心身健康研究教育センター 廣瀬政雄
報告者 廣瀬政雄
1.学長の定める重点目標
1-1.大学の活性化を目指す教育活動
(1)目標・計画
- 教材は最新の研究と情報に基づいて、学生が理解しやすく勉強しやすい形のテキストを作成する。授業は科目内容に適した形態で、テキスト指定、プリント配布、PC使用、板書、発表、討論などを有効に組み合わせて、あきさせない授業を行う。学生による授業評価と別に、授業を改善させる建設的な案を提案してもらい、授業の改善に結びつける。一方、同一学年の学生が一致団結して勉学に取り組むと多方面からの情報や知識が集まりやすく、成績の向上につながる場合が多い。欠席した学生には出席者に声掛けをさせ次回の出席を促し、欠席日の授業内容を教えあうように仕向けて、集団の仲間意識が育つよう指導する。
- 出席回数、授業態度、発表回数、レポート成績、試験成績などを多面的に評価する。レポートや試験は成績評価に用いるだけでなく、コメントをつけて返却し、問題点を認識させることにより、以後の反省と進歩を促すよう指導する。
(2)点検・評価
- 教材は最新の研究と情報に基づいて、学生が理解しやすく勉強しやすい形のテキストを作成した。授業は科目内容に適した形態で、テキスト指定、プリント配布、PC使用、板書、発表、討論などを有効に組み合わせて、あきさせない授業を行った。学生による授業評価と別に、授業を改善させる建設的な案を提案してもらい、授業の改善に結びつけた。欠席した学生には出席者に声掛けをさせ次回の出席を促し、欠席日の授業内容を教えあうように仕向けて、集団の仲間意識が育つよう指導した
- 出席回数、授業態度、発表回数、レポート成績、試験成績などを多面的に評価した。レポートや試験は成績評価に用いるだけでなく、コメントにより指導した。教官の研究室を訪ねてきた学生には、より深い指導を行った。
1-2.学生支援、地域連携活動
(1)目標・計画
- 学生支援として、心身の健康面での支援を通じて、より良い勉学・研究環境の形成に貢献する。学校保健法で決められている健康診断および検診結果報告書作成のほか、各種診断書および証明書の発行、心身症と種々の悩みに対する指導、病気の診療および紹介状の作成と病院への紹介などを継続して行う。特に、心身健康研究センター所長として、センター職員の指導を通じて、学生が利用しやすいセンター内の雰囲気づくりに取り組む。
- 学生の諸活動における支援救護活動には出来る限り参加する。
- 地域貢献として、保健関係の公開講座を開催する。
(2)点検・評価
- 学生支援として、心身の健康面での支援を通じて、より良い勉学・研究環境の形成に貢献した。学校保健法で決められている健康診断および検診結果報告書作成のほか、各種診断書および証明書の発行、心身症と種々の悩みに対する指導、病気の診療および紹介状の作成と病院への紹介などを継続して行った。特に、心身健康研究センター所長として、センター職員の指導を通じて、学生が利用しやすいセンター内の雰囲気づくりに取り組んだ。
- 学生の諸活動における支援救護活動には出来る限り参加した。
- 地域貢献として、保健関係の公開講座を開催した。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
- 心理的な問題やストレスによる心身症により授業に参加できない学生に対するカウンセリングや長期欠席者に対する治療を積極的に行い、医療を通じた教育・学生生活支援を行う。
- 診療時に疾病の説明を通じて心身の機能の説明および健康教育を行う。
- また、社会一般の話題を提供し、社会人となったときに必要な態度、言葉使い、振る舞いなどを正し、学生の心身の成長を支える。
- 産業医として職員および学生を対象として健康教育を行い、健康面からの支援を行う。
(2)点検・評価
- 心理的な問題やストレスによる心身症により授業に参加できない学生に対するカウンセリングや長期欠席者に対する治療を積極的に行い、医療を通じた教育・学生生活支援を行った。
- 診療時に疾病の説明を通じて心身の機能の説明および健康教育を行った。
- また、社会一般の話題を提供し、社会人となったときに必要な態度、言葉使い、振る舞いなどを正し、学生の心身の成長を支えた。
- 産業医として職員および学生を対象として健康教育を行い、健康面からの支援を行った。
2-2.研究
(1)目標・計画
- 健康教育関連の研究、腫瘍学に関する分子生物学的研究、および血液学分野の免疫学的研究を継続して行う。
- 上記研究の成果を全国レベルの研究集会で発表し、研究論文にまとめる。
- 現在、心理カウンセリングの効果を客観的に判断する医学的な方法がない。センター所属心理教育相談室および教育臨床講座のスタッフと連携して、学生や職員の勉学や職務遂行において障害となる心身症の治療効果および治療経過を把握する手段になると期待できる自律神経反射に関する新規の研究を科学研究費に申請し、研究費の獲得に努める。
- 所属する学会において、評議員および論文査読委員として活発に活動する。
(2)点検・評価
- 健康教育関連の研究、腫瘍学に関する分子生物学的研究、および血液学分野の免疫学的研究を継続して行った。自治医科大学の小児外科学講座から悪性度の非常に高いRTK細胞株の提供依頼があり、研究目的のおよび細胞株分与における基本的な事柄の確認をして、細胞を提供した。
- 上記研究の成果を全国レベルの研究集会で発表した。全国大学保健管理研究集会において座長推薦を受け、座長からは研究結果を文科省に報告するようにとの指摘があった。研究論文にもまとめた。
- 目標・計画にあげた課題よりも現在進行中の研究課題で重要な結果が得られているので、それを継続するための研究経費の獲得を目指して萌芽研究に申請を行った。
- 所属する学会において、評議員および論文査読委員として活発に活動した。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
- 担当する各種委員会の委員として大学の運営に貢献する。
- 産業医として、大学内の労働安全衛生環境を確保し、学生と職員の健康の維持と増進のための活動を展開する。
(2)点検・評価
- 担当する各種委員会の委員として大学の運営に貢献した。
- 産業医として、大学内の労働安全衛生環境を確保し、学生と職員の健康の維持と増進のための活動を展開した。本来、衛生委員会における産業医は参考意見(コメント)を述べるという立場であるが、しばしば総括衛生管理責任者に代わって司会進行役を勤めた。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
- 附属学校の職員に対する定期健康診断、特殊健康診断および肝炎感染防止事業を通じて、健康面での指導を行う。
- 外国人学生の本学での勉学・研究が健康面で滞らないように、医療面から国際交流を支援する。
(2)点検・評価
- 附属学校の職員に対する定期健康診断、特殊健康診断および肝炎感染防止事業を通じて、健康面での指導を行った。
- 外国人学生の本学での勉学・研究が健康面で滞らないように、医療面から国際交流を支援した。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
- 自己評価結果報告書に表したように、病気の診療、産業医活動および健康手帳への執筆などを通じて、本学職員の健康の維持と増進に貢献した。
- 研究面では、平成18年度全国保健管理研究集会での発表演題が会場で注目され、座長推薦となった。また、自治医科大学における医学研究に対する支援の要請があり、自ら樹立したRTK細胞株を提供した。
- 兼業先である徳島文理大学では、人間生活学部児童科と短期大学保育学科において、より深い研究を志望する学生に対して、授業の内外で鳴門教育大学における勉学及び研究環境の特色を説明している。
- 心身健康研究教育センター所長として、職員をまとめて効率的な運営に努めた。
最終更新日:2010年02月17日