生徒指導コース

コース概要

子供をサポートできる教員になる

 

 生徒指導の力を備えた高度専門職業人を育成します
・ 苦戦している子供たちをサポートすることのできる先生
・ チーム支援をコーディネートできる先生
・ 機能する生徒指導体制を構築できる先生
・ 不登校やいじめ防止に強い先生
 生徒指導コースでは,生徒指導を児童生徒が社会の中で自分らしく生きることができ,自発的・主体的に成長や発達する過程を支える教育活動として捉え,この教育活動に役立つ知見を広げ,実践力を培い,学校現場での生徒指導をリードする先生や管理職,行政職を目指す人材育成を行なっています。そのために生徒指導,教育相談をはじめ,道徳教育,特別活動,学級経営,学校保健などの近接分野についても学ぶ機会を設けています。それぞれの課題に対する実践研究を通して専門性を深めることにより,高度専門職業人に相応しい教育実践力の向上を目指しています。

 

 ミドルリーダー,学校管理職,教育行政職を目指す先生のキャリア支援を行います
・ 生徒指導をリードする先生
・ 生徒指導を充実させた学校経営を目指す
・ 生徒指導の施策を共創できる行政職
 高度な専門を備えた管理職,行政職を目指す先生のキャリア支援を行います。学修にあたっては,生徒指導学,学校教育相談学,臨床心理学,学校心理学,教育学,道徳性心理学,進化心理学などを基盤として,い じめや不登校の防止,通常学級における特別な支援,児童・生徒・教職員のメンタルヘ ルスの向上,チーム支援とコーディネーションなどに寄与する実践研究に取り組みます。 

 

 勤務しながら生徒指導を究めたい!
【教職大学院遠隔教育プログラム】
 現職教員が対象で,オンライン授業やスクーリング授業を中心に,勤務しながら学ぶプログラムです。
 勤務における教育活動のリフレクションを通した実践研究により,生徒指導力を高度化することができます。担当する指導教員と学修時間や研究内容について相談しながら進めていきます。また,修学期間は2年~5年を選択でき,長期履修学生制度を利用すれば授業料を分割納入できるなど,勤務に支障なく無理なく学修できます。

学校心理士の資格を取得できます!
 学校心理士(学校心理士認定運営機構)の資格取得をサポートします。
 学校心理学に関する授業科目,実習におけるスー パーバイズやケースレポートなど,資格の取得を希望する大学院生は,大学教員が開講するセミナーを受けたり,個別に相談や指導・助言を受けられます。
《 2021年度の資格取得者8名》

 

 

担当教員紹介(令和5年4月1日現在)     

氏 名 池田 誠喜
職 名 教授
専門分野 生徒指導,学校教育相談,学校心理学
詳細データ
研究内容 レジリエンス,スクール・エンゲージメント,チーム支援とコーディネート
授業科目 生徒指導の理論と実践,学校心理学,学級経営の理論と実践,生徒指導の理論と実践など
メッセージ

 公立中学校の保健体育教師として25年ほど勤めた後に現職に就いています。
 生徒指導・学校教育相談を軸に,個人,家族,コミュニティを含めた子どもの発達支援について,子どもが夢中になり充実感を味わうことのできる学校生活の工夫や教師がやりがいを持って働くことについての研究に取り組んで います。
 現職教員の方,教員を目指す方それぞれが,前向きで充実感を持つことのできる教師でいるためのお手伝いをしたいと考え ています。

氏 名 小坂 浩嗣
職 名 教授
専門分野 臨床心理学,教育相談,生徒指導
詳細データ
研究内容 不登校・いじめなどへの心理臨床的アプローチ,発達支援的生徒指導
授業科目 教育相談の理論と実践 ,生徒指導事例検討など
メッセージ

 子ども理解や不登校・いじめなどに対する心理臨床的アプローチや発達支援的生徒指導に関することを主な研究テーマに実践的研究に取り組んでいます。中学校での教職経験とスクールカウンセラーとしての心理臨床経験を踏まえて,児童生徒と教師が育ち合う“共育”の実現をめざし,院生の問題意識と謙虚な姿勢を大切にしながら研究を進めていきます。これまでの主な研究テーマは,小学校では仲間づくりを狙いにしたグループアプローチの開発など,中学校では生徒指導・教育相談のチーム支援や連携の在り方など,高校ではキャリア教育におけるホームルーム活動のプログラム開発などです。

氏 名 岡田 康孝
職 名 准教授
専門分野 生徒指導
詳細データ
研究内容 道徳教育・特別活動の相補的往還的関係
授業科目 道徳教育と特別活動の理論と実践,教職協働力実践演習Ⅰ・Ⅱなど
メッセージ

 学校生活のあらゆる場面において,児童生徒が自己指導力を発揮し,自己実現を目指す生徒指導の在り方について研究に取り組んでいます。特に,開発的な生徒指導を充実させるために,道徳教育・特別活動の相補的・往還的関係に深い関心があります。
 大学に着任する前は,17年間兵庫県の小学校に勤めていました。学校現場における経験を生かし,現職教員の方,教員を目指す方それぞれのみなさんのニーズをもとに,学ぶ楽しさに根差した研究ができるようお手伝いしたいと考えています。実践と理論の両面から研究し実践する力を身に付けられるよう,一緒に取り組んでいきましょう。

氏 名 阿形 恒秀
職 名 名誉教授・客員教授
専門分野 臨床教育学
 
研究内容 教師の児童生徒理解と支援,不登校・いじめ・問題行動
授業科目 生徒指導の理論と実践 ,いじめ・不登校防止の理論と実践など
メッセージ

 専門は臨床教育学(特に生徒指導・教育相談)です。教師の児童生徒理解と支援,不登校・いじめ・問題行動等に関する研究や学校支援に取り組んでいます。主な所属学会は,日本生徒指導学会(常任理事),日本教育実践学会等です。大学に着任する前は,30年間,大阪府立高校と大阪府教育委員会に,社会科教諭・教頭・首席指導主事・校長として勤務しました。その経験を活かして,現場でのリアリティを大切にした大学院での学びを探求しています。力愛不二(愛のない力は暴力であり,力のない愛は無力である)をキーワードに,院生と共に「優しくて厳しい教師」をめざしていきます。

 

お問い合わせ

教務部入試課広報係
電話:088-687-6460