授業開発講座

記載責任者 田中淳一

◇教員名簿

氏名職名専門分野 氏名職名専門分野
伊東正貴 教授 教育内容・教育課程編成法 小野瀬雅人 教授 授業研究論・教授学習心理学
田中淳一 教授 認知教授学習論,認知脳科学 川上綾子 助教授 教育工学・認知心理学

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

◇自己点検・評価

1.学長の定める重点目標

1-1.大学院の学生定員の充足

(1)目標・計画

大学院の定員充足のため以下の方策を行い,受験を勧誘する。

  1. 毎年発行している「講座だより」をより充実させ,講座の修了生に送付する。
  2. 公開講座(「学ぶこと・教えること」を科学する)を実施し、その際に本学大学院及び本講座の紹介を行い,受験を勧める。
  3. 本学開催の大学院説明会に全教員が参加し本講座の説明を行うと同時に,大学院生の協力により大学院生活等を紹介することで受験を勧める。
  4. 各教員が参加する学会において広報活動を行う。
  5. 出張等の際に,積極的に大学訪問を行い,本学への受験を呼びかける。
  6. 講座のホームページをより充実させ,積極的な情報発信を行う。

(2)点検・評価

  上記の「目標・計画」に従い,講座として以下のような取り組みを行った。結果的には、合格者は9名(入学者は8名)であり、15名の入学定員を満たすことができず,さらなる努力を必要とするが,入学生の中には大学院説明会での本コース懇談会への参加により受験を決めた者もおり,下記の取り組みは一定の成果があったものと考える。

  1. 広報活動と修了生のネットワーク作りを兼ねている「講座だより」を,7月上旬に,大学院募集要項・案内パンフレットと共に講座修了生340名余りに送付した。
  2. 公開講座(「学ぶこと・教えること」を科学する)を7月28日に実施し,受講者に対し本学大学院及び本講座の紹介を行った。
  3. 本学開催の大学院説明会(5月27日)に全教員が参加者し,コース別懇談会の参加者に対し講座の教育研究活動に関する説明を行うと同時に,大学院生にも協力を依頼し,学生の立場からの研究・講義・学生生活等についても説明を行い,受験を勧めた。
  4. 各教員が,自身が参加する学会(日本教育心理学会,日本教育工学会,全日本教育工学研究協議会,他)において広報活動を行った。
  5. 兵庫県,高知県,和歌山県等への出張の際に大学訪問を行い,本学の紹介をし,受験を呼びかけた。
  6. 講座のホームページについて,新たな情報を追加して更新し,積極的な情報発信に努めた。

 

1-2.教員採用率の向上

(1)目標・計画

  1. 本講座は,人間形成講座,学校改善講座,教育臨床講座とともに,学部小学校教育専修の学校教育コースの学生の指導に当たっている。これらの講座教員,特にコース長と各学年担任との連携を密にとり,教職への意欲を喚起することに努め,教員採用試験の受験者の増加を図る。
  2. 講座全体で本講座に所属する教員養成プログラムの大学院生全員の教員採用試験合格(平成19年度以降)を目指し,講座全体で協力し,指導に当たる。

(2)点検・評価

  1. 小学校教育専修学校教育コースの内,本講座の所属教員がゼミの指導にあたった4年生2名は,両名とも,教員採用試験に現役合格した(合格率100%)。このことは,教員採用試験直前対策指導の結果と考えられ,今後も継続したい。
  2. 本講座に所属する教員養成プログラムの大学院生1名が,本年,兵庫県の教員採用試験に合格し,採用された。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  1. 各教員が、授業改善の取り組みを積極的に行う。
  2. 大学院「課題研究I」の前半は講座教員全員で担当し,その後指導教員への配属を行うことで,本講座の指導原則である各学生の希望を全面的に生かした指導体制を堅持する。
  3. 修士論文の構想発表会や中間発表会を開催し,講座教員全員が協力して指導できる体制をとる。
  4. 指導教員以外でも,学生の相談に応じる体制をとる。
  5. 講座再編後の大学院生の指導体制を検討する。

(2)点検・評価

  1. FD推進事業「学部授業改善のためのFDワークショップ」に参加し,意見交換を行った。
  2. 「課題研究」は,4月から6月にかけて全教員が担当した。その後,7月上旬に院生の希望する研究題目及び指導教員の希望調査を行い,その結果にそって指導教員を決定した。
  3. 修士論文の構想発表会(1年生対象:平成19年1月8日開催),中間発表会(2年生対象:平成18年5月13日及び9月6日開催)を講座教員と院生が全員参加して行い,各院生の研究への指導助言を行った。
  4. 講座会議において,指導教員より院生の指導状況等について報告すると共に,講座全員の協力で対応を考えた。
  5. 平成20年度の講座再編後に,旧授業開発コースに所属している院生の指導体制について,講座会議で検討し,計画を立てた。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

  講座教員各自が,科学研究費補助金等の外部資金調達のための申請を積極的に行う。

(2)点検・評価

  講座教員各自が,下記のような外部資金調達のための申請を行った。

  • 平成19年度納豆研究奨励金(研究代表者)(採択決定)
  • 科学研究費補助金・基盤研究(C)(研究代表者)
  • 科学研究費補助金・基盤研究(B)(研究分担者)

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

講座教員各自が,委員として学内の各種会議に出席し,職務を遂行する。

(2)点検・評価

講座教員各自が,下記のような学内の各種委員会委員等を務め,大学運営に貢献できた。

  • 改革推進委員会委員
  • 教員養成専門職大学院検討部会委員
  • 就職支援委員会委員(副委員長)
  • 学生支援委員会委員
  • 学術研究推進委員会委員
  • 安全管理委員会(副委員長)
  • 衛生委員会委員
  • 臨床研究倫理審査委員会委員
  • 大学院入学試験委員会委員

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 講座教員各自が,附属学校の研究発表会等に積極的に出席し,意見交換・助言等を行う。(附属学校)
  2. 公開講座(「学ぶこと・教えること」を科学する)を実施する。(社会連携)
  3. 教育支援講師・アドバイザーとして要請があれば,小・中・高等学校等に出向き,助言等を行う。(社会連携)
  4. 外国人留学生・教員研修留学生の受入れの要請があれば,講座全体として,指導,支援を行う。(国際交流)

(2)点検・評価

  上記の「目標・計画」に従い,下記のような活動を行った。

  1. 附属小・中学校の研究発表会等に出席し,助言等を行うとともに,附属学校教員と連携し,生活学習分野について協同研究を進めた。(附属学校)
  2. 公開講座(「学ぶこと・教えること」を科学する)を本学にて7月28日に実施した。(社会連携)
  3. 教育支援講師・アドバイザーとして下記の務めを果たした。(社会連携)
    * 美波町立日和佐小学校での校内研修会の講演。
    * 小松島市坂野小学校での校内研修会の講演及び授業研究会の講師。
  4. 外国人留学生を2名受入れ、指導、支援を行った。(国際交流)

  以上の他,社会との連携に関する取り組みとして下記の活動も行った。

  • 10年目教員研修講師
  • 徳島県看護師協会講師
  • 鳴門市教育用コンピュータ活用推進協議会委員
  • 熊本県立教育センター共同研究推進員
  • 浜松市白脇小学校校内研修会講師
  • 第4次徳島市総合計画市民会議委員

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  今年度は特に,下記の点で本学に貢献できたと考える。

  • 教職大学院創設に際しての検討にあたり,中心的な役割を果たしてきた。
  • 重点目標でもある学生の就職指導では,講座教員が就職支援委員会副委員長として,大阪市・府,京都市・府の教育委員会を訪ね,教員採用状況の情報を得た。また教員採用試験に向けて学部3年次合宿研修,課外活動で模擬授業・模擬面接等を実施する等,本学の就職支援活動に貢献した。
  • 本学動物実験指針の改正を行うにあたり,講座教員が改正案の作成・審議等を行うとともに,「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」等に関する説明会(11月13日開催)に,本学代表として参加し,新たに動物実験指針の改正に着手した。
  • 附属学校との連携として,「はぐくみ総合」の授業(小学校,2年生全クラス対象,3時間分)や,LFタイム講師(中学校,全生徒対象,1時間分)を担当し,附属学校への支援を積極的に行った。

 

最終更新日:2010年02月15日

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