令和3年3月 卒業・修了生

岩佐 奈々さん 就職活動体験記

学部
小学校教育専修 学校教育実践コース
岩佐 奈々さん(令和3年3月卒業)

(徳島県・高知県 教員採用試験(小学校) 合格)

 

「みんなで」勝ち取る合格

【はじめに】

 これから受験するといっても、することがたくさんありすぎて、はじめに何から取りかかればいいかわからない、と悩んでいる方も多いかもしれません。私も昨年の今頃はそうでした。受験する自治体によって試験内容も大きく変わってくるので、まずは受験したい自治体について報告書を見たり、先輩や先生から話を聞いてみたりして情報を集めることが大切です。

 以下に私が行った勉強方法について記すので、少しでも皆さんの参考になれれば幸いです。

 

●一次試験対策

 一般教養…全国の過去問を数年分解いて出題のされ方を把握した後、ニュースや新聞などでもノーベル賞やレッド

                     リスト、近年の発見、制度改革などについて情報を集めました。

 教職教養…とにかく就職支援室で本を借りては問題を解くことを繰り返しました。また、教育関係の答申や法律に

                     ついてだけのまとめノートと、それ以外のまとめのノートに分けて間違えたところは全部ノートに書き

                     出してまとめました。

 専門教養…受けたい自治体の出題傾向をまず把握し、私は参考書だけを買い、問題は就職支援室で借りて何度も解

                     きました。間違えたところは参考書に書き込んだり線を引いたり、ノートにまとめたりして、本番に

                     そのノートと参考書を持っていきました。

 集団討論…とにかくガイダンスに参加して何度も何度も言う練習をしました。

                     友達にコメントをかいてもらった付箋は自分の励みにもなります!

●二次試験対策

 小論文…とにかく書いては添削していただくことを繰り返すことが大切だと思います。出題されやすいテーマなど

                  は一通り書いておくことで本番も焦らずに取り組めると思います。初めは分からなくても何度も書いて

                  いるうちに流れやコツが掴めます。

 個人面接…自分が現場でどんなことをしたいのか、どんな教師になりたいのかを具体的に自分の中でイメージして

                     おくことが大切です。ノートにまとめ、自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう。

 模擬授業・場面指導…どちらも本番では補足質問があります。模擬授業の中での活動や場面指導での対応など、

                                      なぜそうしたのか言えるよう、一つ一つに意味を持って取り組むことも大切です。

                                      模擬授業では自信を持って堂々と行うことも大切なので、本番の1ヶ月くらい前からは

                                      毎日一回は友達と授業をしていました。どこが出ても大丈夫なように小学校の算数の

                                      教科書を1〜6年生まで一度確認しておくと良いと思います。

●おわりに

  教採は取り組むことも多く長期戦です。自信がなくなったり、やる気がなくなった時に、友達にもらった言葉で乗り越えたことが何度もありました。一緒に練習したり、分からないことを一緒に考えたりすることでお互いに切磋琢磨できることも多いです。ライバルでもありますが、共に戦う仲間だと思います。みんなで合格を勝ち取るために就職支援室の先生や先輩など、時には色んな人に頼りながら、たまには息抜きもしながら、諦めずに頑張ってください。応援しています!

 

 

前のページへ戻る

 

 

東村 侑一さん 就職活動体験記

学部
学校教育専修 図画工作科教育コース
東村 侑一さん(令和3年3月修了)

(徳島県 教員採用試験(小学校) 合格)

 

「早期からの対策で充実した日々を!」

 

【はじめに】

 私が徳島県に合格できた一番の理由は徳島県人会の方々と日々協力して対策に励むことができたからだと思っています。ここでは県人会での取り組みを含め、時期ごとにどのような対策を行ったか述べていきたいと思います。少しでも皆さんの参考になれば嬉しい限りです。

【3年次研修~12月】

筆記試験

 この時期は手探りでとにかく問題集を繰り返し解いていました。教職教養を中心に対策することにより、例えば生徒指導の定義や新学習指導要領における変更点など面接対策でも聞かれるようなことも勉強できるのでおすすめです。

実技(集団討論)

 県人会発足前はスタートダッシュガイダンスに参加していました。この当時の自分は常に緊張し、発言も上手くできなかったことを鮮明に覚えています。こういった不甲斐ない自分を経験することも今では大事だったと思います。

【1月~3月】

実技(集団討論・個人面接)

 県人会が始動し、昨年度合格された先輩方に連絡をとり試験官役として見ていただきました。試験当日の雰囲気や戦略などを事細かに教えていただき、大変有り難かったです。

筆記試験

 自作の単語帳をつくったことが一番効果的だったと思います。よく市販で売られているものもありますが、自分で地道につくることにより、苦手な分野や頻出箇所を重点的にした対策ができるのでおすすめです。またこの時期は県人会で集まって、皆で同じ問題を解いていくこともやっていました。なかなか人と会えない春休みは、中だるみする時期でもあるので、自分自身を鼓舞するためにもよいと思います。

【4月~2次試験】

実技(集団討論・個人面接・場面指導・模擬授業)

 この時期からは県人会だけでなく、特別ガイダンスや学科での勉強会と毎日のように実技対策に励みました。そこで自分を客観的に知るためにも、毎度動画撮影し、何度も見返しながら課題を探していました。撮影した動画はYouTubeの限定公開に保存しておくと、友達とも容易に共有できるのでおすすめです。

【さいごに】

 徳島県人会は昨年の12月末に発足し、試験日を迎えるまでに集団討論は約30回、個人面接や模擬授業も合わせて約30回と、場慣れをするために週に一度以上は集まる機会を設けて行ってきました。このような早期からの対策によって試験当日はほぼ緊張することがなく、むしろ楽しんで迎えることができました。対策は早くから始めて何も損はないと思います。教採は長期戦になると思いますが、最後まで諦めずに頑張ってください! 

 

 

井上 雄大さん 就職活動体験記

大学院
人間教育専攻 現代教育課題総合コース
井上 雄大さん(令和3年3月卒業)

(愛媛県・京都市 教員採用試験(中学校技術) 合格)

 

「周到な準備が大切」

[受験する自治体について]

 受験する自治体、校種は早めに決め、試験内容を把握することが大切だと思います。自治体や校種によって対策は大きく変わるので、1日でも早く動き出すことがポイントだと思います。

 

1 一般・教職教養

 今年は、コロナの影響で受験した自治体は一般教養がありませんでした。

教職教養は、就職支援室のガイダンスに毎回参加し、そこでいただける問題を反復することが最も効率が良いと思います。配布された段階ですでにまとめられています。書店等で売られている問題集では、自分でまとめ直す作業があり手間がかかると思います。受験する自治体の出題傾向と照らし合わせ、学習することをおすすめします。

 

2 専門教養

 どの校種においても専門教養は、配点が高く対策している人としていない人では点数にかなり差がつく試験だと思います。受験する自治体の過去問と近隣の県の過去問を徹底的にやることをおすすめします。技術科は、都道府県の過去問が販売されていないので自分で過去問を入手しなければなりません。インターネット上で公開されている自治体の過去問は全て手に入れ、それ以外は市役所や県庁に足を運び過去問を入手しました。徹底的に問題を解くことで自分の得意、不得意が理解でき何を勉強しなければならないかが明確になります。私は、L1の冬から専門教養の勉強を始め、L3の春になってから点数が伸びてきたので専門教養は、1日でも早く始めることが本番で結果を出すポイントだと思います。

 

3 集団討論

 就職支援室のガイダンス、有志の集まりで数をこなしていきました。先生方や合格した先輩等に見ていただき、指摘されたことを次に活かすという作業を繰り返しました。採用試験では、自分以外は全員講師の先生でしたが練習で学んだことをそのまま活かせば落ち着いて対応できると実感しました。

 

4 個人面接・場面指導

 個人面接・場面指導は就職支援室のガイダンス、長期履修学生支援センター、コースの先生方に指導していただきました。数をこなすことで質問に対する自分の考えが深まってくると思うので練習でたくさん失敗すれば本番で成功すると思います。

 

5 小論文

 就職支援室のガイダンスで提示されるお題については、書いて先生方に見ていただくことは最低限必要だと思います。小論文を書くことは、面接や集団討論での自身の考えを述べる際のトレーニングにもなるので早い時期から少しずつ練習することをおすすめします。

 

6 模擬授業

 就職支援室、長期履修学生支援センターの先生方に指導していただきました。模擬授業は、目の前に子どもたちが座って授業を受けているイメージで行うことが大切だと思います。

 

[おわりに]

 私は、上記の勉強と並行して徳島県内の公立中学校に部活動指導のボランティアに行っていました。そこで子どもたちとの関わり方や保護者が教師や学校にどのような期待をしているか、校長先生からは、今の学校現場で若手教員に求めていること等、学校現場でしか獲得できない学びも大切に取り組みました。学校現場での学びは、必ず自身の力になると思います。就職支援室、長期履修学生支援センター、コースの先生方、仲間とのご縁を大切にして悔いのないよう頑張って下さい。皆さんの健闘を心から祈っています。

 

 

前のページへ戻る

 

 

中川 羽菜恵さん 就職活動体験記

学部
中学校教育専修 数学科教育コース
中川 羽菜恵さん(令和3年3月卒業)

(兵庫県 教員採用試験(中学校数学) 合格)

「計画を立てて、効率よく教採対策」

○はじめに

 教員採用試験は、試験の範囲が広く、様々なことを対策しなければなりません。以下に私が行った勉強方法や対策の内容を示します。皆さんの力に少しでもなれれば幸いです。

 

○1次試験

(筆記試験)

 教職教養や一般教養は暗記することが多いので、東京アカデミーのセサミノートを購入し、何度も繰り返し、書いて覚えました。毎日勉強する単元を決めて、セサミノートで覚えて、東京アカデミーの問題集(教職教養、一般教養)で演習しました。東京アカデミーで揃えると、とても勉強しやすかったです。ただ、覚えるだけでなく、問題を通して覚えた方がいいと思います。10月くらいから書き込みを始めて、11月くらいから本格的に覚えていきました。すぐに忘れるので、試験のある6月下旬までほぼ毎日繰り返しました。

また、ガイダンスにも毎週参加し、先生の説明を聞いて頭に入れるようにしました。

一般教養(特に副教科)は、違う学科の人と問題を作り合って教え合いました。音楽や美術など自分で勉強するには多すぎるので、友達と協力するといいでしょう。友達と勉強する以外は、教職教養と同じように東京アカデミーのセサミノートと問題集を活用しました。

専門教養は、主に全国まるごと過去問題集を解きました。より多く教採の問題に触れることが大切だと思います。(各教科によりますが、少なくとも数学は)

(集団討論)

 11月からスタートダッシュガイダンスに参加しました。1週間に1回は参加するか、見学していました。するだけではなく、見学して客観的に見ることも大切だと思います。年が明けてからは、コロナ自粛もあり、5月まではあまり参加できませんでした。自粛解除からは、県人会に参加して実践しました。

集団討論は、場に慣れることが大切だと思います。たくさん経験しましょう。もちろん発言も大切ですが、それ以上に、声の大きさや姿勢、元気さなども重要です。実践が1番です。

 

○2次試験

(模擬授業・個人面接)

 年明けくらいから実施される特別ガイダンスには、試験まで全てに参加しました。個人面接や模擬授業は、1人で対策することは難しいので、同じ学科の人とほぼ毎日、対策しました。面接官役も自分たちでして、良かったところや改善点を指摘し合いました。質問内容も自分たちで考えることで、質問に対して、どんな返しが来るのかなど予測することができるのでぜひ実践してみてください。

模擬授業は、声の大きさや、姿勢はもちろん、板書もしっかり意識して評価し合いました。

 

○おわりに

 教員採用試験の対策は、範囲が広い分しっかりと計画を立てて、効率よく勉強しましょう。覚える時間、問題を解く時間、資料を読む時間、休憩する時間、メリハリをつけて勉強しましょう。たまには息抜きも必要だと思います。試験が始まる6月下旬までまだ時間はたっぷりとあるので、自分のペースで頑張ってください。皆さんの合格を祈っています。

 

 

          前のページへ戻る

 

 

後藤田 紗那さん 就職活動体験記

学部
特別支援教育専修
後藤田 紗那さん(令和3年3月卒業)

(徳島県 教員採用試験(特別支援学校小学部) 合格)

 

努力で自信に繋げよう

<一次試験>

〇筆記試験

・専門教養

 まずは,「自治体の傾向をつかむために自治体の過去問を解くと良い」と先輩からアドバイスをいただいたので過去問を6年間分くらい解いていきました。それと並行で,特別支援教育に関する問題集も解いていました。小学校全科は過去問を解いた後,苦手教科を重点的に勉強しました。就職支援室にたくさんの種類の問題集があるのでそれも借りながら解いていました。

・教職・一般教養

 教職教養も問題集を何度も解いたり,ガイダンスの資料を読んだりしていました。初めは解けない問題が多かったので,参考書を読んでから解くようにしました。間違えた問題に関しては,参考書を見返して復習していました。一般教養は,小学校全科と似た問題もありますが,時事的な問題もあるのでニュースなどは見ておいた方がいいと思います。

〇集団討論

 先輩方に見てもらうスタートダッシュガイダンスに毎週参加しました。他の人の討論を見学して先輩方のアドバイスをメモしたり,実際に自分で討論したりしていくうちに少しずつ人前で討論することに慣れていきます。また,県人会や院生の方々の集まり,就職支援室の先生が見てくれる集団討論にも積極的に参加しました。毎回見学の人から付箋にコメントを書いてもらうので,今まで気づいていなかった視点に気づかされることがたくさんありました。

<二次試験>

〇小論文

 まず,ガイダンスで挙げられた論題について書き,就職支援室の先生に添削していただきました。何度も書き直すことで「こういう時にはこのことを書こう」という自分の考えが定まっていき,個人面接の対策にもなります。

〇模擬授業

 同じ校種を受験する学部生や院生の皆さんと一緒に専修の先生や現職の先生方に見てもらいながら練習しました。一次試験が終わってからだけでなく一次試験の対策と同時に模擬授業の練習もしていました。初めは緊張すると思いますが,人に見てもらいながら何度も練習していると必ずうまくなっていくし,自信にもつながるので早いうちからやっておくといいです。

〇場面指導・個人面接

 なりたい教員像,育てたい子ども像を確立することが大切だと思います。ガイダンスで自分に聞かれたことや他の人が聞かれていたことをメモして,自分だったらこう答えるというのを考えていくこともしていました。口で答える練習をたくさんするため,友達同士でも練習していました。場面指導は,自分が積極的に話して対応しようとするのではなく,相手に共感しながら聞くという姿勢が大切だと思います。

 

<おわりに>

 努力していれば自分の自信にもつながるし,結果も必ずついてきます。同じ目標に向かって頑張る仲間がいることで,やってみよう,頑張ろうという気持ちにさせてくれるので,一人で抱え込まず,友達と一緒に対策することがおすすめです。頑張ってください!

 

 

 前のページへ戻る

 

 

 

お問い合わせ

教務部学生課就職支援室就職支援係
電話:088-687-6112
ファクシミリ:088-687-6121