自己点検・評価報告書(生活・健康系コース(保健体育)) 田中弘之
1.学長の定める重点目標
1-1.大学教員としての研究活動
(1)目標・計画
- 健康科学としての「運動」に関する実践的研究を推進し,その成果を『教育実践学論集』等で公表する。
- スポーツ科学としての「運動」に関する実践的研究を推進し,その成果を『教育実践学論集』等で公表する。
- 体力医科学としての「運動」に関する専門的研究を推進し,国際学術雑誌等で公表する。
(2)点検・評価
健康科学及びスポーツ科学の実践的研究成果としての『教育実践学論集』への投稿は,予定通り行ったが,掲載されなかった。教育実践学という学際領域に関する見解の相違もあるが,次年度に向けて,更なる研鑽に努めたい。
体力医科学としての専門的研究成果としての国際学術雑誌への投稿は,J. Biomed. Pharm. Eng. に掲載され,所期の目標は達成された。
1-2.教育大学教員としての授業実践
(1)目標・計画
- 授業内容について,受講者の理解度を一層高めるために,生理科学で取り扱う自然科学領域の内容についてさらなる精選をすすめ,具体例を豊富に詳述する。
- 授業方法について,視聴覚教材を多数提示するとともに,毎講時に自学自習を促進させるための課題を与え,人体の構造と機能に関する理解を高めさせる。
- 成績評価について,授業への出席の状況,受講態度や授業への参加度,レポートの提出状況,期末試験等による多面的な評価を実施する。
(2)点検・評価
学生による授業評価の平均値は4.7であり,『常に,教員になった時のことを考え,講義が進められていた』『指導する面で,自分がどのようなことに注意していかなければいけないかわかった』『生理学の内容だけでなく幅広い事柄を調べることによって,幅広い知見が得られた』との自由記述が得られ,評価結果を勘案して,所期の授業実践の目的は概ね達成されたと考えられる。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
- 学生の「自己実現」が補完できる体制をさらに整備し,主体的な教育・研究活動に積極的に取り組む。
- さらなる授業改善に取り組むとともに,学生の評価を積極的に受け入れ,改善のための方途について考究する。
(2)点検・評価
ゼミ生に対して,例年通り,週2回のランチョンセミナーを通して就職支援対策を行い,今年度も全員が,第一志望の進路を選択することができた。
課外活動としてのラグビーフットボール部の監督を継続して務め,四国地区大学総合体育大会において,3年連続で準優勝を果たすなどの成果を収めた。
2-2.研究
(1)目標・計画
- 学外者との共同研究をさらに推進するとともに,外部資金の導入に努める。
- 教育・研究活動における成果の公表に努める。
(2)点検・評価
J. Biomed. Pharm. Eng. 等の国際誌に研究成果が掲載された。
科学研究費補助金を含めた外部資金の導入については,研究方法として重要な測定機器の開発とその改善に努めており,来年度以降に課題を達成できるよう企図している。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
- 各種委員会の委員等として,大学運営の分掌に努める。
- 大学運営に関する問題点・発案等について,積極的に提言する。
(2)点検・評価
教育研究評議会評議員,地域連携委員会委員,センター再編検討委員会委員等として,大学運営の分掌に努めた。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
- 附属幼稚園長の経験を活かし,大学と附属学校園との連携を推進し,相互の教育・研究活動のさらなる活性化に努める。
- 教育支援講師・アドバイザーなどとして,積極的に学校現場,地域主催研修会等に出向き,指導・助言を行うよう努める。
- 教育委員会,学校など,学外における諸委員会の委員を積極的に引き受け,社会貢献に努める。
(2)点検・評価
附属幼稚園の学校関係者評価委員会委員長として,報告書の取りまとめを行った。
各種の研究会,講演会等において,シンポジストや講師を積極的に務め,指導および助言等を行った。
鳴門市が推進している「子どものまちづくり」に関連する協議会や委員会の会長および委員長として,地域との連携に努めた。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
- 正課の授業およびゼミ学生の教育に努め,本人が希望する進路を達成するための支援を積極的に行った。
- 課外活動の充実に努め,競技成績の向上を達成した。
- 地域社会における委員会での役職等を務め,連携を強化した。
- 附属学校園の充実に尽力した。