ない、研究発表会において協力し、LFタイムの授業を実施した。
  • 教育支援講師3名を派遣した。
  • 複数の教育委員会主催の教員研修講座に教員を派遣した。
  • 海外の研究教育機関との共同研究としては、フィンランドのユバスキュラ大学の教員との共同研究に参加し、中国の首都師範大学との共同研究を進めた。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  • 国際交流協定校に英語コースの学生2名を派遣し、本学の国際交流に貢献した。
  • 大学院修士課程の学生に連合大学院博士課程進学を勧め、鳴門教育大学では1名のみとなった平成19年度入学者を英語コースから進学させた。
最終更新日:2010年02月17日

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