実技教育研究指導センター 蓑毛政雄
報告者 蓑毛政雄
1.学長の定める重点目標
1-1.大学の活性化を目指す教育活動
(1)目標・計画
- 書写の授業における新たな教材と練習方法の開発。
- 自学自習のための練習帳の作成。
- 学習内容の区切りごとに課題を出し,学習成果の確認をさせると共に,教員による評価を行う。
- 書写における知識的な面については授業中に適宜小テストを行い,不十分であったものについては再テストをするなどして,意識付けをはかる。
(2)点検・評価
- 行書の導入方法として「線の練習」を取り入れた練習方法を開発し、授業で実際に行ったところ、従来より良い結果を得た。
- 部分的に作成していったが、全体を完成させるには至らなかった。
- これについては、そのように実行し、学習成果を確認させて、その結果を評価した。
- 本年度は特に筆順について試験をし、不十分な学生には補習をして再テストを行った。
1-2.学生支援、地域連携活動
(1)目標・計画
- 書道部の顧問をしているが,活動が停滞気味なので,活性化をはかる。
- 現職以外のゼミ生への就職指導を行う。
(2)点検・評価
- 学部生の部員が少なく、活性化までには至らなかった。
- 該当するゼミ生を担当せず、行っていない。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
実技センターで開設している「実技指導能力育成論演習」は3年生対象の授業であるが,受講者が少ないので,多数受講するよう呼びかける。
(2)点検・評価
授業やその他の機会に呼びかけを行ったため、受講者は昨年より数人増加した。
2-2.研究
(1)目標・計画
- 愛媛の書人である「三輪田米山」に関する研究をまとめ,発表する機会を持つ。
- 「線」に関する研究を継続発展させる。
(2)点検・評価
- 三輪田米山が書いて愛媛の徳威三島宮に奉納された「三十六歌仙額」の調査に行ったが、研究途中でまだ発表には至っていない。
- この研究については継続中。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
実技センターの教員は教務委員会などの主要な委員会には参加できないので,実技センターとしての仕事である学生の実技力・指導能力の育成に力を入れていく。そうすることにより,教員就職率がアップするであろうし,ひいては大学への貢献となる。
(2)点検・評価
毎年、1年生には、国語科以外でも「書写Ⅰ」の授業を受講するように呼びかけているが、本年度は50名の受講者があり、教室がいっぱいであった。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
- 付属小学校の書写教員は非常勤であるが,連携をとりながら共同研究を進めていきたい。
- 本学の教育支援講師・アドバイザー制度を利用しての講師派遣依頼が増えているので,平成18年度も可能な限り要請に応えていきたい。
(2)点検・評価
- 共同研究までには至らなかった。
- 本年度は8件の要請があり、これに応じた。特に徳島県書写教育研究大会では、講演「縦書きと横書き」を行い、これからの書写指導では硬筆横書き指導が重要となることを述べた。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
- 学生への呼びかけにより、「書写I」「実技指導能力育成論演習」の受講者数が増加し、学生への定着度を高めた。
- 教育支援講師・アドバイザーとして派遣依頼に多く応え、県内の小・中書写教育関係者と本学との交流を密にして、本学の重要性をアピールした。
最終更新日:2010年02月17日