高校生に向けて -働くことと愛することの準備期間-

 性の衝動が人間の心や体におよぼす影響について分析し、悩める人々を治療したのが、オーストリアのS.フロイト(1856~1939)です。彼のモットー・根本的な考えは、働くことと愛することでした。つまり、幸せになるには、愛し愛され、世のため人のために働き、自分の行動に責任をもつ、ということです。
 しかし、高校生の時は、その準備期間として様々なことを体験し勉強するために、世の中のルールを守り、他人の気持ちを尊重しながらも、自分本位であることが許されます。高校生諸君、周りの目を気にせず、様々なことにチャレンジして下さい。挫折・失敗が、成長・成功の糧(かて)になります。

 

(徳島県教育委員会LINE「Go!Tomorrow」(平成28年6月配信)に寄稿)