自己点検・評価報告書 (総合学習開発講座)  太田直也

報告者 太田直也

1.学長の定める重点目標

1-1.教育大学教員としての授業実践

(1)目標・計画

  • 授業では現代の文化を考えるにあたって必要不可欠な事項をとりあげてゆくが、可能な限り受講生にとって身近な具体例を取り上げて説明することを心がける。
  • 他大学では扱われることの少ない(全くない)特色のあるテーマを積極的に取り上げる。
  • 受講生の発言機会を増やし、能力や努力を正当に評価する。

(2)点検・評価

  • 授業における文化論に関する基本事項の説明は、十分にできたと自負している。受講生によるアンケートにより確認した。
  • 特色ある授業を展開するため、難解さゆえに他大学では扱われることの少ない最新の文化論を採り上げたつもりである。
  • 受講生には十分な発言機会を与えたつもりであるが、さらに多くの意見を採り上げることができたかもしれない。

1-2.大学教員としての社会(地域)貢献

(1)目標・計画

  • すでに行っている徳島県内の小学校教諭との研究会を継続し、地域の教育を側面から支援する。
  • 学生の課外活動に協力する。たとえばふれあいアクティビティーなどの活動に参加し、地域の子どもたちに学びの場を提供する。

(2)点検・評価

  • 徳島県内の小学校教諭との研究会は継続して行った。何らかの形で成果を発表する機会を設けたいが、現在のところ望むような結果を得ていない。しかし、主として小学校英語に関しては地域の教育を幾分かは支援できたと考える。
  • 学生の課外活動であるふれあいアクティビティーの活動には、可能な限り協力し(例えば屋島での合宿に参加した)、地域の子どもたちに学びの場を提供することができた。

2.分野別

2-1.教育・学生生活支援

(1)目標・計画

  • 学生の自主的な活動を支援し、必要に応じてアドバイスを与える。
  • いかなる場合にも学生の相談には誠意を持って応じる。

(2)点検・評価

  • 学生の自主的活動には可能な限りの協力をした。
  • 学生および院生からは様々な面でアドバイスを求められたが、そのすべてに誠実に対応したつもりである。
  • 教員採用試験に臨む院生たちに英語面接の指導を行った。
  • JALアカデミーと連携し、学生のさらなる「社会化」の機会を設けた。

2-2.研究

(1)目標・計画

  • ウェールズ語(カムリー語)に関する論文を記す
  • 申請中の科研費が採択された場合にはウェールズにおけるウェールズ語(カムリー語)教育と文化を中心に、少数言語と文化、教育の現状を考察する。
  • ディラン・トマスの書簡集翻訳作業を継続する。

(2)点検・評価

  • 「ウェールズにおけるカムリー語の歴史・現状と教育」と題した論文を執筆し、国際異文化学会の会誌に投稿した(『異文化研究』4)。
  • ホノルルで行われたJUSTECの大会にて口頭発表を行った。
  • 英国・ウェールズにおける教師教育の研究会に出席した。
  • ディラン・トマスの書簡集翻訳作業を継続した。東洋書林より出版の予定。
  • 『地図の歴史(仮)』の翻訳作業を行った。東洋書林より出版の予定。

2-3.大学運営

(1)目標・計画

  • 各種委員会等、与えられた責務を遂行する。
  • 入学者確保のための広報活動、主として関東地区の私立大学訪問を行う。

(2)点検・評価

  • 国際交流委員会の委員としての責務を果たした。
  • 可能な限り会議に代理出席した。
  • 大学院入学者確保のための広報活動、私学訪問を行った。

2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等

(1)目標・計画

  • 英語圏(主として英国、アイルランド共和国)の教育機関との関係強化を図る。

(2)点検・評価

  • アイルランド共和国St.Brigid’a Primary Schoolと教育に関する意見交換を継続したが、英国内の学校との関係は強化することができなかった。

3.本学への総合的貢献(特記事項)

授業、学生・院生指導、研究、地域貢献に関しては可能な限りの努力をした。私学訪問とあわせて、学会・研究会においても学生募集に関わる広報活動を行い、学会のニューズレターのエッセー、新聞の書評等の記事も引き受け、「小さな」大学宣伝活動をいったつもりである。本年度も学内貢献ポイントが0であったことを鑑みれば、上記のごとき努力は大学にとっては無意味であるかもしれないが、「草の根運動」敵に継続してゆきたいと考える。

 

最終更新日:2010年02月15日

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