先輩からのメッセージ

心理臨床コース(臨床心理学領域)
心理臨床コース(臨床心理学領域)_2023画像
土橋 美咲さん
令和2年度修了生
聖マリア病院
公認心理師・臨床心理士

出会いと学びに溢れた2年間

 臨床心理学領域では,講義を通して,資格取得や現場で働くために必要な専門知識・技術を学びます。学外実習では,医療・教育・福祉,3領域における心理職の役割を肌で感じながら,実践の力を育てます。講義や実習指導は,各分野を専門とされる先生が担当してくださるため,学びのなかで生じた疑問や改善すべき点について的確な助言を受けることができます。心理・教育相談室のケース担当では,心理面接を受け持ちます。スーパーヴァイズや事例検討では自分だけでなく,他の院生のケース報告に参加するため,より多くのケースに触れ,視野を広げることに繋がります。ゼミでは,修士論文執筆にあたって研究計画から分析,発表に至るまで丁寧にご指導いただけます。
 現在,私は総合病院で,多くの診療科の患者さんに心理職としてお会いしています。面接や検査など対応数も多く,入職当時は思うようにできずに戸惑うこともありましたが,院生の頃に実習や論文など厳しい局面を乗り越えてきたことが糧となり,頑張ることができています。
 心理職を目指す仲間が多くいる環境で,共に悩み,助け合えるところは鳴教の魅力の1つだと思います。忙しい日々ではありましたが,仲間たちと充実した大学院生活を送ることができました。

心理臨床コース
(心理・教育科学領域)
心理臨床コース(心理・教育科学領域)_2023画像
齋藤 希さん
令和3年度修了生
京都府小学校 教諭

先生としての夢,何よりも子どもたちを“しあわせ”に!

 大学生のころ,様々な事情を抱えた子どもたちとふれあい,子どもたちの心身の健康の問題を学校で未然に防ぐことはできないかと考えていました。そして,ここ「心理・教育科学領域」にたどり着くことができました。
 「心理・教育科学領域」では,健康や適応の問題について,解決方法や予防的なアプローチを考えます。こう聞くと難しそうですが,その学びは楽しく進みました。この領域では,現役の学校教員の方や,学部からストレートで入ってきた学生,外国からの留学生など様々な視点をもった人たちが集まっています。1人で考えてわからない問題も,多方面から見てみると解決の道しるべが現れます。講義では,議論を重ねたり,科学的根拠を紡ぎながら予防教育を考案したり実践したりします。毎日大変でしたが,日々新しい発見ができ,充実していました。
 さらに,私は資格取得プログラムを利用し,小学校の教員免許を取得しました。一般的な修士課程より1年多く時間はかかりますが,教員免許の講義や領域での講義で学ぶことが多く,おかげで教員採用試験に一発合格しました。
 心理・教育科学領域は,学校や子どもたちの心理について学ぶにはうってつけのところです!興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

グローバル教育コース
グローバル教育コース_2024画像
飯島 雅人さん
令和4年度修了生
日本語教師

日本語教育・日本文化分野での2年間

 私は大学卒業後,JICA海外協力隊に参加しました。その時の経験から専門的な知識を深めたいと思い大学院への進学を決めました。 日本語教育・日本文化分野では,日本語の文法,音声,教育法など,日本語教育全般について学ぶことができます。授業では,講義だけでなく,グループやペアでのワークなども行われます。私が在学していた2年間では様々な年齢,国籍,そして多種多様な経験を持つクラスメイトとの交流や意見交換をする機会が何度もありました。私自身,そういったクラスメイトとの交流から自分にない気づきを得ることができ,多角的に物事を捉えられるようになりました。
 また,教育実習や論文の執筆は院生生活の中でも大きな比重を占めると思います。どちらも先生方が丁寧にアドバイスやサポートをしてくださるので,安心して取り組むことができます。時には厳しく,そして優しく寄り添ってくださった先生方のおかげで最後までやり切ることができました。
 私は,現在,海外の大学で日本語教師をしています。大変なこともありますが,大学院での2年間で得られた知識や経験を活かして楽しみながら働いています。 2年間は長いようであっという間です。チャンスがあればぜひ鳴門教育大学で学んでみませんか。

グローバル教育コース
グローバル教育コース_2023画像
山口 紗織さん
令和2年度修了生
日本語教員

私の2年間

 みなさん,こんにちは。私は,日本語教師養成講座420時間修了後,大学院に入学しました。 大学院に入学した目的は,研究でした。夢だった日本語教師としてスタートしたキャリアも中断したくなかったので,非常勤講師を続けながらの2年間でした。
 大学院の授業は,グループワークやプレゼンテーションをする機会が多々あり,協働学習の連続でした。年齢や国籍などの違いを超えて,意見を出し合い必死に課題準備に取り組んだ仲間は,学ぶ楽しさに改めて気づかせてくれ,学ぶ喜びを何倍にもしてくれました。
 子育て・仕事・大学院生と三足のわらじを履いていた私は,気持ちに余裕がなく,研究が思うように進まない時など,焦りと不安に駆られていました。しかし,そんな時も先生方は研究室のドアを叩くと温かく迎えてくださり,耳を傾け真摯に向き合いサポートしてくださいました。このことは今も,「自分が目指す教師像」に大きく影響しています。研究がしたくて大学院に入った私ですが, 修了してみると,研究だけでなく,授業スキルや学生との向き合い方など人間的なことも学ばせていただいたのだということに気づきました。
 大学院に入学しようか迷っている皆さん,まずはチャレンジしてみませんか。前進あるのみです。

(旧)国際教育コース
(旧)国際教育コース令和2年度修了生_2023画像
仁木 博子さん
令和2年度修了生
JICA海外協力隊員

見聞を広められる貴重な経験

 私は,高校までは英語が苦手で海外への興味も全くありませんでした。しかし,大学でのボランティアや留学経験から,国際協力の道に興味をもち,卒業後すぐに進学しました。様々な国から来た留学生やJICA海外協力隊の経験を有する方々と出会い共に学ぶ中で,国際教育に関する知識だけでなく,考え方が広がりました。また,在学中にシンガポールやネパールの学校に訪問する機会を与えていただき,その時に初めて海外の教育を自分の目で見て,今まで当たり前だと思っていたことが違うことに気づかされました。
 現在は青年海外協力隊として派遣される日を待ちながら,日本社会で過ごす外国につながりのある子ども支援に携わる仕事を行っています。 外国人材が増加する日本社会で,今後は海外に行って国際協力を行うだけでなく,日本にいる外国につながりのある子どもが学校現場で母国の文化や言語を大切にしていけるような教育を行っていくことが必要ではないかと日々感じています。
 本コースは,多様な国からの留学生,海外との研修機会等,日本にいながらも異文化交流ができる場が多くあります。海外の教育を知り,日本の教育を見つめ直すことで,今後誰もが安心して過ごせる教育の在り方を考えてみませんか。

(旧)国際教育コース
(旧)国際教育コース令和元年度修了生_2023画像
板垣 暁歩さん
令和元年度修了生
株式会社コーエイ
リサーチ&コンサルティング
副主任コンサルタント

国際協力×教育を仕事にするための場所

 こんにちは。私はJICA海外協力隊に参加後, 日本で教員をしていましたが,国際協力の仕事がしたいという夢を諦めきれず,本コースへ入学しました。大学院修了後は,開発コンサルタントの仕事に就き,現在はアフリカのモザンビーク共和国の算数教育プロジェクトに従事しています。
 現在の仕事には同コースでの学びが確実に活きています。特に,様々な国の教育を知り,考え,議論した経験から多くを学びました。同コースでは,海外に渡航する機会が多く,様々な国の教育の現状や課題をその目で直接見ることができます。
 また,大学内でも留学生や研修生が日本人よりも多く在籍し,皆母国の教育を良くしたいと心から願う学生ばかりで,彼らとの議論から「はっ」 と気づかされることがよくありました。さらに,授業や研究を通じて語学力や教育の専門性を高めることができ,国際協力に携わるための心構え等も経験豊富な先生方に教わりました。
 国際協力×教育というテーマに少しでも関心がある方はぜひ,入学をおすすめします。期待する以上の学びが得られること間違いなしです!

国語科教育コース
国語科教育コース_2024画像
宮城 久子さん
令和5年度修了生
徳島県高等学校 教諭

学びを明日への力にして

 私は高校教員として日々実践を重ねながら,「もっと生徒が主体的に学べる授業をするにはどうすればいいか」と模索していました。大学院では「問いと学習活動」を工夫した授業づくりに取り組んでいます。
 国語科教育コースは先生方との距離が近く,「対話」をとても大切にしています。みんなが集まると,すぐに楽しい「対話」が生まれにぎやかです。また,教員を志す方や異校種の方と一緒に学べることも特徴の一つで大いに刺激を受けました。毎週行われるゼミは少人数のアットホームな雰囲気で,先生方の熱いご指導のもと,意見やアイデアを出し合いながら研究を進めています。自ら構想した単元を置籍校でのフィールドワークで実践したことは,忘れられない経験となりました。
 鳴教大学院のカリキュラムは充実しており,グループワークなど協働的な学修が取り入れられています。多彩な講義を通して,「教育の今と未来への方向性」がわかります。
 大学院進学にあたり,身近に鳴教大学院を修了された先生が大勢おられ,どの方も「絶対におすすめだよ。行けばわかる!」と背中を押してくださいました。学び始めるのに遅い早いはありません。魅力あふれる国語科教育コースでお待ちしています。

国語科教育コース
国語科教育コース_2023画像
岸本 一貴さん
令和4年度修了生
福岡県中学校 教諭

“好き”を“専門性”に変える場所

 大学時代に教員を目指して勉強していましたが,自分には向いていないと諦めてしまいました。しかし,社会人になり人との出会いが増える中で「やっぱり教員になってみたい!」と強く思い,長期履修学生制度を利用して大学院に進学することを決めました。
 初めての教育実習は今も忘れられません。改めて教員になる意思を固めました。加えて大学院でのフィールドワークも設けられており,これまでの経験を活かし,自分らしく実習に取り組むことができました。現場での経験を多く積むことで,これからの教員像を具体的にイメージすることができました。
 大学院では,昔から絵本が好きだったこともあり,絵本の読み聞かせについて研究をしました。実習でも読み聞かせを実践し,生徒との信頼関係を深めるきっかけになりました。これまで自分が“好き”だった絵本が,これからは,教員としての“専門性”に変わっていることに気づきました。
 進学後は不安も大きかったですが,先生方がサポートしてくださり,院生同士で分からないことを共有して支え合うことができ,いつの間にか不安は消えていました。国語科は人との関わりの中で教科についての発見や深まりを感じることができます。入学した際には積極的に輪を広げてみてください。

英語科教育コース
英語科教育コース_2024画像
小川 真里奈さん
令和4年度修了生
福岡市中学校 教諭

夢を現実に

 就職活動を進める中,心の片隅に英語の先生への憧れがありました。その時,鳴門教育大学大学院には1から教員を目指すことのできるコースがあると知り,ここなら夢を叶えられると思い入学しました。
 大学院では教育実習やフィールドワークを通して,実践的な力を身に付けるとともに,教科の専門性を高める講義を受講することができます。さらに,先生方や院生同士の距離が近く,喜びや不安を分かち合うことができるのも魅力です。また,私は英語教育における小中連携に興味があるため,小・中学校で実習ができたことは貴重な経験になりました。
 現在,私は中学3年生の英語を教えています。どのように教えたらいいのか,どのように授業を展開していくのか悩むこともありますが,大学院で学んだ「子どもたちのやりたい気持ちを引き出す」,このことを胸に,日々楽しみながら取り組んでいます。学び続けることの大切さに気付き,同じ志を持つ仲間と出会えた3年間はこれからの教員人生の道しるべになると確信しています。
 子どもたちの笑顔に触れ,一番近くで成長していく姿を支えることができる。先生って素晴らしい職業です。少しでも興味がある方,ぜひあなたの夢に挑戦してみてください。

英語科教育コース
英語科教育コース_2023画像
沼澤 桃香 メゲンさん
令和4年度修了生
神奈川県高等学校 教諭

実りある3年間

 私は,大学で法律を専攻していました。しかし,大学での交換留学をきっかけに英語教育に興味を持ち,教職の道に進みたいと考えるようになりました。そこで,ゼロからでも教員免許を取得できる鳴門教育大学大学院で学ぶことを決心し,入学しました。
 英語科教育コースには,英語教育学や小学校外国語教育,英語学,英語文学を専門とする先生方がいらっしゃり,多角的な視点から英語を学ぶことができます。先生方と学生との距離が近いため,いつでも気軽に研究室でお話することができます。
 また,本コースでは現役の学校教員の方や学部からストレートで入ってきた学生,社会人経験を経て入学した方など様々な経歴を持つ方々と,共に学ぶことができます。講義でこれからの英語教育のあり方について共に考え,試行錯誤しながら模擬授業に取り組んだ経験は,私にとって大きな学びとなりました。さらに,同じ志を持った仲間に出会えたことがとても良い刺激になりました。共に切磋琢磨しながら教員採用試験の対策に取り組むことで,無事に合格することができました。
 英語教育に関心のある方はぜひ,入学することをおすすめします。充実した大学院生活を送れること間違いないです!

社会科教育コース
社会科教育コース_2023画像
光山 明典さん
令和2年度修了生
徳島県中学校 教諭

「理論と実践の往還」の場へ

 21世紀型能力を育てることをめざす社会科教員の一人として考えた時,私には現場にいながらの「理論と実践の往還」がなかなか難しい目標でした。しかし,教職大学院の社会科教育実践分野(現:社会科教育コース)に進学することで,簡単ではないけれど限りなく実行しやすい環境にやってきたと実感しています。
 実際,教科教育実践フィールドワークで研究授業を実施した時,こちらの想定通りに展開せず,満足のいく結果まで達成できなかった場合もありました。しかしその実践結果をじっくりと吟味し,今後にむけての改善点を研究できる時間が確保されるので,非常に良い機会を得たと思うことができました。
 こうした経験も踏まえながらの大学院生活では,大学教員からは社会教育学の理論や,自分が専攻していた地理学をはじめとする各種専門的知識を学ぶことができました。これまで感覚的に考えてきた部分を理論的にとらえられるようになってきました。また,様々な立場から進学してきた院生たちと意見を交えることができました。そのため,専門分野への興味や,自分の知識・視点が大きく広がったように思います。学校現場に戻ってから,目の前にいる生徒たちの「わかった。」を増やせるよう,この成果を活かして邁進していきたいです。

数学科教育コース
数学科教育コース_2023画像
岩村 允雄さん
令和4年度修了生
愛媛県高等学校 教諭

学校現場では経験できない

「1人1台端末をどう活用するか。」「数学的な資質・能力をどう育むか。」転換期を迎えている学校現場で,私自身課題を抱えていました。そのようなときに,大学院受験の機会をいただき,冒頭の課題を軸に研究が始まりました。1年次は指導教員との議論を通して理論的な枠組みを構築しました。2年次の実習では,この理論を用いた授業を実践しましたが,1人1台端末を使いこなし,様々な数学的な資質・能力を発揮する生徒の姿に大変驚かされました。研究を通して,今後の数学教育に必要な私なりの指針を得ることができたと感じています。これは,学校現場における教材研究の範囲では成し得なかったことです。
 数学科教育コースでは,主に「数学教育」と「専門数学」の教授2人1組で実施される授業が多いのも魅力的です。両者の立場から指導していただけるため,見落としていた視点や新しい気付きがあり,自身の視野を広げることができました。また,広い院生室での学生間の交流も楽しみの1つでした。現場の経験を話すこともあれば,最新のiPadの活用法を教えてもらうこともあり,授業外でも有意義な時間を過ごすことができました。現場では経験できない,大変価値のある2年間でした。

理科教育コース
理科教育コース_2024画像
山口 海斗さん
令和5年度入学

大学院進学について

 私は,大学4年の時に教員採用試験を受験し,思うような結果が出ず,自分自身に足りないものを補うために大学院に進学することを決めました。大学院は学部生の時とは違い模擬授業やフィールドワークなどの実地実習の機会も多くあり,教師としてのスキル向上につなげることができると思います。そして,大学院入学の強みの一つとして,現場の先生方との意見交換や,経験を聞く機会が多く用意されています。講義で学んだことが実際,現場ではどうなのか,また実際に行うのならどのような運用が出来るかなど,講義を聴くだけでは得られない情報や現場のリアルな意見が聞けてとても参考になります。
 進学して自分自身の教師としての思いを再確認できる場でもありますので,ぜひチャレンジしてみてください。

理科教育コース
理科教育コース_2023画像
安井 朋樹さん
令和4年度修了生
広島県高等学校 講師

理科の専門性を深める

 皆さんは理科が好きですか?
 近年,理科が好き・得意という中学生が国際平均を下回っているという調査結果が出ています。さらに,理科を勉強することで日常生活に役立つ・理科を使うことが含まれる職業につきたいと考える生徒が国際平均を下回っていることも明らかとなっています。これらのことから,理科に対して興味を持ってもらうこと,理科の面白さを理解してもらうことが重要です。
 自然・生活系教科実践高度化コース(現:教科・総合系 理科教育コース)では,理科の専門性はもちろん,生徒に対して理科の面白さを伝えるためにはどうすればよいかを学ぶことができます。
 そのために,同じコースの院生同士で模擬授業や教材研究を行っており,積極的な意見交換を行っています。
 そして,大学院の講義での勉強に加えて,実習での現場経験ができるため,座学で学んだことや院生同士で検討したことを実践することもできます。
 大学院入学を考えている皆さん,ぜひ入学して理科の専門性をさらに高めていきましょう。

家庭科教育コース
家庭科教育コース_2024画像
香川 比奈さん
令和5年度修了生
香川県中学校 教諭

目指す教員像を見つけられる場所

 私が大学院に進学した理由は,教員としての専門性を高めたいと思ったことと,自分にとっての目指す教員像を明確にするためです。大学院では,フィールドワーク実習があり,希望する校種の学校に約40日間実習に行くことができます。私はこの実習を通して,教員として自分に不足しているものを見つけ,その課題とどう向き合い乗り越えていくかをしっかり考えることができました。それに加え,学校の魅力,生徒と関わることの楽しさ,授業を通して学んでほしいことが生徒に伝わった時の嬉しさに気づくことができ,教員としてのやりがいにつながり,目指す教員像が明確になりました。実習以外にも,日々の授業を,現職教員の方と一緒に受講し,学校教育の実態を捉えながら,ともに授業をつくることやグループワークができることも非常に魅力的です。また,本学の先生方の手厚いサポートや学会に参加できる環境もあり,私自身,研究に対して多角的に課題を捉え,研究を進めていくことができました。
 大学院での学びや経験は,教員としての夢と向き合いながら,自分にとっての教員像を見つけることに繋がります。みなさんもこの大学で一緒に学び,目指したい教員像を描きながら,先生になる夢を叶えましょう!

家庭科教育コース
家庭科教育コース_2023画像
濱田 爽花さん
令和4年度修了生
福岡県高等学校 教諭

夢を明確に!

 私が大学院に進学した理由は,教員としての専門性をより高めたいと考えたことと,学部時代に志望校種の高等学校へ実習に行くことができず,実態を知らないまま教員になることが不安だったからです。大学院では,フィールドワークとして志望する校種の学校に合計約40日間実習に行くことができます。私はこの実習を通して,自身の未熟さに気付き,今後どのように改善していくかじっくり考えることができました。それに加え,学校の魅力,生徒とかかわる楽しさ,楽しく分かりやすい授業をつくるやりがいにも気付くことができ,自分の夢が改めて明確になりました。それだけでなく,日々の授業を,現職教員の方と一緒に受講し,ともに授業をつくることや,グループワークなどができるのも非常に魅力的です。現場での経験を間近で感じながら学ぶことができるのはとても刺激になりました。
 また,本学は先生方との距離がとても近く,サポートがとても手厚いです。悩みは親身になって聞いてくださり,授業外でも分からないことがあればご丁寧に教えていただきました。先生方のご指導のおかげで,教員採用試験では複数自治体の合格をいただきました。
 みなさんもこの大学で一緒に学び,先生になる夢を叶えましょう!

音楽科教育コース
音楽科教育コース_2024画像
高垣 実久さん
令和5年度修了生
兵庫県小学校 教諭

やりたいことができる場所

 私は他大学で音楽科教育を勉強する中で,理論ある音楽科教育に出会い,児童生徒に確実に学力を保証する音楽科授業ができる教員になりたいと思い大学院に進学しました。入学後すぐに参加したゼミでは,自分の問題意識に寄り添ったご指導をいただき,2年間しっかり研究に注力することができました。
 音楽科教育コースには,音楽科教育やピアノ,声楽,管楽器,指揮を専門とする様々な先生がいらっしゃいます。先生方はみなさん大変気さくで,各々の専門性を活かしてアドバイスしてくださいます。教材研究などの際にはこれらに加えて,他の院生との濃密な意見交流や模擬授業を繰り返すことで学びを深めたことも,楽しい思い出です。
 この2年間は私にとって,自分の問題意識や好奇心に従い,やりたいことに何でも挑戦した2年間でした。独自の授業開発から学会での発表,音楽専科としての非常勤講師勤務などなど,様々なことに挑戦しましたが,どれも先生はあたたかく支え,私の「やりたい!」を受け止めてくださいました。今,やりたい事や音楽教育の悩みがある方は,ぜひ大学院で挑戦してみてください。

音楽科教育コース
音楽科教育コース_2023画像
藤本 壮さん
令和4年度修了生
徳島県高等学校 教諭

2年間で得たもの

 教師として必要な事をもっと勉強したい,そう思い大学院に入学しました。入学時は自分自身の問題意識や授業でやりたい事もはっきりと決まっていませんでした。しかし,先生方に最終成果報告書を書き上げるまでじっくりと面倒を見ていただきました。その甲斐もあり,私のやりたいことが少しずつですが見えてきました。また,教員採用試験に向けての勉強や面接練習なども充実しており,夏の試験に向けてたくさんのご指導をいただき,無事に合格することが出来ました。1年時,2年時のフィールドワークでは実際に学校現場に赴き,自身の問題解決に向けての授業実践をはじめ経験の少ない私にとって貴重な機会となりました。
 この2年間で私はどのような教師になりたいかを考え,現場に出た際に音楽教師として何ができるか,自分自身と向き合う良い機会になりました。この2年間で得たたくさんのことを生かし,これからも学び続けたいと感じています。自身の進路について悩んでいる方もいると思いますが,教師になる上で大事なことや専門的なことも学べるので興味のある方はチャレンジしてみてください。

美術科教育コース
美術科教育コース_2024画像
米田 一貴さん
令和5年度修了生
愛媛県中学校 教諭

鳴門教育大学のここがすごい!

 私は以前,民間企業で働いていました。働く中で,人を支えることにやりがいを感じ,もっと人の成長を支える仕事をしたいと思い,教師を目指しました。私は,通信制大学か大学院で教員免許を取得する必要があり,鳴門教育大学の大学院に来ましたが,今では本当に来て良かったと思っています。
 それは,学校現場での実習の機会が多く,実践を通して学ぶことができたからです。私は,授業実践に不安がありましたが,このカリキュラムを通して少しずつ自信を持てるようになりました。また,教員採用試験について,一緒に勉強する友達ができること,対策講座が充実していることが,とても良かったです。忙しくて,やる気の出ないときにも友達がいることで頑張ることができました。美術科教育コースには,美術が好きで日々制作に打ち込んでいるような人たちがたくさんいます。教員免許を取りながらも,作家を目指す人もいます。熱心に指導してくださる先生方と充実した設備があるので,そんな人にもこの大学はぴったりです。
 教員になりたい人,制作をしたい人,美術教育について深く学びたい人,様々な方が美術科教育コースに来てくださればいいなと思っています。

美術科教育コース
美術科教育コース_2023画像
栗田 功一さん
平成27年度修了生
東京都小学校 教諭

諦めかけた想いを叶えられた場所

 私が鳴門教育大学の大学院に入学したのは大学卒業後,一度民間企業に勤めてからです。それまで教師という職業に興味はあったものの,「教員免許を取るのって大変そう」「教員採用試験なんて難しくて受からないだろう」といった考えから,なかなかはじめの一歩を踏み出せずにいました。
 本気で教師を目指そうと決意し大学院に入学したのは26歳の時です。授業を受けるのは数年振りでしたので,教員免許の取得も教員採用試験も決して易しいものではありませんでした。日々の研究に行き詰まったこともあります。それでも最後まで頑張って乗り切ることができたのは,教師になりたいという思いがあったのはもちろん,美術と美術教育の両方とも熱心に指導していただける先生方と,一緒に頑張ってくれる仲間がいたからです。
 「教師になりたい」「切磋琢磨し合える仲間が ほしい」そういったあなたの思いに,鳴門教育大学の大学院はきっと応えてくれることでしょう。
 なにかをはじめるということに,遅すぎるということはないのではないでしょうか。

保健体育科教育コース
保健体育科教育コース_2023画像
森本 千晶さん
令和3年度修了生
鹿児島県小学校 教諭

夢を形にできる場所

 私が鳴門教育大学大学院に入学した理由は,体育の勉強を継続しながら,新しく小学校教諭の免許を取得できるからです。
 大学卒業後は,中学校で講師として働きながら採用試験を受けようと考えていました。そんな時,両親が「大学院に進むのはどうか」と提案してくれたことが,“自分が本当にしたいことは何か”を考え直すきっかけになりました。
 入学後は,さまざまな経歴のある人と交流することができました。その中には体育に苦手意識がある人もいて,これまで持っていた考えは狭く浅かったと感じました。
 大学時代とは違い,長期に渡って実習ができたことも良い経験になりました。約半年間同じ学校で実習ができたことで,子ども一人一人とゆっくり関係を築いていけました。そこで,教職のおもしろさ・やりがいを改めて感じることができました。また,授業実践を積み重ねていくことで成果が見えたり,未熟さを感じたりと勉強になることが本当に多い実習でした。
 普段の学校生活でも,同じ志を持った仲間と毎日楽しく授業を受けたり,運動をしたりと有意義な時間を過ごすことができました。また,ゼミではこれまでの考え方を改め,これからの体育授業のあり方・教師のかかわり方について考えることができました。
 「教師になって子どもたちが未来を開いていく支援がしたい」という思いがあれば,鳴門教育大学大学院での学びが必ず良いものになると私は思います。

教育探究総合コース
教育探究総合コース_2023画像
粟飯原 俊輔さん
令和5年度修了生
徳島県高等学校 教諭

「つながる!」「みつかる!」
教育探究総合コースでお待ちしています。

 私は『つながる』ことのワクワクを日々実感しています。小さな気付きやちょっとした好奇心が水面の波紋のように広がり,お互いに影響し合い新しい学びへつながっていく経験は誰しもあると思います。学校現場では子ども達の素直な好奇心や純粋な感動が学びの楽しさにつながると思いますが,今は自分自身が学生としてワクワクする刺激的な環境の中で過ごせていることに改めて感謝します。子どもや学校を取り巻く環境が多様化かつ複雑化するなか教師には教育のプロとしての「専門性」と,広い視野で子どもを支える「総合性」の双方が必要です。また教師だけではなく学校に関わる全ての人(もちろん子ども達も!)がステークホルダーとして「包摂」され,教育に「参画」することも求められています。
 教育探究総合コースのキャッチフレーズは『み・つ・か・る』「み」んな「つ」なげて「か」んがえ「る」です。学校や教育における様々な課題について「研究」と「実践」との間をつないで,教師も子どもとともに学んでいく「教育」を「総合」的に「探究」できることができるのが『教育探究総合』コースの最大の魅力です。
 あなたの『つながる』『みつかる』が『教育探究総合』コースにはあります!お待ちしています。

特別支援教育コース
特別支援教育コース_2023画像
田中 和也さん
令和2年度修了生
佐賀県立特別支援学校 教諭

特徴は知識獲得と実践の相互往還

 私は,県の派遣で2年間,研究と実践に励みました。1年目は講義と実習に取り組み,2年目は主にゼミの先生の指導のもと,自身が所属する学校や徳島県の専門機関等と連携し,最終成果報告書をまとめました。その間,国内外問わず多くの人たちとの出会いがあり,知識や技術の獲得以上に,かけがえのない財産を得ることができました。そんな心身共に充実した期間を過ごすことができたのは,特徴的なカリキュラムにあります。それは知識・技能の習得と実習の往還です。つまり,講義で学んだ内容を活用しながら実習を行うことができるのです。実習中は定期的に複数の先生から指導・助言をしていただけますので,課題意識を持って実践に取り組めます。参与した授業をじっくり振り返り,自身の長所と伸び代がある所をメタ認知できたことで,現場に戻っても学んだことを十分に発揮することができています。この往還におけるプロセスは中堅教諭として,若手育成も担う上で参考にしています。さらに,自身が依拠する理論の深化も行うことができ,現在,学んだことを活かしながら日々の指導・支援に取り組んでいます。

幼児教育コース
幼児教育コース_2023画像
中川 欣子さん
令和2年度修了生
香川県幼稚園 教諭

保育者として成長し続けるための
大切な経験を得た大学院での2年間

 幼稚園教員は他校種のように大学院で学ぶことが難しい現状です。新しいことに挑戦することは大変勇気のいることでしたが,自分の保育や就学前教育の状況に疑問をもち「解決のためには自分の力をつけなければ!」と「大学院修学休業制度」を利用して教職大学院で学びました。
 大学院では,環境を通して行う幼稚園教育にふさわしい「大学環境」のもと,先生方が学びたい私の気持ちに寄り添い環境を整え「学びの保障」をしてくださいました。現場に戻った今,2つのことを感じています。1つめは,大学院で学んだことが自分の力になっているということ。大学院で学ぶ以前と「目の前の子どもにこころもちを寄せる」ことは変わりませんが,そこには理論が息づいています。理論と聞くと私たち幼稚園教員は苦手意識をもって捉えがちですが,理論があることで目の前の子どもの姿をより深くみることにつながっているのではないかと感じています。2つめは,大学院で築いたひととのつながり。校種の枠を超え,ともに学んだ院生の友人たちとは今でもつながりがあり,自分の保育者としてのあり方やこども観の問い直しは修了した今も続いています。
 大学院での2年間の学びこみがあったからこそ,現場で子どもに深くかかわり,それが子どもに返っていくのだと実感しています。

教員養成特別コース
教員養成特別コース_2024画像
尾野 由佳さん
令和4年度入学

夢の実現に向けた3年間

 私は,大学で中学校,高等学校(保健体育)の教員免許状を取得しました。しかし,ボランティア活動などを通して小学生と関わる中で,小学校教員になりたいという思いが強くなり,小学校の教員免許状を取得できる本学に進学しました。
 本コースでは,長期の実習を通して,学習指導や生徒指導,学級経営など実践的にスキルを学ぶ機会が設けられています。また,ゼミや授業を通して,実習での授業実践や子どもとの関わりを振り返り,教職としての専門性を高めることができます。
 さらに,教員採用試験の対策にも力を入れており,各自治体に対応していただけるので,自分に合った対策ができます。ゼミでも,丁寧なご指導やアドバイスをいただくことができ,自分の教師像を明確にしながら,試験の準備を進めることができました。教員採用試験にも合格し,夢の実現に近づいたことを実感しています。
 このように充実したカリキュラムや環境のもと,素敵な仲間や先生方と出会い,学んでいくことができます。この大学院での学びを通して,より一層,教員という仕事に魅力を感じることができると思います。みなさんもこの大学院で学び,夢を叶えましょう!

教員養成特別コース
教員養成特別コース_2023画像
吉岡 美岬さん
令和5年度修了生
京都府小学校 教諭

夢を現実にする場所

 私は,大学で中学校(社会),高校(地理歴史・公民)の教員免許を取得しました。しかし,学級経営や授業実践等において具体的なイメージが持てず,自分の教師力に不安が残りました。そこで,教師力を高めること,小学校の教員免許を取得することを目的とし,本学に進学しました。
 本コースの特徴は,長期にわたった実習が経験できることです。実習を経験していくと,目指す教員像がより具体的になっていきます。また,ゼミや授業を通して,実践した授業や子どもたちとのかかわり方を丁寧に振り返り,次の実習に生かすことで,理論と実践の往還ができます。
 さらに,コース独自の教採対策があることも本コースの特徴です。各自治体に対応していただけるので,自分に合った対策ができます。私は面接が苦手でしたが,先生方からアドバイスをいただき,少しずつ自信を持つことができました。教員採用試験にも合格し,夢から現実へと近づいたことを実感しています。
 私は入学前,大学院に3年間通うことに抵抗がありました。しかし,素敵な仲間や先生方,子どもたちに出会い,大学院に進学して良かったと思うことができました。大学院に進学するか迷っている皆さんも,進学後は必ず充実した毎日を送ることができると思います。