4-4-6.小学校英語教育センター
記載責任者 小学校英語教育センター所長 伊東治己
<人文・社会系教育部 教授>
<人文・社会系教育部 教授>
1.教員名簿
氏名 | 職名 | 専門分野 |
---|---|---|
<センター所長> |
教授 | 英語教育 |
畑江美佳.pdf(124KB) | 准教授 | 英語教育 |
Gerard Marchesseau.pdf(53KB) | 准教授 | 英語教育 |
*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンク
2.センターの活動状況,今後の課題等
平成17~19年度までの国庫運営費交付金による事業展開から,平成20年度より本学独自の予算措置による事業展開を行ってきた。この間,県内外の小学校英語関係者との情報交換をより密にし,効果的な小学校英語教育のあり方について理論的かつ実践的側面から検討を加えてきた。特に,平成23年度より,「外国語活動」が小学校高学年より週1時間の割合で必修化されたことを受けて,これまで以上に教員研修を集中的に且つ効果的に行うことを本センターの活動の中核とした。教員研修のあり方としては,昨年度同様,地域や学校を基盤とした研修(お遍路型研修)を中心とし,併せて,附属小学校を会場とした「小学校教員のための英語ワークショップ」の開催や,各都道府県等で実施している外国語活動担当教員研修のサポートを行った。また学内への直接的貢献として,昨年に引き続き「外国語活動」が担当できる教員養成のための授業「小学校英語教育論」を言語系コース(英語)と共同で実施するとともに,平成26年度から附属小学校で開始された「先駆的でかつ持続可能な小学校英語教育プログラム」の運営に附属小学校教員とともに携わってきた。
この他にも,昨年度同様,本センターのウェブによるサポートシステムを活用し,小学校英語教育に関わる人材が関連情報を共有できるデータベースサービスの提供や,電話や電子メール及びファックスによる学内,県内外からの教材の貸出依頼や質問に迅速に答えるための支援環境の充実を図った。
今後の課題としては,授業実践へのサポートだけでなく,教員の自発的欲求に対応する形での英語力アップのための研修の開催や,ALT(英語指導助手)や,JTE(日本人英語教師)の研修など,研修活動の幅を広げていくことが挙げられる。
(1)鳴門教育大学小学校英語教育センター紀要第4号の発行
平成24年度の第3号に続いて,鳴門教育大学小学校英語教育センター紀要第4号を発行した。
(2)小学校外国語活動担当者研修等の実施
・出張型研修(通称:お遍路型研修)
徳島県内外の学校及び地域学習グループ等の小学校外国語活動担当者への助言指導を行った。15回の出張研修を行い,授業実践の提示や教員研修など各校・地域の要請に応じた内容を提供した。
・教育支援講師・アドバイザー等派遣事業
出張型研修(お遍路型研修)に加えて,教育支援講師・アドバイザー等派遣事業を活用し,関連講座を実施した。
・こどもサポーター養成講座
平成25年11月9日(土),10日(日)に「こどもサポーター養成講座」を実施した。
・鳴門教育大学なるっ子わくわく教室(大学開放推進事業)
平成25年8月25日(日)に鳴門教育大学なるっ子わくわく教室(大学開放推進事業)を実施した。
(3)平成25年度小学校英語教育センター英語ワークショップの実施
本学附属小学校を会場として,学内外の講師によるワークショップを実施した。
前期日時 | 平成25年5月23日(木)~平成25年7月11日(木) 18時30分~20時00分 |
計8回 |
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後期日時 | 平成26年1月30日(木)~平成26年3月6日(木) 18時30分~20時00分 |
計6回 |
(4)平成25年度小学校英語教育センターシンポジウムの実施
日時 | 平成25年11月16日(土) 13時00分~16時30分 |
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会場 | とくぎんトモニプラザ |
テーマ | 小学校英語の教科化に向けての取組み―成果と課題― |
参加人数 | 61人 |
内容等 | 本シンポジウムでは,教科化をめぐる最近の動向をテーマとした基調講演に引続き,小学校英語の教科化をテーマにすでに教科化に向けた取組みをされている自治体や小学校の先生方からこれまでの取組みの概要と成果や問題点についての報告があった。 また,今後外国語活動の成果を教科化にどう繋げていけばよいのかなど,教科化に向けての様々な課題について質疑応答を行った。 |
(5)鳴門市小中高連携外国語教育研究委員会
本センター教員が,鳴門市小中高連携外国語教育研究委員会委員に委嘱され,期間中数回の小学校外国語活動に関する指導助言・講話等を行った。
(6)小学校英語教育ネットワークの推進
ウェブページの整備と教材のデータベース化を行い,教材の貸出しを行った。
ウェブページの整備により,センターの所蔵する教材教具の公開が可能になり,小学校英語にかかわる方々へのサービス向上が可能となった。
ウェブページの整備により,センターの所蔵する教材教具の公開が可能になり,小学校英語にかかわる方々へのサービス向上が可能となった。
(7)英語絵本の貸出
「英語絵本」は小学校英語活動において大変有用な教材であるが,入手困難なものや高価なものもあり,また,学校現場で使用する場合、教材の選定が難しいとの声もある。
本センターでは英語活動に相応しい絵本教材をグレード別に選定,所蔵し,それらの英語絵本を各学校や地域の方からの依頼に基づき,貸出しを行った。
本センターでは英語活動に相応しい絵本教材をグレード別に選定,所蔵し,それらの英語絵本を各学校や地域の方からの依頼に基づき,貸出しを行った。
(8)附属学校(園)の支援
定期的授業支援,研究発表大会及び公開授業での共同授業・指導助言
留学生の授業参加や交流会など
留学生の授業参加や交流会など
(9)学校教育学部教職共通科目 「小学校英語教育論」 の担当
小学校学習指導要領の改訂を受けて,平成23年度から小学校高学年において「外国語活動」が必修化されたが,本学ではこの動きを視野に入れて,平成24年度からそれまでの選択科目として提供していた「初等英語」及び「初等英語科教育論」を合体し,新しく「小学校英語教育論」を学部学生に対する教職共通科目(3年次生を対象とした必修科目)として開設した。そこで,平成26年度からの本格実施に向け,平成24年度より,「小学校英語教育論」の試行授業を2年次以上の学生(大学院生も含む)に対して前倒しで実施している。
なお,本授業は,本学言語系コース(英語)との協力の下,本センターの教員が中核となって運営に当たっている。
最終更新日:2014年12月26日