自己点検・評価報告書(西川和孝)

報告者 西川和孝

1.学長の定める重点目標

1-1.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

  本学は教育大学であるため、教育実践力を身に付けた教員養成のため、以下のことを行う。

  1. 授業内容は、教員採用試験(過去問等)を意識した内容とする。
  2. 授業方法は、学部1年生から担当する授業科目等を通して教職への動機付けを行う。
  3. 成績評価は、学生の能力や努力を正当に評価するため、シラバスに添った成績評価を実施し第3者にも説明できるような評価を行う。

(2)点検・評価

  1. 授業内容は、教員採用試験(過去問等)を意識して行い、学部1年生の概論等の導入科目から教職への動機付けを行った。
  2. 授業方法は、ビデオ、パソコン等を用いた視聴覚機材・教材をできるだけ使用するよう改善した。
  3. 評価に関しては、シラバスに添った成績評価を実施した。担当する授業評価は、学部・大学院ともに全体的によい結果であった。

 

1-2.大学教員としての社会(地域)貢献

(1)目標・計画

  1. 平成19年度本学公開講座「親子で初めてのパン作り」(対象:子どもと大人の保護者)を5月中旬に実施し、地域貢献する。
  2. 実用化が可能な研究を実施し、社会貢献する。

(2)点検・評価

  1. 平成19年度本学公開講座「親子で初めてのパン作り」(対象:子どもと大人の保護者)を5月19日(土)(参加者子ども計5名、大人計5名参加)に実施し、鳴門市地域の方々と交流した(地域連携係のご協力により定員に達した)。特に、事故等もなく安全に調理・加工実習を終えることができた。
  2. 実用化が可能な研究を目指し、独立行政法人科学技術振興機構平成20年度シーズ発掘試験(JSTシーズ研究)に応募した。また、産学官連携のために本学教員が用意しているテーマに2つ登録した(本学HPに掲載)。
  3. 来年度の10年次研修担当の登録を行った。
  4. 平成19年度小学校教員資格認定試験(家庭)の問題作成(一部)を行った。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  1. 「自立と共生」という基本概念と「実践的体験的授業」という教育の基本方針を堅持し、学生の指導にあたる。
  2. 卒論、修論の指導に当たっては、学生の希望を優先する。

(2)点検・評価

  1. 今年度も学生が望む活動を支援した。担当ゼミ生として修士課程1名、4年生1名、3年生2名の修士論文及び卒業論文の指導を行った。特に、学生の希望する授業実践的な内容を中心に指導した。
  2. 卒業論文の指導として、本学附属中学校にて1コマ3クラス分、合計3コマ分の食物領域の授業指導を行った。
  3. 修士課程(長期履修学生)の教育実習の指導として、県立高等学校へ出向いた。また、修士課程の学生の学会発表のサポートをした。
  4. 担当のゼミ生が現役で広島県小学校に合格した。
  5. 担当する授業評価は、全体的によい結果であった。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. 民間や法人からの外部資金を獲得するため積極的に応募する。
  2. 科学研究費補助金に申請を行う。
  3. 査読有りの学術論文(少なくとも1報)を投稿する。

(2)点検・評価

  1. 科学研究費補助金の終了に伴い、科学研究費補助金および独立行政法人科学技術振興機構平成20年度シーズ発掘試験に新たに申請したが不採択であった。
  2. 査読有りの学術論文を1報投稿した。学会発表を1回行った。
  3. 連合大学院(博士課程)の本学当該講座(現在2名)のメンバーである。
  4. 産業技術総合研究所の食品分野における四国5大学の連携資金獲得のメンバーに登録した。
  5. 本学の「授業実践研究」の論文を作成し投稿した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  1. 学内の各種委員会に出席し、職務を遂行する(知的財産室会議委員会、安全管理委員会等)。加えて、病気で休まれる先生の代理出席を積極的に行う。
  2. 講座会議、部会議を通じて問題点や提案を講座主任、部長に行う。

(2)点検・評価

  1. 学内の各種委員会に出席し、職務を遂行した(国際交流委員会、安全管理委員会、知的財産室会議委員会等)。加えて、病気で休まれる先生の代理出席を積極的に行った。また、大学院生獲得のため、講座で350部以上募集要項を送付し、個人的に関西の2大学へお願した。
  2. 講座会議、部会議を通じて問題点や提案を講座主任に行った。
  3. 講座のHPの更新を行い、大学院入試情報等を発信した。
  4. 知的財産室の相談員として、徳島大学にて行われている知的財産整備事業に関与した。これに関係する出張に積極的に参加し(3~4回)、今後本学からの発明、商標等の取扱いについて関与した。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 附属小学校教員、附属中学校教員と連携・協力する。
  2. 卒業生、修了生及び徳島県内の家庭科の現職教諭に対する研修会等にて、大学院への入学を呼びかける。
  3. 外国人研究者、留学生の希望者があれば受け入れる。

(2)点検・評価

  1. 附属小学校教諭(町口美千代先生、二川満賀先生)とともに大学院生の教育実践研究を担当した内容を取りまとめ、本学の「授業実践研究」に論文を投稿した。
  2. 卒業生、修了生及び徳島県内の家庭科の現職教諭に対する研修会を行い、大学院への入学を呼びかけた。
  3. 以前、博士課程の指導を行っていた私費留学生(中国人)の学術論文をまとめた。(近日中に投稿予定)
  4. 外国人研究者、留学生の希望者はなかったが、宿泊研修旅行で知り合った留学生に対し、支援した。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  • 教育面では、全ゼミ生の卒業・修了研究及び就職支援を行い、教員採用試験に現役で合格した。
  • 研究面では、研究論文投稿(1報)および学会発表(1回)を行った。
  • 附属中学校での教育実習に協力した(調理実習3回分)。
  • 知的財産室の相談員として、徳島大学、四国TLOとの協定に関与した。
  • 本講座の先生が長期履修生の兼任に伴い、当該先生のご負担をなくすため新たに授業を担当することとなった。
  • 総合的に、教育、研究および大学全体への貢献を幅広く実施した。
  • 私のゼミに所属していた卒業生の福岡晃子さんがチャットモンチーというバンドで活躍し、本学の知名度アップに貢献してくれた。
  • 平成19年度小学校教員資格認定試験(家庭)の問題作成(一部)及び問題点検(東京)を行った。
最終更新日:2009年03月18日

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