令和6年度優秀教員表彰(ベストティーチャー賞)
概要
鳴門教育大学は10月1日、令和6年度の優秀教員として佐々木晃教授、佐藤美智子特命准教授の2名を表彰した。
優秀教員表彰は、教育・学生生活支援、研究等において優秀な教員に対し毎年度実施している制度。佐々木教授は、
2022年4月に幼児教育コースに着任し、豊富な実務経験と高度な専門性をもとに、教員志望の学生・院生、及び
現職教員の院生を精力的に指導してきた。特に、教職大学院遠隔教育プログラムでは多数の院生の学修指導に先導的に
取り組み、実習校への丁寧な訪問を実施するなど併走型指導を実践している。佐藤特命准教授は、英語科教育コースに
所属し、小学校外国語教育に関する教育と研究を行い、実践力を備えた教員育成に精力的に携わってきた。特に、
小学校英語教育センターにおいて、県内外の教員研修会等で講師を務めながら、地域のニーズに合ったセミナーや
シンポジウム等の企画・運営に中心的に携わる等、小学校英語教育のリーダー育成に貢献している。これらの実績が
それぞれ評価された。
表彰式では、受賞者から、これまでの謝辞や教育研究への思い、今後の抱負等が述べられた。
受賞者の業績や教育・研究手法は広く公開し、学内教員の資質向上に繋げていくこととしている。
(左から田中理事、梅津理事、佐々木教授、佐古学長、佐藤特命准教授、美馬理事、菊池事務局長)
受賞者の紹介
優秀教員表彰(ベストティーチャー賞)
氏名 | 佐々木 晃 教授 |
所属専攻 |
高度学校教育実践専攻 |
所属コース |
幼児教育コース |
写真 | |
受賞理由 及び 優れた教育手法 |
佐々木晃氏は、2022年4月に鳴門教育大学附属幼稚園園長から配置換により教授として幼児教育コースに着任し、専門は幼児教育学、保育実践学である。 氏は、豊富な実務経験と高度な専門性をもとに、教員志望の学生・院生、及び現職教員の院生への教育と研究指導に携わってきた。同年度に開設された教職大学院遠隔教育プログラムでは、主に「幼児教育マネジメント演習」や「園の組織マネジメントの理論と実践」を担当し、多数の院生の学修指導に先導的に取り組み、実習校への訪問を丁寧に行うなど、併走型指導を実践している。 また、全国各地から依頼される講演会や研修会の講師を務め、参加者に遠隔プログラムの魅力と質の高い教育内容を紹介して多くの院生を獲得し、日本の幼児教育界を牽引するリーダーの育成に貢献している。 以上のことから、佐々木氏をベストティーチャーとして選定した。 |
受賞者のコメント |
私には過分な賞を賜り、唯々感謝の気持ちでいっぱいです。本学の修士課程を修了して附属幼稚園に奉職して以来、学長先生はじめ執行部の先生方には常にあたたかいお導きをいただきました。幼児教育コースをはじめとして諸先生方には貴重なご指導やご助言をいただき、日々の実践を保育学、幼児教育実践学に高める研究手法を鍛えてくださいました。附属幼稚園の職員の皆様、子供達、保護者の皆様、附属学校の皆様、事務職員の皆様など多くの方々のお支えがあったからこそです。衷心より御礼申しあげます。 私は本学に着任以来、幼児教育コースの先生方と「幼児教育に新たな潮流を!」を掲げて鋭意専心中です。とくに教職大学院遠隔コースには北は岩手県から南は沖縄県の公・私立の幼稚園、こども園、保育所、小学校、教育委員会指導主事たちが集い、幼児教育や幼小連携・接続教育の課題研究に励んでいます。優秀な学部学生や昼間の院生たちとの交流も活発にして、令和の松下村塾となって日本の幼児教育界を変えていきたいと念じています。 今後も受賞に恥じることのないよう精進し、大学の発展に貢献できるよう尽力していく所存ですので、ご指導ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。本当に有難うございました。 |
氏名 | 佐藤 美智子 特命准教授 |
所属専攻 | 高度学校教育実践専攻(教科・総合系) |
所属コース | 英語科教育コース |
写真 | |
受賞理由 及び 優れた教育手法 |
佐藤美智子氏は英語科教育コースに所属し、小学校外国語教育に関する教育と研究を行い、実践力を備えた教員育成に精力的に携わってきた。 また、小学校英語教育センターにおいて、県内外の教員研修会等で講師を務めながら、地域のニーズに合ったセミナーやシンポジウム等の企画・運営に中心的に携わり、小学校英語教育のリーダー育成に貢献している。徳島県においては、佐藤氏を中心に小学校英語教育を担う教員のネットワークが構築され、県全体の教育にも大きく貢献している。 こうした知見を生かし、文部科学省や国立教育政策研究所の各種委員会で委員を務めるほか、徳島県教育委員会や鳴門市教育委員会との連携による活動等が認められ、徳島県社会福祉協議会から佐藤氏の属する本学英語科教育コースが表彰を受けている。 以上のことから、佐藤氏をベストティーチャーとして選定した。 |
受賞者のコメント |
この度は,素晴らしい賞をいただき,大変有り難く光栄に存じます。と同時に,戸惑い,恐縮もしております。なぜなら,この度,評価してくださった取組は,多くの皆様のお導きや,ご指導ご支援,ご協力があったからこそ進めてこられたものだからです。今回の賞は,皆様がいてくださったからこそいただけたもの,関わってくださった皆様と一緒にいただいたものであると考え,心から感謝したいと思います。誠にありがとうございました。 歴史の浅い小学校外国語教育ではありますが,これまでの地道な実践により多くの成果が得られています。それと同時に,新たな課題も生まれつつあると感じております。微力ではございますが,いただいた賞を励みとして,本学の発展や小学校外国語教育の推進に,少しでもお役に立てますよう,研鑽を重ね,自分にできることを探りながら,精一杯がんばってまいりたいと思います。 この度は、本当に有り難うございました。 |
最終更新日:令和6年10月16日