自己点検・評価報告書 (自然系(理科)教育講座) 香西 武

報告者 香西 武

1.学長の定める重点目標

1-1.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

  1. 授業内容に関して:専門的な領域では小・中学校の学習内容との関連をはかりながら,授業内容を改善する。教科教育に関しては,模擬授業等の実践的内容を取り入れながら授業を行う。
  2. 授業方法に関して:座学のみに陥らないよう,学生自ら研究を発表したり,意見を交換する場をできるだけつくる。
  3. 評価に関して:学習への参加状況を厳密に評価し,テスト,レポート,パフォーマンスなどで評価するよう工夫する。

(2)点検・評価

  1. 専門的授業に際しては,理科教科書をもとに学習内容と小中学校の関連を調べさせることから講義を始めた。専門的内容と小中学校で教える内容の関連は把握できたものと思う。授業に対する授業の満足度は高かったので,一定の効果があったものと推測する。教科教育に関しては,学生の発表の場を多く持った。
  2. 全ての授業で評価の観点を伝えて,授業を行った。授業後は,成果物と取り組みの過程を加味した評価を行った。

1-2.大学教員としての社会(地域)貢献

(1)目標・計画

  • 国内貢献:教育研究団体主催の研究会での助言や研究指定校での助言などを通して,研究成果の社会貢献をはかる。
  • 国外貢献:JICAの研修に参加し,研究成果に基づく研修を実施する。また,現地での指導を通して,国際貢献をはかる。

(2)点検・評価

  • 国内貢献では,学校現場との連携で研究会での助言,授業研究への参加,冊子の作成等,本年度は15回行った。作成した冊子については,啓林館から出版し,全国の学校現場に配布した。
  • 国際貢献では,中東地域の理数科教員研修やモザンビーク教員研修での講演,エチオピアでは現地に行き,アジスアベバ大学との連携で現地指導を行った。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  就職指導に関して,担当学生や指導を希望する学生に対して面接指導,模擬授業指導などを行い,学生の就職活動を支援する。

(2)点検・評価

  4月から8月に希望者に対して,模擬授業,小論文,面接などを中心に学生の援助を行った。その結果,徳島県中学校理科に2名合格した(採用数2名。。既卒生)。4年生は5名中4名が合格した。

2-2.研究

(1)目標・計画

  専門的領域に関する内容について,国際学会で発表し,国際誌に投稿する。

(2)点検・評価

  国際学会で3回発表し,論文は2編が出版され,1編が査読の段階にある。目標は,概ね達成された。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  GPへの取り組み等に関しては,与えられた担当の中で取り組んでいきたい。

(2)点検・評価

  理科に関して 評価スタンダードを作成した。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  附属小学校,附属中学校の研究に対して協力をする。具体的には,公開研究会での援助,校内研究会で支援・援助等を行う。また,国際協力としては,JICAに関連する事業に対して協力する。

(2)点検・評価

  附属小学校,中学校の研究に対してでは,助言者,共同研究者として協力した。また,国際協力としては,中等理数科教員研修,モザンビーク教員研修に協力し,AAダイアログの一環としてエチオピアでの調査にあたった。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

  エチオピアを訪問し,JICA事務所,現地プロジェクト等との連携を図ることができた。また,アジスアベバ大学とも連携が取れ,今後は客員教授としてスタッフを招くこと,授業研究の共同研究を実施すること,世界銀行の支援の基に,共同研究者として招くことなどの計画が進行中である。
最終更新日:2010年02月17日

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