令和6年3月 卒業・修了生

戸井 咲良さん 就職活動体験記

学部

幼児教育専修 

戸井 咲良さん(令和6年3月卒業)

(香川県 東かがわ市 採用試験(保育教諭) 合格)              

 

目標をもってひたすらに!

【はじめに】

  幼児教育の採用試験は他の科の子たちの採用試験と違うところが多いので,不安なことや気がかり

 なことも多いと思いますが,分からないことがあるときは,幼児教育の先輩や先生方,就職支援室の

 先生に遠慮なく相談して合格を勝ち取ってください!以下に私が行っていた勉強法を紹介します。

 何か参考になるものがあれば幸いです。

【一次試験】

  私は3年生の6月ごろから自分が受ける自治体の試験科目を調べて,まず「保育士・幼稚園教諭

 採用試験問題集(実務教育出版)」の問題集1冊を使って問題に慣れることから始めました。

 〇教養試験

  判断推理・数的推理の勉強はコツをつかむのに時間がかかるため,早めに始めるのがオススメで

 す。同じ問題集を何回も繰り返し,自分の苦手な分野は付箋をつけて,1周問題集を終えたときに,

 付箋を付けた部分から解くようにしていました。簡単な解き方やコツなどはYouTubeの動画を活用

 して覚えるなどしていました。また,他に社会科学や人文科学,自然科学などの勉強もありました

 が,全て深く勉強する時間はないので,参考書の重要ポイントだけはおさえるようにしていました。

 〇専門科目

  どの自治体も全科目専門試験には必要になると思います。私はひたすら問題集1冊を何周も繰り返

 し,分からない単語や人名,法律が出てきたときには,すぐに調べて付箋にメモをして問題集に貼っ

 たり,専門試験用の要点ノートを自分で作ったりして,気になったときにすぐに見返せるようにして

 いました。模試の直しもしっかりとやることで力もついたと思います。

【二次試験】

  二次対策は一次試験が終わってから始めました。私が受けた自治体は二次試験が個人面接のみだっ

たのですが,就職支援の先生方に個人面接の指導をしていただいたり,面接ノートを作って,自分が

試験官になった気持ちで質問を考えたりして,いろいろなパターンの質問が来ても焦ることがないよ

うに準備していました。また,受験する自治体の市長の名前や基本理念,その土地の魅力や行われて

いるイベント,教育事情も調べておくとより良いと思います。

【おわりに】

  保育士・幼稚園教諭の採用試験の勉強は教科も多く,やめたくなるときや不安になるときもある

 と思いますが,一緒に頑張っている仲間たちの姿を見て自分も頑張ろう!と気持ちを保っていまし

 た。また私は,勉強漬けは精神的にもしんどいので,モチベーションを保つためにも息抜きにライ

 ブに行くなど趣味も忘れず大切にするようにしていました。多くの実習をくぐり抜けてきた幼児教

 育のみなさんなら怖いものはないと思います!自分を信じて合格を勝ち取ってください。

  心から応援しています!

 

前のページへ戻る

 

 

中村 理乃さん 就職活動体験記

学部

小学校教育専修 体育科教育コース 

中村 理乃さん(令和6年3月卒業)

(徳島県 教員採用試験(小学校) 合格)

 

自分を見つめ直して乗り越えよう 

【はじめに】

  私は『大学推薦(大学指定枠)』という,新たに始まった制度で教員採用試験に合格することが

 できました。この試験の試験内容は,個人面接だけ。そのため,今回は主に私が行った面接対策を

 お話しします。ここに書いている対策は一例にすぎませんが,少しでも試験に面接がある,という

 人たちの力になれば幸いです。なお,試験の流れとしましては,要綱の発表が3月,学内選考・書

 類提出が4月,試験が5月,結果発表が6月です。

【個人面接】

 〇ガイダンス

  徳島県では一般選考でも二次試験で個人面接の試験があります。そのため,私は積極的にガイダ

 ンスに参加していました。いきなり面接をしろ,と言われても緊張してうまく話せないかもしれま

 せんが,みんな同じです。最初から完璧な人はいないと思います。ガイダンスで聞かれたことをし

 っかりメモしておき,面接ノートを作ることをオススメします。面接ノートには自分の意見はもち

 ろん,他の子が話していた内容をメモしたり,質問をメモしたりと,自分の使いやすいように工夫

 すると良いと思います。大切なのは,『自分の言葉にすること』です。

 〇教職教養

  試験内容には筆記試験はありませんでしたが,教職教養の内容が問われることがあります。その

 ため,私はガイダンスでもらった資料をしっかり読み込み,様々な質問に対応できるように対策を

 していました。

 〇仲間との練習

  ガイダンスは希望者が多ければ面接練習ができない,ということもあるかもしれません。そこで

 私は仲間と練習することをオススメします。私は体育科の仲間や同じ試験を受ける仲間と何度も面

 接練習をしました。友達同士で面接をすることで,「この質問なんて答えたらいいかな」という風

 に話し合いができ,より自分の意見を深めることができると思います。また,面接においてとても

 大切な『自己分析』ができることも大きなメリットだと思います。

【おわりに】

  今回は面接対策についてお話ししましたが,これに加えてガイダンスで渡された小論文の課題も

 しっかり書くと良いと思います。小論文が試験にない人も,書くことで自分の意見を明確にするこ

 とができます。そしてなんといっても仲間の存在が一番大切です。『受験は団体戦』。まさにその

 通りです。一緒に頑張れる仲間がいるだけで,苦しい時も乗り越えられます。息抜きをしながら

 程よく頑張ってください。応援しています。

 

森下 響さん 就職活動体験記

学部

中学校教育専修 英語科教育コース 

森下 響さん(令和6年3月卒業)

(静岡県 教員採用試験(中学校英語) 合格)

 

自分だけの対策を

【はじめに】

  教員採用試験は「情報戦」です。受験する自治体についての情報を集め,自ら道筋を立てて自分

 だけの対策を行うことが大切だと思います。以下に,私が行った勉強や対策を紹介します。みなさ

 んのお役に立てるかは分かりませんが,少しでも参考になれば幸いです。

【筆記試験・実技試験】

 〇一般・教職教養(一次試験)

  教職教養は範囲が広いため,最初に2年分の過去問を解いて出題傾向を調べて,対策すべき範囲を

 絞りました。また,ガイダンスではたくさんの資料が配布されます。問題演習後に資料を繰り返し

 読み,穴埋め問題になっている言葉にマーカーでチェックを入れると効果的です。自分で問題集を

 買う場合は,複数の問題集をこなすのではなく,問題集を一冊に絞って仕上げるとよいと思います。

 一般教養の対策は,ニュースや新聞を確認し,全国の情勢や受験する自治体の情報収集を行いまし

 た。

 〇専門教養(一次試験)

  まずは,時間を意識せずに一通り過去問を解き,出題傾向を確認しました。特に学習指導要領の

 問題は重要な得点源になるため,教職教養の対策と同様に問題集を使って少しずつ暗記するように

 しました。試験の約一ヶ月前からは,試験時間を意識して過去問を解くようにしました。

 〇実技試験(一次試験)

  10月から「英語実技対策講座」に参加して実技試験の対策を行いました。英語の実技試験がある

 場合,講座に参加して,日頃から英語を話す機会を設けることが大切だと思います。また,講座で

 はライティングの添削も行ってくださるため,積極的に活用すると良いと思います。

【面接試験】

 〇個人面接・集団討論(一次試験:個人面接・二次試験:個人面接・集団討論)

  ガイダンスの数が限られているため,同じ静岡県を受験する学生に声を掛けて県人会を結成した

 り,教採対策勉強会に積極的に参加したりして面接練習を行いました。面接は練習を数多くこなす

 ことが上達の一番の近道です。まずは自分の考えを言葉にして話す練習から始めてみてください。

【おわりに】

  最初は自分がしている対策に自信を持てないかもしれません。しかし,少しずつ進めることで段々

 と自信が付いてきます。もし悩みを抱えたら就職支援室に足を運び先生方に相談してみてください。

 必ず力になってくださいます。また,試験日まで長く感じると思うので,適度に息抜きを取り入れ

 ることも大切です。皆さんの合格を心よりお祈りしております。頑張ってください。

 

前のページへ戻る

 

 

前田 愛実さん 就職活動体験記

大学院  
人間教育専攻 心理臨床(臨床心理学領域) 

前田 愛実さん(令和6年3月修了)

(神奈川県 教員採用試験(高等学校英語) 合格)

為せば成る

【はじめに】

  学校教育において,教師は子ども達の人格形成に大きな影響を与える存在です。これから採用試験

 を受けるにあたって,しっかりと気を引き締めて対策に取り組んで下さい。

【一次試験 及び 二次試験】

〇教職教養/一般教養…教員となる以上,全ての問題が解けることはもちろん望ましいですが,時間は

 有限ですので,効率的に学習を進めることが何よりも大切です。私は過去3年分をまずは解き,自分

 の得意・不得意分野を分析しました。その後,不得意分野のみに絞り,車での通学時にYouTubeの

 解説動画をラジオ代わりに聴くなど無駄な時間をとにかく無くしました。どんなに忙しくても理由

 を付けて逃げずに自身と向き合ってください。

〇専門教養…合格後,4月から教壇に立ち授業をする自分の姿を想像しながら学習を進めました。高等

 学校は中学校とは違い,勤務校によっては学力層に大きな幅が生まれることが想定されます。しか

 し,どんな学校に配属となったとしても確かな指導力は必要不可欠であり,それが教師に対する信頼

 へと繋がります。厳しい冬を生徒と共に乗り越え,笑顔で送り出すことができるように目標立てて

 日々の学習に励んでください。

〇小論文…出題が想定されるあらゆるテーマについて,一通り自分なりに考えて書きました。それ

 は,教師論,教育論,生徒指導・学習指導,抽象論 等 多岐にわたります。一見,難しそうですが,

 書く柱を何パターンか作っておくとパズルを組み立てるような感覚で楽しく書けるはずです。書い

 た分だけ物になると思って力を尽くして下さい。

〇模擬授業…『他の受験者と協力すること』これに尽きます。振り返ると,面接官は授業者と生徒役

 とのやり取りをかなり重視して採点しているなと感じる場面が多々ありました。というのも,神奈

 川県には集団討論が無く,受験者同士のやり取りを面接官が見るのはこの場が初めてであり,一度

 きりでもあるからです。枠を奪い合うライバルであっても今は共に闘う戦士として,協調的な態度

 で臨んで下さい。

〇個人面接…配点が最も高く,合否を分ける鍵を握っているのがこの個人面接です。相手は人を見る

 プロですから,立て板に水のような回答の仕方はNGです。模範解答は持っておきながらも,質問

 一つ一つに込められた意図を考え,その場で返すようにしましょう。

〇英語実技…はじめのテーマに沿った導入部分の実演では,即興性が問われます。どんなお題がきて

 も,負けない英語力と物怖じしない立ち振る舞いが出来るかがポイントとなります。中には鋭い質

 問ももちろんありますが,イキイキと楽しく面接官と英会話をしましょう!

【最後に】

  私は学部生の時に本学で英語を専攻し,その後,これからの社会を担っていく子ども達の心に寄り

 添える先生を目指し,大学院で臨床心理学を学びました。今の自分があるのは,実習先やボランティ

 ア活動での多くの人との出会いがあったからこそだと実感しており,感謝してもしきれないほどで

 す。試験は長期戦ですが,色んな人の顔を思い浮かべながら頑張ってください!みんなが笑顔で夏を

 終えられますように心よりお祈りしています。

 

          前のページへ戻る

 

 

西村 優里さん 就職活動体験記

学部
特別支援教育専修
西村 優里さん(令和6年3月卒業)

(滋賀県 教員採用試験(特別支援学校小学部) 合格)

 

「自分に自信をもつ」

【はじめに】

  教員採用試験は,自治体や校種によって対策の仕方が変わるので,傾向を掴むことが大切です。

 私の試験対策が少しでも皆さんのお役に立つことができれば幸いです。

【一次試験】

 〇一般・教職教養:一般教養は範囲が膨大なので,満点を目指そうとはせず,過去問を中心に対策

          しました。苦手な科目は友達に教えてもらい,解き方を思い出すようにしまし

          た。

          教職教養は過去問から出てくる範囲を掴み,そこを中心に勉強しました。過去問

          を解いていると,ずっと出てくる単元があるので要チェックです。また自治体が

          出す資料からの出題も必ずあったので,資料をプリントして読み込み,穴埋め問

          題に対応できるようにしました。

 〇専門教養:専門教養は東京アカデミーのステップアップ問題集を何周も解きました。また,問題だ

       けでなく用語の解説や法規なども載っているので,解いて確認を繰り返し,覚えるよう

       にしました。

 〇論作文:教採対策ガイダンスの課題に取り組み,就職支援室の先生に添削してもらいました。ま

      た,同じ自治体を受ける人と過去問の課題に取り組み,お互いに添削することで,自分の

      考えを整理できたり,考えを広げたりすることができました。

 〇集団討論:実技ガイダンスや県人会に参加し,練習しました。特別支援は専門的な内容になるの

       で,県人会だけでなく,コースの仲間やゼミの先生と意見交換することがとても重要

       だと思います。特別支援の仲間や特別支援の先生に呼びかけ,一緒に練習することを

       おすすめします。

【二次試験】

 〇模擬授業・個人面接:特別支援の先生に模擬授業と個人面接を見てもらいアドバイスを頂きまし

            た。模擬授業は1,2回目までは過去問からお題を選び,予め構成を考えた

            ものを先生に見て頂き,3回目以降は本番同様,その場で出されたお題を

            制限時間内に考え授業するという練習をしました。また特別支援を受ける

            人同士で,先生からのアドバイスを含めて同じ模擬授業を行ったりしまし

            た。

【最後に】

  教員採用試験の勉強をしていると,自分のやっていることが合っているのか不安になったり,周り

 と比べて落ち込んだりすることもありました。そんな自分を支えて励ましてくれたのは友人や先生方

 です。勉強だけでなく,ご飯を食べに行ったりお喋りしたりなどのリフレッシュする時間も大切にし

 て下さい。自分のやっていることに自信を持って励んで欲しいと思います。応援しています。

 

 

 前のページへ戻る

 

 

 

お問い合わせ

教務部学生課就職支援室就職支援係
電話:088-687-6112
ファクシミリ:088-687-6121