自己点検・評価報告書(黒川衣代)

報告者  黒川 衣代

1.学長の定める重点目標

1-1.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

  1. 授業内容は、教師という立場からの視点を取り入れる。例えば、ジェンダーに関しては教員のジェンダー意識を取り上げ、児童虐待では現状だけでなく、教師として早期発見に向けてできることを入れる。
  2. 授業方法では、教育実践力に不可欠な分かりやすく的を射た説明力を身につけさせるために、各授業科目においてプレゼンテーションを取り入れる。
  3. 成績評価はにおいては、一方的に評価されるだけでなく、評価することを経験していくために、プレゼンテーションの学生間相互評価を取り入れる。

(2)点検・評価

  1. 授業においては、絶えず教師になることを意識づけ、授業内容とそれに関連のある教員の関わりを話すようにしている。例えば、家族論では子育て期にある家族の減少は子どもの育ちに変化をもたらしており、将来教員になった時は、そのように育った子どもと関わるのだということを話している。
  2. 担当している各授業において、プレゼンテーションを取り入れている。
  3. プレゼンテーションについては学生間相互評価を5段階評価で取り入れ、最終的な評価に反映させている。

 

1-2.大学教員としての社会(地域)貢献

(1)目標・計画

  1. 教育支援アドバイザー講師に登録し、要請があれば積極的に引き受ける。
  2. 行政からの委員会委員の要請があれば積極的に引き受ける。
  3. 講座で継続して行っている「家庭科教員支援ネットワーク」研修会の講師を務め、現職の先生方にアピールする。

(2)点検・評価

  1. 教育支援アドバイザー講師に登録したが、これによる要請はなかった。しかし、兵庫県立学校養護教 諭研究会(平成19年8月22日)において講師を務めた。また、放送大学徳島学習センターで「親子・ジェ ンダーと現代家族」の授業科目を担当した(平成20年2月6および8日)。
  2. 行政からの委員会委員の要請はなかった。しかし、徳島県男女参画青少年課より人材リストへの登録 要請があったので登録をした。
  3. 「家庭科教員支援ネットワーク」研修会は平成14年度から毎年開催している。第6回「家庭科教育支援ネットワーク」研修会を平成19年12月25日開催し、14名の参加者があった。

 

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  1. 学生が主体的に参加する授業を目指して、ミニ調査発表を取り入れる。資料検索やまとめ方について各学生の進度を見ながら、対個人の指導を行う。
  2. 学生が就職活動に生かせるよう、礼儀マナーや言葉遣いについて随時、指導していく。
  3. 進路や悩みの相談ごとがある学生には随時応じる。

(2)点検・評価

  1. 担当する各授業において、調査発表を取り入れた。対個人の指導については十分に行うことができなかった。
  2. 教員を目指す学生であるから高いモラル意識が求められる。特にマナーについては気をつけ、そのつ ど注意をしている。模擬面接では言葉づかいや話し方について指導した。
  3. 所用で研究室を訪れる学生との雑談の中で、大きな悩みではないが友人関係等の愚痴をこぼしていく 学生には十分な時間をとって対応している。

 

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. 学会誌に論文を少なくとも1本は投稿できるように研究を進める。
  2. 少なくとも1回は学会で発表をする。
  3. 研究助成の公募に申請し、学外資金を得るよう努力する。

(2)点検・評価

  1. 「食事マナーの世代間伝達」に関する研究は財団法人アサヒビール学術振興財団から平成16年度、 平成18年度の2度の助成を受けて行ったものであり、3年にわたる調査の結果の総まとめを夏までに全国レベル学会誌に投稿できるよう研究を進めてきた。
  2. 第59回日本家政学会(平成19年5月)、マレーシアで開催された第13回アジア地区家政学会(平成19 年8月)において研究成果を発表した。
  3. 科学研究費補助金研究は分担者である。民間の研究助成(財団法人山陽放送学術文化財団)に応募した。

 

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  1. 学内の委員会等に出席し、職務を遂行する。
  2. 講座会議等で積極的に意見を出し、改善できるところは改善していけるよう提案する。

(2)点検・評価

  1. 人権教育推進委員会の第5部委員として責任を果たすとともに、学内人権教育推進シンポジウム(平成19年12月19 日開催)においてパネリストを務めた。
  2. 家庭科講座の主任として過去の仕事分担のローテーションを整理するなど、講座内業務の効率よい運営が図れるように努め、さらに教職キャリア開発オフィスの業務を担当する教員の決定については講座教員間の調整に尽くしその職責を果たした。

 

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 附属校との授業実践研究や附属校で行われる研究大会に積極的に関わり参加する。
  2. 地域社会との交流・連携の機会があれば積極的に参加する。
  3. 留学生、外国人研究者の希望者を積極的に受け入れる。

(2)点検・評価

  1. 附属中学校と連携した授業実践研究「技術力を伸ばす調理実習の工夫」を担当した。また、附属校で行われた研究大会(平成19年6月6日、平成20年2月9日)に出席し、授業参観および研究協議に参加した。
  2. 保育学の授業において鳴門町高島にある「いずみ保育園」を訪問し、保育体験実習をさせて頂くと同時に地域の子どもたちとの交流を行った。
  3. 留学生、外国人研究者の希望者はなかった。

 

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  平成19年度小学校教員資格認定試験の試験問題の作成を担当した。

最終更新日:2009年03月18日

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