家庭科教育コース - 国立大学法人鳴門教育大学

コース専任教員

さかもと ゆか

坂本 有芳(家庭経済学、消費生活)

日常生活を支える多くのものが、商品・サービスとして買えるようになり、家庭で作られるものが減っています。消費者が便利さと安さを追求することで、私たちの生活は物質的に豊かになった反面、失ってきたものも少なくありません。

また、便利さと安さの裏側には、それを支えるための人々の労働があります。

現代の生活を客観的にとらえ、持続可能な社会の主役をいかに育成するか、共に考えてゆきましょう。

現在の研究テーマ

就業環境と消費傾向との関連、新たなライフスタイルの採用と普及に関する研究、生活行動の変容に関する研究など、持続可能な社会の生活経営をテーマに研究しています。これまで、テレワーク(ICT利用により複数の場所で働くこと)や女性の就業行動の変化を題材として、新たなライフスタイルの採用と普及に関わる要因や、選択によってもたらされる作用や影響について検討してきました。

研究手法は、社会調査を通じたデータ収集と、データの統計的分析を中心に用いています。アンケート調査を通じて検討課題をいかに数量化するかにこだわり、良質な実証的エビデンスを得る手法を追求しています。

統計ソフトやインターネット調査の普及により、手軽にアンケート調査を実施し、分析できる環境が整ってきました。しかし、こちらが聞きたいことを羅列しただけのアンケート調査では、目新しい集計結果に興味がひかれたとしてとしても「だから、何?」となりがちで、要因間の関連やメカニズムを見いだすような深みのある分析を行うことはできません。回答者が簡単に答えられながらも、しっかりと分析が行えるアンケート調査を作成できるよう、それぞれのテーマに応じて時間をかけて調査票を作成します。

統計分析手法についても、基礎的なものから共分散構造分析やパネル調査分析(イベントヒストリ分析等)など、高度な内容まで指導します。

卒論・修論のテーマ

消費者教育に関連する次のようなテーマが例としてあげられます。独創的なテーマでの研究を歓迎します。

2014年度卒業論文

  • 小学生の望ましい消費行動について―計画的な金銭管理に着目して―
  • 家庭経済・消費生活に関するテーマ

    • 子どもの買い物行動、商品選択
    • 金銭管理力(予算計画やこづかい帳の記録など)の発達
    • インターネット利用と購買行動
    • 外食・中食の利用頻度と食費との関連
    • 生活時間のゆとりが野菜摂取に及ぼす影響
    • 様々な支払方法、消費者トラブルの経験

    など

    環境に配慮したライフスタイル

    • 使い捨て商品の利用についての意識
    • 食品ロス、フードマイレージを意識した消費行動
    • 日常のエネルギー消費について
    • レジ袋有料化の効果
    • グリーンコンシューマーについて

    など

    その他

    ワークライフバランス、働く際のモチベーション、コミットメント、エンゲージメントを扱った卒論・修論を多く指導してきました。様々な生活行動を、モチベーションやコミットメントなど、社会・心理学的な観点から実証的に扱います。

主な研究業績

著書

論文

最新の研究業績は、以下に掲載しています。

担当授業科目

学部

消費者経済学、家庭経営学演習、家庭経営学概論、初等中等教科教育実践Ⅰ、初等中等教科教育実践Ⅱ、初等家庭

大学院

生活経営学研究、生活経営学演習、教育課題探究、家庭科授業・教材開発研究、教育実践研究

所属学会

社会的活動