(1)目標・計画

1. 「授業内容」は、デザインと言う分野の特性を生かし、個性を探ることのみならず、幅広く他の分野への知的興味も同時にひき出して行くような内容、もしくは素材や制作を通して世界観を広げられるような内容を目指す。
2. 「授業方法」は、基本的に制作を伴うことが多いため、完成のビジョンを構築しやすく具体的である方法、受講者に判りやすい方法を目指す。また、制作技術や知識についてのフォローを重ねられる態勢を保つと共に、常に受講生の評価を取り入れて改善できる姿勢を保ちたい。
3. 「評価方法」は、出席、受講態度、作品による評価としている。作品は本人の考え方の成熟度や、傾注した時間等が目に見えて判るものなので、今後もこの評価を続けたい。

(2)点検・評価

1. 「授業内容」については、学部授業「構成デザイン特別演習」では技術木工分野の協力を得た授業内容を実施、院授業「映像デザイン演習」の中では昨年度より導入した、段ボール素材と虫眼鏡によるカメラ制作を行った。また、本年度よりの「初等中等教科教育実践III」では照明カバー制作を紙による立体構成と組み合わせた授業を行った。
2. 「授業方法」としては、各授業の現在までのものに改善を加えている。具体的には「映像デザイン演習」の中でカメラの設計図の詳細表示を改善、全員が同じスケールでカメラ制作ができるようになった。
3. 「評価方法」については、従来通りの評価方法を維持した。

(1)目標・計画

1. 公開講座をはじめ、できる限りの範囲で地域連携教育活動に協力する。
2. 鳴門市、大塚美術館等と連携した美術教育活動に携わる。

(2)点検・評価

1. 連年通り、本コースの野崎・鈴木各教員と連携し、公開講座「デッサン教室」を行った。他に後期から遍路GPのプログラムに参加、各種印刷物等の制作・遍路ボランティアなどに積極的に参加している。
2. 鳴門市、大塚美術館等と連携した美術教育活動「N*CAP」を、山田・藤原（両名ともに現在、専門職大学メンバー）各教員とともにコーディネート、学生とともに立案から実施までに参加している。時間的・肉体的に非常に負担が大きいが、各団体や地域の子供達の反応に支えられ、継続できた。

(1)目標・計画

1. 部活・サークル等の顧問というかたちを通して、今後も学生支援にあたる。
2. 講座の教員や学生課、心身健康研究教育センターと協力し、適宜学生生活上の相談に対応する。

(2)点検・評価

1. 残念ながら「茶道部」については、学部部員の不足が原因で今年度一杯で廃部となった。一方「手話サークル」については、本年度はほとんどの活動に参加、大学祭や徳島県立聾学校でのイベントにも学生と共に参加した。また年末からは徳島市の手話サークルにも参加を始め、独自に地域の聾者等との交流も始めた。
2. 昨年度までは立て続けに学生課のメンバーやカウンセラーの協力を求めるような学生生活相談等の対応に追われる事態があったが、本年は幸いな事に学生課の協力を求めるような事態は起きなかった。いずれにしろ基本的に常時大学で職務に従事しているため、学生の日常的な相談には随時対応している。

(1)目標・計画

1. 各種機材の把握・精通に務め、表現・制作への応用を目指す。
2. 作品については、機会をみて発表を心掛ける。

(2)点検・評価

1. 制作については受注するものが、印刷物が多いためにやはりAdobe Illustrator・Photoshopなどのソフトを使用する事が多くなっている。これらについて以前以上に習熟度が徐々にではあるが上がっている。その他、木工用工具等については授業で使用し、これも徐々にではあるが加工精度を上げている。
2. 基本的に注文を受け、実用される作品を制作した。音楽会や教育イベント関連の印刷物が中心で、展示形式ではないが人目に触れ、各発注者からは好感を得ている。
   

    

   本年はこれ以外にも、従来図画工作の授業で行って来た色紙を素材としたブックカバーデザインをテーマとした内容をまとめ、大学美術教育学会に論文を投稿、学会誌に掲載された。

(1)目標・計画

(2)点検・評価

(1)目標・計画

(2)点検・評価