自己点検・評価報告書(学校改善講座) 芝山明義
報告者 芝山明義
1.学長の定める重点目標
1-1.教育大学教員としての授業実践
(1)目標・計画
- 助手として,所属講座の教員を指導教員とする学部生,所属講座(コース)の学校教員養成プログラム受講生(長期履修生)と教員志望の大学院生にたいして,教育実践に関わる卒業研究,修士論文の作成を中心とする教育研究指導上の役割を積極的に果たし,授業補助等でも教育実践に資する教育指導・助言,教員採用試験のための情報提供等を心がける。 ※現在助教への移行審査中であり,来年度に授業担当等をする場合には,上記の諸点をさらに積極的かつ教育実践に即応できるよう具体的におこなう。
(2)点検・評価
- 助教として平成19年度より授業を担当し,所属講座の教員と協力して,教育実践に資する内容や教員採用試験に関連する情報等を積極的に取り入れることを心がけた。また,学部生の卒業研究,大学院生の修士論文の作成に関しては,所属講座(コース)の各指導教員と協力して,学部生には卒業研究の発表会や調査研究の実施等に際して,また大学院生には各学年の修士論文の発表会,とくに修了年次の大学院生には調査研究の実施・分析等に際して,いずれも積極的に助言・支援等をおこなった。
1-2.大学教員としての社会(地域)貢献
(1)目標・計画
- 研究テーマである教育における地域連携や人権教育に関して,それらの研究に取り組む過程で学校や地域等との関係やその要望等に留意し,積極的に対応し,貢献する。これまでも,学校での現地調査では,調査対象校等の求めに応じて,調査結果等の報告等を校内研修会や設置者である市の管理職研修(講演会)の講師としておこない,あるいは人権教育に関して,鳴門市社会人権教育講師の委嘱を受ける等,研究成果をふまえた社会・地域貢献をおこなっており,今後もこうした機会等に積極的に対応する。
(2)点検・評価
- 平成19年度も引き続き鳴門市社会人権教育講師の委嘱を受けた。 さらに,平成19年度の新規共同研究プロジェクトに係る現地調査として継続的に訪問調査をおこなってきた大阪府下の小学校において,その求めに応じて校内研修の講師を務めるなど,これまでの研究成果をふまえた社会・地域貢献をおこなった。
2.分野別
2-1.教育・学生生活支援
(1)目標・計画
- 所属講座の教員を指導教員とする学部生ならびに所属講座(コース)の長期履修生並びに大学院生の教育研究環境の整備を,所属講座の教員と協力しておこなう。
- 学部生・院生の要望・悩み等の相談に随時応じるとともに,学部生・長期履修生と学卒等の院生には将来教員あるいは社会人として必要とされる日常の生活態度等を身につけられるよう指導・助言する。
(2)点検・評価
- 所属講座(コース)の大学院生等が修士論文作成に係る調査研究等に使用する研究室や実験室を中心にその環境整備に配慮し,必要な機器等の配備及び点検保守を,講座内で主に担当した。
- 学部生・院生の生活状況等について,所属講座の講座主任,各指導教員との情報交換等を綿密におこない,学部生・院生にも直接に日常生活の状況等を確認しながら,個別の相談や全体的な要望等に応じ,さらにこちらからも積極的にその改善・向上のための助言・支援等をおこなった。
2-2.研究
(1)目標・計画
- 前年度までの科学研究費補助金の研究分担者として,その研究成果を論文等にまとめ,発表する。
- 従来からの研究テーマである学校と家庭・地域の連携と人権教育の課題に関する考察ならびに教育達成と自己概念に関する検討をさらに進めてまとめ,発表していきたい。
- 今年度申請分の結果によっては,来年度も科学研究費補助金に積極的に申請し,学外資金の調達に努めたい。
(2)点検・評価
- 平成18年度までの科学研究費補助金による研究成果をふまえて,平成19年度からの科研費補助金(代表:岩永定教授)において研究分担者として,その研究成果を反映・発展させて取り組んだ。
- 平成19年度の新規共同研究プロジェクト(代表:志水宏吉大阪大学大学院教授)に参加し,従来の研究テーマに関する検討を進めるとともに,学校文化・教師文化に関する研究に取り組んだ。
- 平成20年度からの科研費補助金に申請したが採択には至らず,今後さらに研鑽を積んでゆきたい。
2-3.大学運営
(1)目標・計画
部会議に出席・参画することをとおして,大学の構成員として本学の運営に貢献する。
※現在助教への移行審査中であり,来年度に各種委員会委員等を担当する場合には,当該委員としての職務を積極的に果たす。
(2)点検・評価
さらに,平成20年度に設置された高度学校教育実践専攻(教職大学院)の設置準備に関して,教職大学院設置準備室室長及び室員ならびに所属講座等の教員とともに積極的に協力した。
2-4.附属学校・社会との連携、国際交流等
(1)目標・計画
- 附属校園とともに学校や教育委員会等からの依頼・要請等に応じるなど,大学と地域・社会との交流・連携を積極的におこない,地域・社会に貢献していきたい。(附属学校・社会連携・国際交流)
(2)点検・評価
- 平成19年度より新規に教育支援講師・アドバイザーへの登録をおこない,社会・地域との連携を進めるべく努めた。
3.本学への総合的貢献(特記事項)
- 所属講座教員ならびに本学教員を実行委員長及び事務局長ならびに実行委員とし,本学を会場として平成19年9月末に開催された「日本教師教育学会第17回研究大会in鳴門」において実行委員として,とくに事務局員としてその職務を積極的に果たすなかで本学の広報等に務めるとともに,本学の社会貢献を学会員ならびに徳島県内の教育関係者に積極的にアピールした。
最終更新日:2010年02月15日