自己点検・評価報告書(田中弘之)
報告者 田中 弘之
1.学長の定める重点目標
1-1.教育大学教員としての授業実践
(1)目標・計画
1. 授業内容について,受講者の理解度を高めるために,生理科学で取り扱う自然科学領域の内容について精選し,具体例を豊富に詳述する。
2. 授業方法について,視聴覚教材を多数提示して,人体の構造と機能に関する理解を高めさせる。
3. 成績評価について,授業への出席の状況,受講態度や授業への参加度,レポートの提出状況,期末試験等による多面的な評価を実施する。
(2)点検・評価
学生による授業評価の平均値は,4.56であり,概ね良い評価が得られたものと推察される。
学生による自由記述の概略では『専門性を深めることができた』『分かりやすく面白かった』『必要な知識を身につけることができた』『学生に発言する機会をよく与えた』『日常生活に活かせる』『規律のある授業でとても充実していた』などが挙げられ,成績評価法についても肯定的であった。
1-2.大学教員としての社会(地域)貢献
(1)目標・計画
1. 教育支援アドバイザー制度に登録し,積極的に健康科学に関する知識の啓蒙に努める。
2. 徳島県教育委員会,徳島県体育協会等が主催する研修会や講演会等の講師を積極的に務める。
(2)点検・評価
・第35回徳島県研究職員評議会大会シンポジスト,地域スポーツ指導者資格更新義務講習会四国地区協議会技術委員会講演講師,神山町PTA家庭教育研修大会講演講師等を務め,スポーツ医科学や健康科学の普及を図った。
・財団法人徳島県体育協会スポーツ医科学委員会委員,鳴門市子どものまちづくり推進協議会会長,鳴門市放課後子どもプラン運営委員会委員長等を務め,地域との連携を図った。
2.分野別
2-1教育・学生生活支援
(1)目標・計画
1. 学生の「自己実現」が補完できる態勢を構築し,主体的な教育・研究活動に努める。
2. さらなる授業改善に取り組むとともに,学生の評価を積極的に受け入れるよう努める。
(2)点検・評価
・ゼミ生に対して,例年通り,週2回のランチョンセミナーを通して就職支援対策を行い今年度も2名ともに,第一志望の職種に正規採用された。
・課外活動としてのラグビーフットボール部の監督を継続して務め,四国地区大学総合体育大会で昨年に引き続いて準優勝を果たすなどの成果を収めた。
2-2.研究
(1)目標・計画
1. 科学研究費補助金を含めて,外部資金の導入に努める。
2. 教育・研究活動における成果の公表に努める。
(2)点検・評価
・J. Biomed. Pharm. Eng.,Proc. 29th Ann. Int. Conf. IEEE. Eng. Med. Biol. Soc.等の国際誌に研究成果が掲載された。
・科学研究費補助金を含めた外部資金の導入については,研究方法として重要な測定機器の開発とその改善に努めており,来年度以降に課題を達成できるよう企図している。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
1. 各種委員会の委員等として,大学運営の分掌に努める。
2. 大学運営に関する問題点・発案等について,積極的に提言する。
(2)点検・評価
附属学校運営委員会委員,実地教育専門部会委員,附属学校部会委員等として,大学運営の分掌に努め,特に,附属学校園の充実に貢献した。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
1. 附属幼稚園長として,大学と附属学校園との連携を推進し,相互の教育・研究活動のさらなる活性化に努める。
2. 教育支援講師・アドバイザーなどとして,積極的に学校現場,地域主催研修会等に出向き,指導・助言を行うよう努める。
3. 教育委員会,学校など,学外における諸委員会の委員を積極的に引き受け,社会貢献に努める。
(2)点検・評価
・附属幼稚園長として,合同研究会,幼児教育研究会の開催や研究紀要の発刊等に努めた。
・各種の研究会,講演会等において,シンポジストや講師を務め,指導および助言等を行った。
・鳴門市が推進している「子どものまちづくり」に関連する協議会や委員会の会長および委員長として,地域との連携に努めた。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
1. 正課の授業およびゼミ学生の教育に努め,本人が希望する職種での正規採用のための支援を積極的に行った。
2. 課外活動の充実に努め,競技成績の向上を達成した。
3. 地域社会における委員会での役職を務め,連携を強化した。
4. 附属学校園の充実に尽力した。