自己点検・評価報告書 (芸術系(美術)教育講座) 野崎 窮

報告者 野崎 窮

1.学長の定める重点目標

1-1.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

  1. 授業内容として学校現場の状況を踏まえたシラバスを作成し,授業改善をしていく。
  2. 実技を指導する教員として生徒等の参考作品を紹介しながら,学校現場を想定した技法の教授に努める。
  3. どのような観点から成績評価を行うのか,授業概説の折に徹底する。またそれと同時に到達目標と授業の主旨を明確にする。

(2)点検・評価

  1. 附属学校における研究授業を参考にしながら学校現場の状況にあわせたシラバスを作成した。
  2. 高校生の参考作品(実物)を紹介し,学校現場を想定した技法の教授に努めた。
  3. 各授業の最初に授業概説を行い,評価や授業の主旨等を説明するとともに,到達目標を明確にした。

1-2.大学教員としての社会(地域)貢献

(1)目標・計画

  1. 平成19年に開催される国民文化祭・とくしま2007の野外彫刻展における企画委員として地域の文化に貢献する。
  2. 徳島に限らず,地域社会の文化に美術作品の発表を通して貢献する。

(2)点検・評価

  1. 第22回国民文化祭徳島市実行委員会企画委員(野外彫刻展)として企画・運営等に積極的に参加した。
  2. ストーンミュージアム石の彫刻展2007(同美術館企画,香川県高松市)委嘱出品,群馬県 前橋市における阿久津画廊企画の個展開催,三重県伊賀市におけるアーティスト・イン・レジデンス(参加),徳島彫刻家集団45周年展(委嘱出品)など多数の発表を行い各地の文化に貢献した。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  1. 授業内容において,特に小学校における「造形遊び」を想定した教材研究を積極的に取り入れていく。
  2. 学生の進路,悩み等の相談にオフィスアワーや課題研究等の時間以外にも随時応じる。また将来社会人として必要になるであろう言葉遣いや礼儀等を自然と身につけることができるように指導していきたい。

(2)点検・評価

  1. 主に前期の授業では彫刻材料研究で,後期は初等中等教科教育実践Ⅰにおいて「造形遊び」を想定した授業を行った。
  2. ゼミの時間以外にも声がけするようにして,常日頃,過干渉にならない程度に学生の悩み等の相談に応えられるようにした。

2-2.研究

(1)目標・計画

  1. 四国で産出される白御影石を積極的に素材として取り入れる。またその素材の特性を生かすような表現になるように小品制作の機会を多く持つ。
  2. 例年通り,全国規模のコンクールに挑戦する。
  3. 制作論に関する資料を収集し,論文作成の準備をする。

(2)点検・評価

  1. 四国で産出される白御影石ではないが,同じ種類の石を使いその特性を生かすような表現を試みた。
  2. 三重県伊賀市で行われたアーティスト・イン・レジデンスに応募し,選考により参加することができた。
  3. 制作学のための資料である美術館における展覧会の図録等を収集し,研究した。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  1. 学術研究推進委員会委員として本委員会の主旨を理解し,目的が達成できるように協力する。
  2. 実地教育専門部会委員として実地教育が順調に行われるよう,学校訪問等で協力する。
  3. 大学院の定員充足のため,今まで通り本講座の一員として講座の取り組みに協力していくとともに,個人としては平成18年に立ち上げた野崎研究室のWebページの更新を定期的に行う。

(2)点検・評価

  1. 学術研究推進委員会委員として本委員会の主旨を理解し,目的が達成できるように協力した。
  2. 実地教育専門部会委員として実地教育が順調に行われるよう,学校訪問等で協力した。
  3. 定員確保のため美術大学2校(京都)を訪問した。また院の受験生ために最近の修了制作作品の紹介をWebページで行っているが,その更新を定期的に行った。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  1. 初等中等教科教育実践Ⅰ(学部)と教育実践研究(大学院)の授業を通して附属学校との連携を深めていく。また研究授業に積極的に参加する。
  2. 例年どおり,本学公開講座「デッサン教室」の講師を務め,地域の文化に貢献する。

(2)点検・評価

  1. 当該授業において附属学校と連携を深めているし,研究授業(附属小・中)にも積極的に参加した。
  2. 例年通り行い,今年は特にとりまとめを行った。リピーターの方が増えるよう対象者に合わせた適切な指導を行った。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  特に本年度は,国民文化祭徳島市実行委員会企画委員(野外彫刻展)として,また,徳島彫刻家集団45周年展(委嘱)協賛出品することで地域の文化に貢献した。本学,芸術系コース(美術)の地域における役割を果たしていると考える。
最終更新日:2010年02月17日

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