発達支援センター

発達支援センター

本校における特別支援教育のセンター的機能を代表する部署である。平成24年に設立されてから、次にあげるプロジェクトを推進してきた。

平成24~25年度
「高度な職業人の養成や専門教育機能の充実-附属学校機能の強化-」

  • 関係各機関と連携した「特別な教育的支援を必要とする幼児児童生徒のための一貫した支援推進プログラム(幼小中一貫プログラム)」の開発と実践
    鳴門教育大学附属校園を対象に障がい理解に基づいた教育を一貫して行うためのネットワークづくりを行った。
  • 「発達の気になる就学前幼児の来所型支援プログラム(すぎのこプログラム)の開発と実践
    発達の気になる就学前幼児とその保護者、保育・教育関係者への包括的支援の開発と実践を行った。
    「幼児への療育セッション」「保護者との連携」「保育、教育関係者との連携」を3つの柱とし、専門家のスーパーバイズによりサービスの質の向上を目指した。

平成26~27年度
文部科学省委託「特別支援学校機能強化モデル事業(センター的機能充実事業)」

  • 鳴門教育大学の指導助言のもと、さまざまな外部専門家※の活用を通して校内外の幼児児童生徒及び保護者支援を行うと共に関係する教員等の専門性向上を図った。
    (※特別支援教育士、臨床心理士、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、大学教員等、就労支援アドバイザー、ICT教育アドバイザー等)
  • すぎのこプログラムを生かした早期支援「すぎのこ教室」、発達の気になる小学生への支援「発達支援教室」を運用した。地域の小学校を訪問し、教育相談の一環として半年程度の通級的な指導や保護者、担任、特別支援コーディネーター等への支援を行った。


すぎのこ教室の環境


センター的機能充実事業 イメージ図

本年度の計画

鳴門教育大学の中期目標に沿って、校内外の教員等の特別支援教育の専門性向上に取り組む。センター的機能の窓口として、校務部である地域支援部や各学部の校外支援担当者と連携し、組織的な校外支援を行う。インクルーシブ教育システム構築の今日的課題を受け、地域の教育的資源の組み合わせ(スクールクラスター)充実にむけたセンター的機能の発揮を図る。

地域連携棟


第1教育相談室


第2教育相談室


会議室

地域連携棟は、本校の特別支援教育のセンター的機能をさらに充実させていくための施設として、多様な活用が期待される。

1階

  • 第1教育相談室…本校舎の1階とつながっており、地域支援部のミーティング、来校相談、その他の相談や面接の場として使用できる。各種検査器具の貸与も行っている。マジックミラーを通して、隣接する第2教育相談室での活動の様子を見ることができる。
  • 第2教育相談室…来校相談時のプレイルームや会合など、多目的に使用できる。少人数のグループセッションが行える広さがある。

2階

  • 会議室…本校舎2階とつながっている。各種会議、研修会などに活用できる。
    収容人数は30~50名。