4-4-5.小学校英語教育センター

記載責任者 小学校英語教育センター所長 伊東 治己
<人文・社会系教育部 教授>

(1)教員名簿

氏名職名専門分野

<小学校英語教育センター所長> 

伊東治己.pdf(99KB)

教授 英語教育
  兼重 昇 准教授 英語教育
ジェラード・マーシェソ.pdf(62KB) 准教授 英語教育

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンク

 

(2)センターの活動状況,今後の課題等

 平成17~19年度までの国庫運営交付金による事業展開から,平成20年度より本学独自の予算措置による事業展開を行ってきた。この間,これまでの研究・研修事業の結果を参考に,県内外の小学校英語関係者との情報交換をより密にし,効果的な小学校英語教育のあり方について実践的側面から検討を加えてきた。特に,平成23年度より,「外国語活動」が小学校高学年より週1時間の割合で必修化されたことに鑑み,これまで以上に教員研修を集中的に且つ効果的に行うことを本センターの活動の中心とした。教員研修のあり方としては,これまでの経験を生かし,地域や学校を基盤としたもの(以後「お遍路研修」)を中心とし,併せて,各都道府県等で実施している「中核教員研修」のサポートを行った。また学内への直接的貢献のため,「外国語活動」が担当できる教員養成のための授業(「初等英語」と「初等英語科教育法」)を言語系コース(英語)と共同で計画・実施した。
 この他にも,平成19年度までに構築したウェブによるサポートシステムを活用し,小学校英語教育に関わる人材が関連情報を共有できるデータベースサービスの提供や,電話や電子メール及びファックスによる学内,県内外からの教材の貸し出し依頼や質問に迅速に答えるための支援環境の充実を図った。
 今後の課題としては,授業実践へのサポートだけでなく,他地域で見られるような教員の自発的欲求に対応する形での英語力アップの研修の開催や,ALT(英語指導助手)の研修,JTE(日本人英語教師)の研修など,研修活動の幅を広げていくことが挙げられる。

(ア)鳴門教育大学 小学校英語教育センター紀要 第2号の発行

 平成22年度の創刊号に続いて,鳴門教育大学小学校英語教育センター紀要第2号を発行した。

(イ)小学校外国語活動担当者研修等の実施

・出張型研修(通称:お遍路型研修)
 徳島県内外の学校及び地域学習グループ等の小学校外国語活動担当者へ言語系コース(英語)の教員も協力教員として助言指導を行った。25回の出張研修を行い,授業実践の提示や教員研修など各校・地域の要請に応じた内容を提供した。
・こどもサポーター養成講座
 平成23年10月15日(土),16日(日)の「こどもサポーター養成講座」に協力した。
・教育支援講師・アドバイザー等派遣事業
 教育支援講師・アドバイザー等派遣事業の関連講座(2回)に協力した。

(ウ)平成23年度小学校英語教育センターシンポジウムの実施

 

日   時

 平成23年11月19日(土) 13時00分~17時00分

会   場

 とくぎんトモニプラザ
テ ー マ  「小学校外国語活動初年度の課題」
参加人数  70人
内 容 等  本シンポジウムでは,基調講演として,韓国 仁川広域市教育庁 学力増進チーム 金 白英 指導主事が「韓国の小学校英語教育の現状と課題」と題した講演を行い,その後のパネルディスカッションでは,勝浦中学校区,徳島新町小学校,香川県直島小学校の担当者から,「小・中連携の課題」として事例発表を行った。

(エ)鳴門市小中高連携外国語教育研究委員会

 本センター教員が,鳴門市小中高連携外国語教育研究委員会委員に委嘱され,期間中数回の小学校外国語活動に関する指導助言・講話等を行った。

(オ)小学校英語教育ネットワークの推進

 ウェブページの整備と教材のデータベース化を行い,教材の貸出しを行った。
 ウェブページの整備により,センターの所蔵する教材教具の公開が可能になり,小学校英語にかかわる方々へのサービス向上が可能となった。

(カ)附属学校(園)の支援

 定期的授業支援,研究発表大会及び公開授業での共同授業・指導助言
 留学生の授業参加や交流会など

(キ)第8回全国小学校英語活動実践研究大会への支援

 センター教員が中心となり,鳴門市と鳴門教育大学共催の第8回全国小学校英語活動実践研究大会の運営実施に協力した。平成24年2月10日(土),11日(日)の2日にわたる大会で,2日目は,鳴門教育大学を会場とし,講演・分科会などが開かれた。延べ人数1,700名を超える参加者があった。
最終更新日:2012年9月3日

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