平成26年3月 卒業生

根岸 達也さん 就職活動体験記

  学部
小学校教育専修 社会科教育コース
根岸 達也さん(平成26年3月卒業)

(徳島県 教員採用試験(小学校) 合格)

 

自分らしく,みんなと共に 

筆記試験対策

  【小学校全科】

  徳島県の小学校の場合は,指導要領のカッコ抜き問題が全体の45割くらいの量で毎年出題されます。指導要領のカッコ抜きは,他の問題と違って,やってないと絶対に解けませんし,1文字でも違っていたら点数になりませんから,完璧に覚える必要があります。傾向から出題範囲を絞ることはできますが,それでも膨大な量になります。僕は,地道ですが指導要領カッコ抜き問題集を30周くらい解いて,感覚的に覚えるようにしました。ただし,カッコ以外から出題されたこともあるので,注意する必要があります。それ以外の問題は,各教科の基本的なレベルのものが出題されます。これも傾向から出題範囲を絞り,基礎の確立を徹底的に行えば解けるので,たっぷり時間をかけましょう。 

 

 【教養・一般】 

  教職では,最新の答申がポイントになります。ガイダンスでそれらはもらえるので,ガイダンスには必ず出席し,試験までによく読んでおきましょう。他の県にみられる基本的な問題はそれほど多くないように思いますが,基本を押さえておくと解ける問題も多いので,僕は全国の教職の過去問を解いて出題パターンを覚えました。

   一般は難易度が高めです。しかし,他の受審者にとってもそれは同じなので,焦らず問題に向き合いましょう。特徴としては,最新のニュースが出ることがあるので,新聞を読んでおくといいと思います。専門の比重の方が高いといわれているので,一般の勉強に時間を費やすのは範囲が膨大なこともあり得策ではないかもしれません。息抜き程度に参考書を見るのでいいと思います。

 

集団討論・論作文・実技・模擬授業・個人面接対策

  学校で行われる対策に参加することはもちろんですが,徳島の場合は受審者数が特に多いので,県人会に行くことをおすすめします。県人会に行くだけでこれらの対策は十分すぎるくらいにできます。これらの対策を行う中で,自分の教育観を確立させることが重要ですが,県人会では様々な意見が聞けるので,その中で自分なりの教育観を確立していくことができます。

  しかし,ただただ参加するだけではなく,毎回人のいいところを見つけられるように,それを自分のものにできるようにする気持ちをもって参加しましょう。

 

自分らしく!

  最後に,面接官だって人間です。印象に残らなければ,面接官にとって,ただの受審者Aで終わってしまいます。勉強をする時もそうですが,試験当日は自分らしくすることが一番だと思います。

   肩の力を抜いて,自分らしく,自分という人間をアピールしてきてください!

   支えてくれる人々への感謝の気持ちを忘れず,頑張ってください!応援しています!

 

 

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木村 瑞希さん 就職活動体験記

  学部
中学校教育専修 家庭科教育コース
木村 瑞希さん(平成26年3月卒業)

(兵庫県 教員採用試験(小学校) 合格)

 

感謝の気持ちをもって 

「教採なんて合格できる気がしない!」と,焦りを覚えて2年生の冬に参考書を買ってみたものの,なかなか開くこともないまま3年生の後期を迎えました。そんなわたしですが,自分なりに教採を乗り越えることができました。少しでもみなさんのこれからの役に立つことができれば嬉しいです。 

 

〈はじめに〉

  情報収集:教採は自治体ごとに試験の内容が違います。ですので,どの自治体を受験するのかしっかりと狙いを定めてそれに応じた勉強をスタートさせることが大切だと思います。わたしは4年生の6月に入ってやっと兵庫県を受験することを決め,とても出遅れてしまいました。先輩に話を聞いてみたり,就職支援室で受験報告書に目を通したりして受験する自治体について調べて,なるべく早く決めるといいスタートを切ることができると思います。

 

〈一次試験〉

  小学校全科・一般教養:まずは過去問を10年ほど解いて傾向を掴むようにしました。それからは全国の問題集などを支援室で借りて解きました。はじめはわからない問題が多くあったので,小学校全科の参考書を1冊購入し,知らなかったことを付箋に書いて貼っていきました。また,単語カードに解けなかった問題を書き写して何度も解くようにしました。一般教養では兵庫県ならではのご当地問題があるので,兵庫県人会で毎週予想問題を作って解いたりしました。

  教職教養:今回から新しく入った教職教養は自分一人ではどんな勉強をすればよいかわかりませんでしたが,ガイダンスでは試験に出そうな要点を絞って教えてくださるので安心して勉強を進めることができました。ガイダンスの資料が一番の参考書になったので,すべて参加するといいと思います。

 

〈二次試験〉

  集団討論・個人面接:自分一人では練習することができないものなので,県人会や院生会に参加し,なるべく多く討論することができるようにしました。また,ほかの人の発言など素敵だなと思うものをメモし,面接ノートを作成しました。模擬授業は傾向が変わり,教科書のコピーを見ることができるようになったので自分で教科書を無作為に開いて,そのページで10分間授業をするという練習をしました。

  実技試験:勉強の息抜きに友だちと一緒に練習することで楽しく行うことができました。

 

  わたしは一緒に勉強をした友だちや,アドバイスや応援をしてくださった支援室の先生方,コースの先生方,本当にたくさんの人に助けてもらって教採に臨みました。自分一人では難しいなと思うこともたくさんの人に力を貸してもらうことで乗り越えることができるのだなと教採を通じて感じることができました。みなさんもたくさん応援してくださる人がいるということに感謝をして,みんなで目標に向かって頑張ってもらえればいいなと思います。来年,みなさんがいい結果を出せるよう願っています。

 

 

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