自己点検・評価報告書 (芸術系(音楽)教育講座) 草下 實

報告者 草下 實

1.学長の定める重点目標

1-1.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

  • 学部では,声楽関連授業を通して学校教育における実践力の育成を図るため,その学習の基礎となる歌唱に関わる基礎的技術力,表現に関わる理解と方法,発展的指導のあり方を教授する一方,学生の思考を常に学校教育へと導く内容となるよう工夫する。
  • 大学院においては,いずれの授業においても教育実践につながる目標を置き,その専門領域を深く探究する能力,および問題解決のための力量を身につける授業内容を構築する。
  • 評価に当たっては,単位の実質化を求め,授業の理解や授業を通して求める力量の育成の成果に関わる多面的な観点から,より具体的で客観的なものとするために,高学年においては公開授業・試験を積極的に取り入れ,評価を行う。

(2)点検・評価

  目標に掲げた学部・大学院の授業に係る工夫と実施は計画の通り行った。学生による授業評価では高い評価を得た。また,成績評価についても学部・大学院共、授業の公開につとめ,実技試験の公開,及びレポートにおいても評価の観点を明確に定め,点数化する一方で,特に大学院の課題探究(音楽とコミュニケーション)では,履修者(47名)全ての学生に対し,レポートに関する評価コメントを電子メールによって送付するなどの工夫をした。

1-2.大学教員としての社会(地域)貢献

(1)目標・計画

  • 教育支援等講師を通して教育連携を図る。
  • 現在も行っている徳島県の伝統的文化継承支援を続ける。
  • 県の音楽文化推進のための支援を続ける。

(2)点検・評価

  • 教育支援等講師として登録した。
  • 徳島県邦楽推進委員会会長として徳島県の伝統的文化継承支援を行った。
  • 県の音楽文化推進のために徳島県音楽コンクール実行委員としてその支援を行った。
  • 中国・四国共同事業SCS授業「阿波の伝統音楽とぞめき」を担当した。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  • 特に採用試験対策への取り組みとして,授業時間外に「伝統楽器補修授業」を設ける。
  • 現行の通り,オフィスアワーや空き時間を通して学生支援(生活・学習・教採相談など)を行う。

(2)点検・評価

  • 採用試験対策の取り組みとして,5月~6月の2ヶ月間,毎週火曜日兵庫県採用試験受験者に対し,「三味線」の技術指導を行った。
  • オフィスアワーや空き時間を通して学生の学習補習,修学指導や生活相談等を行っている。

2-2.研究

(1)目標・計画

  学校教育に関わる「音楽表現」に関する研究を継続する。

(2)点検・評価

  学校教育に関わる「音楽表現」に関する研究,特に学部1年のための声楽基礎訓練「発声」テキストを作成実施した。授業において継続的に実践し,そのテキストの効果を検証している。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  自己の職務と職責を全うする。

(2)点検・評価

  • 大学機関別認証評価報告書作成に係る執筆総括者として,その任にあたる。
  • 暫定評価報告書作成に係る総括者として,その任にあたる。
  • 教育評価部会委員として大学の教育及び教育の質の向上に資するシステムの機能について検証にあたる。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  • 附属学校における授業支援等で連携を深める。
  • 徳島県の伝統音楽推進に係る連携を行う。

(2)点検・評価

  • 附属中学校において6月末から7月にかけ,「変声期の発声」について,1学年4クラス,2回づつ計8コマの授業を行った。
  • 徳島県の伝統音楽推進に係る連携を行っている。
  • NHK全国学校音楽コンクール徳島県大会の審査を務める。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  学位授与機構の評価に係る作業を田中理事の下で,企画・評価・広報チームの職員と協力して実施した。結果,大学機関別認証評価では全ての基準を満たしているとの評価を受けた。さらに次年度の暫定評価の作業を実施中である。
最終更新日:2010年02月17日

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