4-4-3.情報基盤センター

記載責任者 平成23年度情報基盤センター所長 宮下晃一
<自然・生活系教育部 教授>

(1)教員名簿

氏名職名専門分野氏名職名 専門分野
<センター所長>
宮下晃一.pdf(89KB)
教授 機械工学 <情報教育分野>
林秀彦.pdf(85KB)
准教授 情報教育
<情報システム分野>
曽根直人.pdf(94KB)
准教授 ネットワークセキュリティ技術      

*教員氏名は、当該教員の自己点検・評価報告書へリンクしています。

 

(2)センターの活動状況,今後の課題等

1 設置の目的

 情報基盤センターは,鳴門教育大学における情報環境の推進に寄与するとともに,学術研究ならびに情報教育に資するほか,学内ネットワークの運用を行うことを目的としている。これらの目的を達成するために,最新かつ高度な情報システムを運用しており,また多岐にわたる職員や学生の教育研究利用の要求に応えるために,情報システム分野,情報教育分野の2分野による支援を行っている。

2 各々の分野における業務内容

各々の分野の業務内容は以下の通りである。

<情報システム分野>

  • ネットワークセキュリティや分散システムなど情報工学に関する研究
  • 情報システム基盤(ネットワークや電子メール,WWWなど各種サーバ)の維持,管理,設計
  • コンピュータとネットワークに関する情報システムの利用支援
  • 「基礎情報教育」,「実践情報教育」等の授業担当

<情報教育分野>

  • コンピュータとネットワークの活用ならびに計算科学に関する研究
  • 情報教育のための研究開発および情報教育環境整備
  • 情報基盤センターが発行する紀要の編集及びコンピュータ利用に関する促進・支援活動
  • 「基礎情報教育」,「実践情報教育」等の授業担当

3 活動状況

両分野の教員とも,教育研究活動に務め,学内の教育活動ならびに学会発表等を含む研究活動を積極的に行っている。
情報システム分野においては,引き続き教育・研究用コンピュータシステムのチューニング(主にサーバー関連)を行った。システムが安定して運用できるように監視ツールを導入し,システムの変化をグラフ化し障害の予防や原因究明に利用している。ウイルススロットリングによるウイルス検知も引き続き実施し,数件のウイルスを検知した。フリーなLMS Moodleの運用も継続して実施している。
情報教育分野においては,学部教務委員会から委託された基礎情報教育ならびに実践情報教育を他の協力教員とともに担当しており,学部学生1年生ならびに2年生の情報資質向上に努めている。学内教員も積極的に情報環境を授業で利用しており,教育用端末室での授業実践は18科目,マルチメディア教育実習室での授業実践は20科目,自然棟特殊端末室での授業実践は11科目であり,合計49科目の情報環境を利用した授業が行われた。多人数が利用できる教育用端末室とマルチメディア教育実習室が予約で満杯に近い状況となっている。また,情報教育に関わる各種セミナー,学生のノートパソコン活用を対象とした講習会,端末室を利用するための新入生(大学院・研究生)や留学生を対象とした講習会,附属図書館によるデータベース説明会等を実施している。情報セキュリティーについては,徳島県警察本部の原田氏を講師としてお招きして講演を開催している。

4 その他

平成22年度から,当センターの予算が3割近く減額されたことにともなって複数年計画で実施しているソフトウェアの更新や端末室の整備に大きな支障が出ている。授業や講習会に利用できる広さの端末室の増設が必要な状況である。様々な分野で予算と人員が削減される状況であるが,情報サービスの効率化や堅牢なセキュリティー対策,災害対策を進める必要がある。また,平成20年度改組にともなって当センターの教員も教育部の教員と同様に卒業研究や課題研究の担当を行うようになったが,研究を実施するための部屋が確保されていない点について改善が必要と思われる。

最終更新日:2012年9月3日

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