令和4年3月 卒業・修了生

小野 瑠梨花さん 就職活動体験記

学部
小学校教育専修 算数科教育コース                  
小野 瑠梨花さん(令和4年3月卒業)

(徳島県 教員採用試験(小学校) 合格)

 

出題傾向をつかみ、効率よく勉強!

【はじめに】

 教員採用試験は、試験範囲が広く、かつ自治体によって出題傾向が違うので、様々な対策をしなければなりません。

 以下に私が行った勉強法や対策内容を示します。少しでも皆さんの力になれれば幸いです。

【一次試験】

 〇 一般・教職教養

   私はまず徳島の出題傾向を知ることから始めました。知った後に、過去に出ていたノーベル賞や

  レッドリスト、制度改革などをニュースや新聞から集めました。教職教養では徳島県教育委員会の

  HPから基本方針や教育政策を集めていました。

 〇 専門教養

   主教科の勉強は、一般教養の勉強と重なる部分が多かったので、学習指導要領を覚えることをメイ

  ンにしていました。徳島の試験では、学習指導要領はほとんど副教科から出題されるので副教科のみ

  覚えていきました。私は友人と毎日問題を出し合ってテストをしていました。言葉に出すことでより

  頭に残りやすく、楽しく暗記できるのでおすすめです。

 〇 小論文

   数回書き、就職支援室の先生方に見てもらっていました。5回程度書くと、似た内容のテーマに

  対応できるようになると思います。

【二次試験】

 〇 集団討論・集団面接

   ガイダンスや県人会などに積極的に参加しました。友達の発言でいいなと思ったものはノートに

  書いていました。たくさん参加すると、得られる知識が多くなるので、見学でもいいので参加する

  ことをおすすめします。

 〇 個人面接・模擬授業

   面接ノートに、どんな教師になりたいのか、どんな学級にしたいのかなどを具体的に書いていま

  した。イメージしておくことで話しやすくなります。模擬授業は、小学校算数の教科書を1~6年生

  まで一度確認して、どの学年で何を学ぶか把握していきました。模擬授業もガイダンスや県人会に

  参加したり、友達と見せ合ったりしてたくさん練習しました。練習した回数が、本番の自信に直結

  するのでひたすら練習しましょう。

【おわりに】

  膨大な範囲をかたっぱしから勉強していく必要はありません。しっかり過去問を分析して必要なこと

 を効率的に勉強しましょう。毎日一人で黙々と勉強するだけでは頑張れないときもあると思います。

 そんなときは友人と話をしたり、好きなことをしたりして自分のペースで楽しく勉強しましょう。

  頑張ってください。応援しています。

 

 

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中井 魁人さん 就職活動体験記

学部
小学校教育専修 学校教育実践コース 
中井 魁人さん(令和4年3月卒業)

(兵庫県 教員採用試験(小学校) 合格)

 

自分の選択は全て自分にかえってくる、後悔しない選択を

 

【はじめに】

  ここに書いていることはほんの一例です。教採は情報戦です。多くの情報を得て、自分にあった

 やり方を見つけて頑張ってください。

【一次試験】

 〇 集団討論

   まずは早めにガイダンスなどに参加し、雰囲気をつかみましょう。ほかの人の討論を見て勉強

  するのも効果的です。集団討論では、発言内容だけでなく、話し方も大切です。その練習を行う

  のはやはり練習あるのみです。一人ではできないので、積極的にガイダンスに参加するといいと

  思います。

 〇 筆記試験

  ・教職教養

    まずは10月ごろから始まるガイダンスに参加するのがベストです。ただ、やはり早期に

   あるので参加するだけで満足してしまう人も多いです。おすすめは、30日完成の比較的軽い

   参考書で事前知識を早い段階に入れておき、ガイダンスで再確認のような形にすると、楽に

   知識が定着します。自治体にもよりますが、教職教養はそこまで配点が高くないため、早い

   段階につぶしておきましょう。あとは隙間時間にYouTubeで「きょうさい対策ブログ」を見る

   のも効果的です。

  ・一般教養・専門教養

    難易度は自治体によって様々です。ただ、みなさんがくぐり抜けたセンター試験の難易度を

   超えることはおそらくありません。ですから、あまり身構えすぎず少しずつ勉強を進めていき

   ましょう。逆に難易度がそこまで高くない分、苦手科目・分野があるとかなりマイナスになり

   ます。必ず苦手つぶしには早めに取り組みましょう。私は、2月ごろまでは暗記中心ですす

   め、3月以降はひたすら問題演習を繰り返しました。問題集は買わずに、多くの問題集がそろ

   っている就職支援室で借りて解いていました。

    ※必ず勉強を始める前に自分の自治体の過去問を解いてください。解けなくても初めにある

     出題範囲を確認してください。やらなくていい範囲は多くあります。効率的に勉強を必ず

     すすめてください。

【二次試験】

 〇 個人面接

   大切なことは、目指す教師像、どんな子どもを育てたいかを必ず考えておくことです。そし

  て、しっかりと自己分析を行うこと。自分自身の経験から学んだこと、強みをしっかりと把握

  しておくことが自分の武器となります。個人面接は配点が高いので、一次試験対策と並行して

  行うことをお勧めします。

 〇 模擬授業

   学科の先生や友達、同じ自治体を受ける人で何度も練習しました。本時の学習目標を正しく

  理解し、短時間でも構成を練れるよう、自分の型をもっておくことが大切です。

【おわりに】

  教採対策をすすめるにあたって、先輩や先生、ネットから多くの情報が耳に入ると思います。

 その中で大切にしてほしいことは、最終的には自分で判断し、自分で責任を取ることです。

 何時間勉強したらいい、何回面接を練習した等、人によって全く違います。ですから、自分が

 どんな結果になっても後悔しないように、教採本番まで努力してください。やった分だけ必ず

 力になり、合格の可能性は上がります。そして、長期戦になるので息抜きをしながら仲間と

 切磋琢磨して頑張ってください。応援しています! 

 

 

権藤 貴士さん 就職活動体験記

学部 
小学校教育専修 理科教育コース
権藤 貴士さん(令和4年3月卒業)

(徳島県 教員採用試験(中学校理科) 合格)

 

【教採合格必勝法】

 〇 はじめに

   教採対策で大事なことは,自分の勉強法を確立すること・情報を徹底的に集めること・不安がな

  くなるくらいの勉強量をこなすことです。私の対策方法が皆さんの参考になれば幸いです。

 

 〇 筆記試験対策

   私は筆記対策を3月から始めました。筆記はとにかく量をこなすこと!そうすれば自ずと質も

  付いてきます。

   それぞれの対策を紹介します。

  ・一般教養:12月の模試で一般教養8割取れている人は過去問だけで十分だと思う。

        それ以外の人は何か1冊問題集(青の一般教養など)を解くのがおすすめ。

        範囲が膨大なので過去問分析をして分野を絞って勉強すること。

  ・教職教養:私は,徳島の過去問,ガイダンスの資料と全国まるごと過去問題集を使用。

        過去問分析で傾向を把握→ガイダンス資料を暗記→全国過去問の順で勉強。覚えた

        もの勝ちです。

  ・専門教養:まず,過去問3年分を解いて,中学レベルが完璧でなかったので難関高校入試問題集

        をしました。その後,物化生地4分野の高校の教科書を何周も熟読し,高校の問題集

        を解きました。とにかく専門は知識をつけて問題を解きまくること。また徳島は学習

        指導要領が30%出るので,全文フル暗記するまで頑張ってください。専門が一番大事

        です。

  ・論作文 :4月から書き始めて就職支援室で添削してもらいました。 論作文は面接や教職教養の

        レベルアップに繋がります。たくさん考えて書いてみてください。

 〇 人物試験対策(12月~)

   とにかくガイダンスに参加し就職支援室のプロ(教採の元面接官)に見てもらい,県人会などで数

  をこなすこと。これに尽きます。

  ・集団討論:スタートダッシュガイダンスや特別ガイダンスに参加し,指導してもらってくださ

        い。また,徳島県人会を1次試験終了後から毎日のように参加し,全部で30回くら

        いしたので本番は自信をもって臨めました。様々なテーマで数多く討論し,アド

        バイスをもらうことが大切です。

  ・模擬授業:就職支援室のガイダンスに全て参加し,県人会で毎日授業をして数多くの単元の授業

        を考えて実践することが大切です。

  ・個人面接:ガイダンスに積極的に参加すること。教育雑誌やネットでどんな質問が聞かれるのか

        を把握し,自分の教育観や軸を持つこと。教師像や育てたい子ども像をしっかり持っ

        ていれば発言に一貫性があり好印象です。一番配点が高いのでたくさん行いアドバイ

        スをもらってください。

 〇 最後に

   どうせ勉強するなら楽しんで勉強することに越したことはありません。自分なりに楽しく勉強す

  る方法を見つけてみてください。皆さんの合格を心から願っています。

 

 

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居神 篤史さん 就職活動体験記

大学院  
高度学校教育実践専攻 言語・社会系教科実践高度化(社会科)
居神 篤史さん(令和4年3月修了)

(兵庫県 教員採用試験(高等学校地歴公民) 合格)

「どれだけ本気になれるか」

<一次試験対策>

〇 集団討論

 ・スタートダッシュガイダンスに参加して姿勢や目線など振る舞いを鍛えました。

 ・県人会は6月初めに集まり,週3回練習をしました。(県人会はもっと早くから作って練習しておくべ

  きだと思います。)

〇 一般教養

 ・大学院2年の5月から勉強を始めました。協同出版の『兵庫県の教職・一般教養 過去問』を一通り

  解いて,苦手な科目をしっかり復習することをしていました。

〇 教職教養

 ・ガイダンスで配られる資料を徹底的に覚えました。兵庫県は筆記試験では教職教養はそこまで出ま

  せんが,面接で法令について聞いてくることがあるので, 二次試験対策にもなると思います。

〇 専門教養

 ・専門教養は2月から始めました。兵庫県は地歴公民全ての範囲で問題が出るので早め早めに対策を

  しておく必要があると思います。歴史は自分に合った大学受験向けの資料集を本屋で探してきて

  ひたすらインプットしました。地理は学研の『村瀬のゼロからわかる地理B』で, 公民は旺文社

  『政治・経済標準問題精講』を買って解きながら覚えていきました。5月くらいになると協同

  出版の『全国まるごと過去問題集#社会科』が大学の本屋で並ぶのでそれを買って実力を確か

  めるということをしていました。

<二次試験対策>

〇 面接

 ・面接ノートを作ってどんな質問が来ても大丈夫なように質問と答えを書いていました。

 ・大学の本屋でも売っている教員養成セミナーなどが試験近くになると面接対策の特集を組むので,

  それを買って読みました。

 ・ゼミの先生や友達と面接練習をしました。できるだけたくさんの人に面接をしてもらった方が鍛え

  られると思います。

〇 模擬授業

 ・範囲が広く, 本番考える時間が5分と短かったので教科書見開きごとに導入・展開を考えて, 問いを

  設定しました。

 ・ゼミの先生に見てもらって, 目線や話し方を鍛えました。

<おわりに>

 どれだけ本気になれるか。これに尽きると思います。学部4年で初めて受けた教採は散々な結果でし

た。後悔しないように対策をすることが大事です。特に, 一次試験が終われば発表まで時間があるため,

だらけてしまいますが, そこで本気になって勉強できるかできないかで結果が変わると思います。勇気

を出して頑張ってください。

 

 

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阿井 ゆりかさん 就職活動体験記

学部
特別支援教育専修
阿井 ゆりかさん(令和4年3月卒業)

(徳島県 教員採用試験(特別支援学校小学部) 合格)

 

人間として成長した1年

1. 対策を始めるにあたって

 この一年の頑張りが、自分のこれからの将来の進路に直接結びつくことを強く実感しました。いまま

での、例えば学校のテストとかは、正直手をぬいてもやってこられた感はあります。しかし、この今回

の進路に繋がる活動諸々は、自分がやりきった!と思えるような、後悔しない行動、時間の使い方を自

分で考えて実践してください。もう成人式も終わった大人なので、結果は自己責任です。悩むこと、

立ち止まることはみんな必ずあるはずです。その選択をした自分を信じ続けてください。

2.対策方法

筆記

 教職一般・・一般での苦手な教科を潰すために3年の秋から取りかかりました。頑張っても自分には

       無理だった分野は潔く諦め、他の得点源になる分野をつめました。

 専門(特支)・3年の秋から始めました。見慣れない単語も多く、なかなか勉強が進まず苦戦しまし

       た。でも、早く取りかかり始めた分、4年の春くらいには大体の内容を網羅すること

       ができて、試験直前でも余裕を持って実技系の対策にも時間をとることができました。

      (小学校)3年の冬くらいからどのような問題が出るのかを確認するとともに、自分の得意不得意

       を明確にするために、一通り問題集を解ききることを目標に勉強を始めました。

 論作文・・・毎回ガイダンスでいただいた資料や、先生が教えてくださる情報を頼りに、たくさん

       書きました。

 模擬授業・・特支の経験や知識が豊富な院生の方々や、現場をよく知っている先生方に模擬授業を

       見ていただき、改善点を考えたり、実践の引き出しを増やしたりしました。特に、他

       の人がしている模擬授業を「見る」ということが、わたしは非常に勉強になりました。

 集団討論・集団面接・・県人会や就職支援室のガイダンスを利用しました。練習の場数が多ければ

            多いほど、本番で変に緊張しません。

 個人面接・・自分の言葉で自分の思いを伝え、面接官の印象に残すことを意識しました(わたし

       だったら特支・特支以外のたくさんの教育現場に入らせていただき勉強させてもら

       ったこと、部活での挫折の経験をどう教育に生かすかということなど)。自分なり

       の戦略を考えるのもいいと思います。

3.あとがき(メッセージ)

 切磋琢磨しながら、励まし合いながら一緒に頑張ることができる仲間の存在に助けられました。

お互いに「よく頑張ってるよー」とか、「この問題難しいよなー」とか声を掛け合っていろんな

ことを共有しながら頑張った日々は、今振り返れば、エモい?青春?言葉が見つからないのです

が、大きな壁を乗り越えたという経験、言い換えればこれからの糧になると思います。まわりに

いる仲間と鳴門でいられるのも、あと1年くらいです。その仲間と、たまには思いっきり休憩し

て思い出づくりもしてください!みなさんの健闘を祈ります。

 

 

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教務部学生課就職支援室就職支援係
電話:088-687-6112
ファクシミリ:088-687-6121