家庭科教育コース

コース概要

新たなライフスタイルの創造を担う,次世代を育成します

 
持続可能な未来づくりを担う
 日々の衣・食・住を営む力,よりよい選択や維持管理,ロスの削減といった消費者の行動は,気候危機が迫る中で持続可能な未来にバトンを引き継ぐ大きな鍵となっています。現代の山積する課題に対して,いかに日常生活での実践で対処するのかを学ぶのが家庭科教育です。Think Globally, Act Locally を合言葉に,持続可能なライフスタイルを創造できる次世代を育成します。

専門の学びを深める
 家庭科は社会の変化に応じて,教育内容や方法のアップデートが求められます。大学院では興味関心に応じて追求したいテーマを決め,所属したゼミナールの分野で,教育内容や方法についての研究に取り組みます。日々の授業の中では,幅広い専門領域の教員から少人数で丁寧な指導を受けることができ,多分野の専門性も深められる体制となっています。

実践に生きる力を磨く
 生活技能が乏しい児童・生徒が多い中,興味や関心を惹きつけ,限られた授業時間の中で効果的な授業を行うには工夫と高い専門性が求められます。大学院では,教育現場をフィールドとした実践の機会が豊富に設けられています。専門性と実践力を同時に磨き,実践の場に生きる知識・経験を深められるよう,ともに切磋琢磨していきましょう。
 
 様々な課題を解決するために,家庭科の授業だからできることが,たくさんあります。追求したい テーマを設定し,効果的な内容や方法への考えを深め,未来を託す次世代のための授業を創造しましょう。
 

 

担当教員紹介(令和5年4月1日現在)   

氏 名 金 貞均
職 名 教授
専門分野 住居学,住生活学
詳細データ
研究内容 東アジアにおけるネットワーク居住研究,比較居住研究
授業科目 生活科学教育(家庭)の内容構成演習
メッセージ

 専門分野は住居学・住生活学。東北大学大学院にて博士号を取得。平成9年日本建築学会奨励賞受賞。主な研究は,成熟社会の住宅問題を解く解法として提示したネットワーク居住研究で,東アジアにおける比較居住研究に発展させています。著書・論文に『近居 少子高齢化社会の住まい・地域再生にどう活かすか』(共著,学芸出版社2013),『教科内容学に基づく小学校教科専門科目テキスト 家庭』(共著,徳島県教育印刷株式会社2015),「A  Study  on  the  Plan  Type  of  the  Urban  LDK House in Japan - By the Combination of Plan Composition Elements -」(Journal of the Korean Housing Association Vol. 24, No. 1, 2013)などがあります。
 教育では,住まいや住生活を取り巻く状況と問題について,家族,住文化,住まいの安全性・健康性・利便性・快適性,地域性,住環境,居住福祉の観点から住教育実践課題を捉え,理論と実践の往還を図りながら授業実践,教材開発,授業研究を行っています。新しい住文化の創造に寄与しうる実践的教育・研究の世界で一緒に考究しましょう!

氏 名 坂本 有芳
職 名 教授
専門分野 生活経営学,消費者教育
詳細データ
研究内容 デジタル化の影響や持続可能な消費の実践についての実証的研究
授業科目 生活創造教育(家庭)の内容構成演習
メッセージ

 専門は生活経営学,消費者教育で,鳴門教育大学消費者教育推進プロジェクトのリーダーを務めています。徳島県に設置された消費者庁新未来創造戦略本部国際消費者政策研究センター客員主任研究官として,徳島県消費者行政や教育委員会とも連携しながら,全国に先駆ける消費者教育と実証研究をしています。高等学校家庭科の文部科学省検定教科書の執筆・編集も行っています。
 持続可能な未来のための教育は,今後の最も重要な課題のひとつです。地球規模の問題を,各人が自らの問題として主体的にとらえ,身近なところから実践することが必要です。また,18歳成年が施行され,自らの権利を守り,自立した意思決定ができる力を意識的に育むことも求められています。家庭科は,問題の解決につながる新たな価値観や行動の変容をもたらすことができる教科です。責任ある消費をキーワードに,重要課題に対する効果的な教育を考えてゆきましょう。

氏 名 西川 和孝
職 名 教授
専門分野 食生活学
詳細データ
研究内容 実験・実習による食生活学の研究
授業科目 生活科学教育(家庭)の教材開発演習
メッセージ

 家庭科教育コースの食物学を担当しています。私たちが生きていく上で大切な食に関する問題を取り扱っています。学校教育における食物学は,栄養学,食品学そして調理学が互いに関連し合った学問から構成されています。私のゼミでは,主に実験や実習によって,食物学の研究をすすめています。また,栄養学,食品学および調理学を基礎とした教材研究や食教育をしています。最近は,食物学だけでなく,家庭科教育全般に興味があります。家庭科はさまざまな学問分野があって,奥が深くて面白いです。鳴門教育大学は自然に囲まれ,設備の整った環境で,きっと快適な勉学および生活ができると思います。皆さんと一緒に勉強できることを楽しみにしています。

氏 名 速水 多佳子
職 名 教授
専門分野 家庭科教育学
詳細データ
研究内容 小・中・高等学校の家庭科授業研究, 授業開発
授業科目 学習指導と授業デザイン, 教材開発演習
メッセージ

 専門は家庭科教育学です。現在の家庭科教育が抱えている課題の解決を目指して,小・中・高等学校の授業実践を核とした研究を行っています。家庭科は,生活に必要な知識と技能を習得し,生活を創造する能力と実践的な態度を育てることが求められている教科です。私自身の学校教育現場での経験を生かし,学校や生徒の実態に沿った実践的・体験的な学習活動を重視した授業づくりを行い,子どもたちの生きる力を育んでいきたいと考えています。また,教育の専門家としての力量を高めるために,実践力を培う教員養成のあり方についても取り組んでいます。 家庭科は生活そのものを扱う教科です。子どもたちの現在の生活はもちろんのこと,将来にわたってよりよく充実した生活ができることを目指し,実生活に生かす家庭科の授業づくりを一緒に進めていきましょう!

氏 名 福井 典代
職 名 教授
専門分野 衣生活学
詳細データ
研究内容 消費科学的な観点からの被服に関する研究
授業科目 生活科学教育(家庭)の学習指導と授業デザイン
メッセージ

 家庭科教育コースに所属し,衣生活に関する講義や実験・実習ならびに家庭科教育を担当しています。被服の購入や着用など,消費科学的な側面から被服心理に関する研究を追求するとともに,洗濯や染色実験を主体とした教材の開発についても研究を進めています。最近の著書・論文に,『被服学事典』執筆分担pp.435-436,朝倉書店(2016),『中学校技術・家庭科における被服領域の教材開発と授業実践-浴衣の着付けを通して伝統文化の継承を考える-』共著pp.101-106,鳴門教育大学授業実践研究第16号(2017)などがあります。

氏 名 小野瀬 裕子
職 名 講師
専門分野 家庭経営学,保育学
詳細データ
研究内容 家庭科におけるESDの理論と実践
授業科目 生活創造教育(家庭)の内容構成演習
メッセージ

-編集中-

 

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教務部入試課広報係
電話:088-687-6460