令和2年3月 卒業・修了生

橋本 真奈さん 就職活動体験記

学部
小学校教育専修 英語科教育コース
橋本 真奈さん(令和2年3月卒業)

(徳島県 教員採用試験(小学校) 合格)

 

「コツコツ」が勝つコツ

3年次合宿研修後~3月末

専門教養

 授業がいくつか残っていたり,まだ部活やボランティア,またアルバイトの予定が入っていたりすると思うので,簡単な教材(わたしは時事通信社の「青の小学校」を使用)でスキマ時間に対策するといいと思います。

教職教養

 特に自分で対策を行うことはなく,その代わりに欠かさずガイダンスに出席しました。また,就職支援室に揃えられている「教員養成セミナー」をこの時期に読むこともお勧めします。

実技

 1月ころから県人会を立ちあげ,集団討論の練習を始めました。教採を経験した先輩がまだ在学していると思うので,アドバイスをいただきながら進めました。分からないことがあれば,ぜひ聞いてください。

 

4月~1次試験

専門教養

 自分の受ける自治体の過去問で傾向を確認しながら,3月まで使用していたテキストに加え,少し難しいテキスト(わたしは東京アカデミーのものを使用)に挑戦していました。テキストは就職支援室で借りてもいいと思います。また指導要領が問われるのであれば,この4~5月ころに始めることをお勧めします。

教職教養

 1冊使用するテキストを決め,何度も繰り返し解いて定着させていました。このころもファイリングしていたガイダンス資料を確認したり,まとめたりするときに使用していました。

実技

 引き続き県人会で集団討論の練習をしました。また,毎回の練習でテーマについて考えたことや貰った付箋はノートにまとめるようにしました。それに加えて,自分の受ける自治体では1次,2次試験にどのような実技試験があるのかを要綱や先輩方の報告書で確認し,対策しました。実技科目は配点や日程等も含め,試験の全体像を知ったうえで計画的に練習を重ねることが必要だと思います。

 

1次試験終わり次第~2次試験

実技

 1次試験が終わるとすぐに県人会での計画を立て,対策しました。主に個人面接,模擬授業の練習の場を設け,これもノートにまとめるようにしました。見学や面接官役をすることもとても力になるので,ぜひ積極的に参加してください。小論文は1次試験後すぐが,一番先生に添削していただけます。早いうちに,できる限り練習しておきましょう。就職支援室でもたくさんのガイダンスを開催してくださいます。それらも有効的に活用するといいと思いました。

 

 以上が時期ごと,科目ごとのアドバイスです。そして,わたしは4月以降,体調管理の大切さと県人会をはじめとする仲間の大切さを痛感しました。不安や焦りでうまくいかないこともあると思いますが,無茶をせず,計画的に健康的に対策を進めてください。ひとりで戦おうとせず,ぜひみんなで教採に向かってください。みなさんを心より応援しています。

 

 

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西岡 修平さん 就職活動体験記

大学院
高度学校教育実践専攻 教員養成特別コース
西岡 修平さん(令和2年3月修了)

(徳島県・香川県 教員採用試験(小学校) 合格)

 

早い段階からコツコツと

 教員採用試験を受験するにあたり,私が実践してきたことを紹介したいと思います。あくまで一例ではありますが,これから受審するみなさんにとって,少しでも参考になれば幸いです。

 

【受験する自治体について】

 受審する自治体について,早めに決めることから始めました。自治体によって,試験内容も対策も大きく変わってきます。自治体が決まったら,過去の倍率の変動や受審する年度の採用数等,とにかく自治体について情報を集めました。

 

【対策について】

〇教職教養

 毎回のガイダンスの授業を大切にしていました。ガイダンスで配られた問題を反復することで,知識を積み重ねていきました。また受審する自治体の出題傾向と照らし合わせながら学習すると効率がよいと思います。

〇専門教養

 専門教様は,一般教養と比べて試験の配点が高いこと,また対策している人としていない人では点数に差がついてしまう試験だと思います。まず過去問(3年前くらいから)分析から始めました。過去にどのような分野がどういう風に問われているのかを丁寧に調べました。

 それから過去問を実際に解き,現時点での自分の力を把握することが大切だと思います。自分の得意,不得意を知り,何が足りないのかを明確にした上で問題集に取り組むと良いと思います。

〇集団討論

 就職支援室のガイダンス,コースの仲間とともに数をこなしていきました。ただ回数を重ねるだけではなく,先生方に協力してもらい討論を客観的に評価して頂くことや,仲間から指摘されたことを改善できるように意識して取り組むようにしました。

〇模擬授業・個人面接

 過去に出題された問題を本番の試験と同様に行ってきました。県人会や先生方に見て頂くことで,自分では気づけない点に気付くことができました。多くの人に見て頂き,より良いものへ変えていくことが大切だと思います。

〇小論文

 小論文対策は,まずお手本となる参考書を買ってきて書写することを積み重ねてきました。小論文に時間を割くことは,あまりできないので早めに取り組み,少しずつ自分の引き出しを増やしていくことがポイントだと思います。

 2次試験が近づいてくると過去問のテーマに取り組み,先生に添削してもらい実践力を高めいきました。

 

【終わりに】

 私は,民間企業を一度経験し教員を志しました。本学でも,社会人経験をしてから教師を目指す人も少なくないと思います。社会人を辞めてまで教師になろうと決めた情熱とこれまでに経験したことは,必ず教採にも活きてきます。教師への夢と策を持って,合格を勝ち取って下さい。

 

 

赤木 秀明さん 就職活動体験記

学部
中学校教育専修 美術科教育コース
赤木 秀明さん(令和2年3月卒業)

(神戸市 教員採用試験(中学校美術) 合格)

 

大学推薦で勝ち取った教員採用試験!

【はじめに】

〇合格した自治体と校種: 神戸市 中高 美術

〇実際に受けた試験内容: 集団討論,小論文,実技試験,模擬授業,場面指導,面接

             (大学推薦のため、筆記試験が免除になりました。)

【大学推薦について】

 私はタイトルにもあるように,「大学推薦」という制度を活用し,教員採用試験に挑みました。その理由は,神戸市は大学推薦を利用した場合,一次試験の筆記試験が免除になることに魅力を感じたことと,自分が4年間で積み上げた絵画での全国規模の受賞暦に自信があったからです。結果的に,教職教養等の勉強の時間を必要最小限で抑えることができ,実技や面接練習にたっぷり時間が使えるこの制度は自分にとってピッタリでした。

 

【大学推薦の注意点】

 上記の文章だけ読むと,「大学推薦ってすごく良いことだらけだ!」と思われる方も多いと思いますが,大学推薦には注意すべき点や考え方次第ではデメリットになることもあるので,そちらも紹介したいと思います。

 まず,大学推薦は誰でも受けられる訳ではありません。規定以上の成績,ガイダンスへの出席率,自分の所属するコースからの推薦,就職支援室の先生方の厳しい審査などを経て,認められた方のみが受けさせていただくことが出来る制度です。なぜ,そこまで厳しいのか。それは,「鳴門教育大学」という名前を背負い,教員採用試験に臨むからです。併願などしている場合でも,必ず大学推薦を利用して合格した自治体にいかなければいけません。

 そして,自治体にもよるとは思うのですが,大学推薦だとハードルが上がるなどして,一般受験の方よりも受かりにくいとたくさんの方に言われました。また,大学推薦で受験して残念ながら落ちてしまった場合,翌年の教員採用試験では,筆記試験の勉強もしなくてはいけなくなる自治体もあると思うので,注意と覚悟が必要です!

 

【大学推薦ならではの手厚い指導】

 これらの注意点を経て,「それでもこの大学推薦を活用したい!」と思い,私は大学推薦をすることになったのですが,推薦が決まってからは本当に手厚いご指導を就職支援室の先生方はしてくださいます。小論文も週に何度も見ていただいたり,面接練習なども細かく丁寧に向き合ってくださるので,「受かりたい!」というやる気と覚悟がある方にはオススメの制度です!自分にあった受験方法を探して,合格を勝ち取ってください!!

 

 

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杉本 京太さん 就職活動体験記

大学院
教科・領域教育専攻 生活・健康系コース(保健体育)
杉本 京太さん(令和2年3月修了)

(香川県 教員採用試験(中学校保健体育) 合格)

 

自分のペースで,自分なりのやり方で

●勉強スタート

 受験地の試験内容の把握とそれに対応した方法で勉強することが大切だと感じました。「記述式orマーク式?」,「一次通過の点数の目安は?」,「内容ごとの配点は?」などによって勉強方法が変わってきます。過去の問題や先生,先輩の話から調べてみてください。さらに,試験日の流れを把握していることも落ち着いて試験に臨む上で大切になります。

 

●一次試験に向けて

《試験内容》総合教養(一般/教職) 専門教養 クレペリン検査 集団討論/集団面接

 教養試験に関しては,計3回ある模試を軸に勉強を行いました。部活動と同じで練習(自主勉強)と試合(模試)を繰り返し,最後の大きな大会(採用試験)に臨むイメージです。練習(自主勉強)の方法は1年間で試行錯誤を繰り返しました。そして最後は「問題をひたすら解く」,「見直しをする」というところに落ち着きました。常に自分の成長が見えるように問題をノートに解き,点数化し何十冊も作って目の前に重ねました。

 討論や面接に関しては県人会,コース,勉強会,特別ガイダンスなど様々な機会に積極的に参加し,多様な視点で人に助言をもらうことを大切にしました。人に点数をつけてもらうので,どのような人にも好印象を持ってもらえるように日々自分を変容していくことが大切だと思います。

 

●二次試験に向けて

《試験内容》小論文 模擬授業/個人面接① 個人面接② 

 二次試験は一次試験の対策と並行して始めました。一次試験の結果待ちの不安な時,二次試験の対策に踏み出しにくいですが,勇気をもって始めてください。既に論文を何本か書き終わり,面接や模擬授業の練習をしていると心強いです。

 個人面接や模擬授業では,聞かれたことをきちんと答えることも大切ですが,「アピールしたいこと」,「これだけは言いたいこと」などを持つことも大切です。短い時間で自分自身の人間性が評価されます。自分を見つめて,後悔がないように望んでください。

 

●おわりに

 一生懸命する中で,生活習慣も大切にしてください。睡眠時間,食事,運動など。勉強がはかどります。また,合格へのヒントはどこに転がっているか分かりません。仲間と雑談していた内容が一般教養で偶然出題されました。さらに,5月ごろに仲間の勉強方法を真似して点数が急に上がり始めました。視野を広げていろんなところに出向き,自分を磨いてみてください。結果はついてくるものです。応援しています。

 

 

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杉本 夕夏さん 就職活動体験記

学部
中学校教育専修 英語科教育コース
杉本 夕夏さん(令和2年3月卒業)

(兵庫県 教員採用試験(高等学校英語) 合格)

 

チャンスは何でも飛びついて

○最初にすべきこと

 教員採用試験に向けて,まず自分が受ける自治体や校種,教科の試験について調べましょう。私が受審した兵庫県は一次試験で筆記,集団討論,二次試験で個人面接(模擬授業,場面指導を含む),実技(教科による)があります。自治体によっては集団面接,小論文などもあります。また,筆記試験に関しても内容が大きく異なるため,その情報収集も重要です。先輩方の話もとても参考になりました。

 

○一次試験対策

一般教養

 まず過去問を数年分解きます。県人会などでは各学科に協力してもらいながら,問題集を中心に苦手な分野を何度も解いて勉強しました。自分に合う勉強法を探すと良いと思います。

教職教養

 ガイダンスに積極的に参加し,そこでもらった資料のみで勉強しました。また,自治体ごとに教育プランをホームページで公開しているので確認しましょう。

専門教養

 苦手を無くすのが重要です。私の場合(英語)は語彙がネックだったので,毎日単語を勉強しました。直前は長文を読んだり,ライティングの練習を行ったりしました。

集団討論

 ガイダンスに参加して自分が行うのはもちろんですが,見学するのも効果的です。県人会や院生さん中心の集団討論練習会にも参加すると技術が磨かれます。様々なテーマに出会っておくと,似たテーマの場合、話を応用しやすくなります。そしてノートで付箋をまとめておくと復習もしやすく,何よりも本番で心の支えになってくれます。コツコツ頑張りましょう。

 

○二次対策試験

個人面接

 一次試験前からガイダンスに参加しました。一次試験終了後結果が出る前からすぐ個人面接,模擬授業の対策を始めました。コースの先生方に見ていただいたり,コースや県人会の友達と見せ合ったりしました。ビデオをとると自分の短所が見え,修正しやすくなります。

実技(英語)

 コースの教授に依頼して,4月から週1回程度,英語でディスカッションをする時間を作っていただきました。当日は英語教育に関するテーマが出題されますので,そのような内容で練習しておくと、本番で似たようなテーマが出題された際に対応できます。討論で気を付けることは集団討論と同じと考えて大丈夫です。

 

○最後に

 私は勉強を始めた時,何からしていいかわからず手当たり次第ガイダンスに参加しました。自分の勉強の形を確立させたのは4月でしたが,それでも十分間に合ったので,まずは何でも参加してみてください。そして継続してください。それが合格につながる近道です。がんばってください。

 

 

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都築 絵里香さん 就職活動体験記

学部
特別支援教育専修
都築 絵里香さん(令和2年3月修了)

(徳島県 教員採用試験(特別支援学校小学部) 合格)

 

自信は成功の第一の秘訣!

【一次試験】

☆筆記試験

 私は,試験の直前まで小学校か特別支援学校かで迷っていて,本格的に受験勉強を始めたのは春休みで,かなり詰め込む形になってしまいました。まず,自治体の過去問6年分を解き,問題の傾向を掴みました。一般教養・教職教養は,ガイダンスでもらった資料を全てファイリングし,問題の中に分からない語句や単語があった時にいつでも取り出せるようにし,マーカーを引いて覚えました。一般教養は,時事問題も出題されます。ニュースや新聞を見たり,友人と最近の出来事について話したりすることも,気分転換になって良いと思います。教職教養は,ガイダンスの資料の後ろに添付されている問題を何周も解きました。専門教養については,特別支援学校小学部を受験する場合,小学校の全科に加え,特別支援教育についての専門問題も出題されます。それについては,自治体の過去問と「教員採用試験対策(東京アカデミー)」を何度も解いて,分からないところにはマーカーを引く…を繰り返しました。

☆集団討論・集団面接

 同じ自治体の小学校を受験する人に交じって練習していました。県人会や院生さんが立ち上げてくださるグループ,ガイダンスなどに,できる限り参加して練習するようにしていました。コメントを書いてもらった付箋は,ノートに貼って見返すようにし,それを見ながら苦手なところを克服するようにしました。

 

【二次試験】

☆小論文

 まず,ガイダンスで挙げられた論題について書き,それを支援室の先生に添削していただく,ということを繰り返しました。そして,一次試験の合格をいただいた後,小論文の問題集を本屋で購入し,過去の傾向や小学校の論題から出そうな問題を選んで,一通り書きました。「どのテーマが出てもこれを書く!」ということをある程度決めておくと,当日も落ち着いて書けると思います。

☆個人面接

 まず,自己分析を行うことが必須です。自分の教育についての考えやアピールポイントをしっかり把握し,試験官にいかに自分のことを知ってもらうか,「教員がしたい!」という熱意をどのように伝えるかを考えることが大切です。

☆模擬授業・場面指導

 同じ校種を受験する学部生や院生さんと一緒に,専修の先生や現職の先生方に見てもらいながら練習しました。これこそ,練習あるのみだと思います。自分以外の模擬授業を見ることによって,良いところを吸収することができ,回数を積めば積むほど,自分の引き出しも増えていきました。特別支援では,身体を大きく使うことや笑顔が大切です。また,障がいのある子どもへの支援の方法についても,一通り考えておく必要があります。

 

【おわりに】

 教採はとにかく「積み重ね」が大切です。何度も覚えたり練習したりすることで,試験当日に必ず「やって良かった」と思えます。また,友達と問題を出し合ったり,自分の模擬授業を見てもらったりしながら切磋琢磨することも,自分自身の成長に繋がります。鳴門教育大学には,教員になるための環境が揃っています。私はこの環境をフル活用し,ガイダンスには全て参加するつもりで臨みました。心が折れそうになることもあると思いますが,諦めなければ絶対に大丈夫です。適度に休憩も挟みつつ,頑張ってください!応援しています!

 

 

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お問い合わせ

教務部学生課就職支援室就職支援係
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ファクシミリ:088-687-6121