家庭科教育実践分野 - 国立大学法人鳴門教育大学

コース専任教員

おのせ ひろこ

小野瀬 裕子(家庭経営学・保育学)

文部科学省の学習指導要領の方針である「持続可能な社会の創り手」の育成について、人権の観点から家庭科におけるESD(持続可能な開発のための教育)の理論研究をしています。 そして、国連の子どもの権利条約に関する文書と家庭科教育の内容との関連を考察し、子どもが自らの人権を理解して、その実現を図る家庭科の実践的学習のあり方を提案していきたいと考えています。 家族や保育の分野を中心として、子どもと家族、そして地域の人々をつなぐ人間関係やネットワークづくり、文化を考える教育に関心があります。 皆さんと一緒に、「家庭を中心とした人間生活」の学習を一緒に考えていくことを楽しみにしています。

現在の研究テーマ

卒論・修論のテーマ

卒業論文テーマ

修士論文テーマ

主な研究業績

著書

  1. 大修館書店編集部・高校家庭科教科書教師用指導書 Creative Living (2022/04/01) (共著・分担(編著・編集を含む)) 発行所:大修館書店 掲載箇所等: 第4章共生社会をつくる
  2. 日本家政学会生活経営学部会編・持続可能な社会とつくる 生活経営学 (2020/09/01) (共著・分担(編著・編集を含む)) 発行所:朝倉書店 掲載箇所等: 第4章家族に関わる法律,4-2民法改正の経緯,4-3これからの民法の動き,4-4家族問題の解決のための公的機関・民間団体
  3. 日本家政学会原論部会編・やさしい家政学原論 (2018/05/25) (共著・分担(編著・編集を含む)) 発行所:建帛社 掲載箇所等: 第5章5. 家政学は生活をどのようにとらえてきたか-生活を構成する要素と構造-

論文

  1. 小野瀬裕子・持続可能な社会を創る教育の目的と原則-『連帯』パンフレット「共存と自由」の内容分析と家庭科教育におけるESDへの適用-(2022/11/01) (単著) 掲載誌名: 日本家庭科教育学会学会誌 巻・号・頁: Vol.65・No.3・pp .225-236.
  2. 小野瀬裕子・子どもの生活と自立する権利を保障する家庭科教育-国連子どもの権利条約に基づく日本政府報告とSDGsをふまえた国連所見の内容分析から- (2021/02/01) (単著) 掲載誌名: 日本家庭科教育学会学会誌 巻・号・頁: Vol.63・No.4・pp.225-236.
  3. 小野瀬裕子・持続可能な社会を創るシティズンシップ教育 -自然共生と共生社会を実践的に統合する国際連盟の連帯理論の家庭科におけるESDへの応用- (2020/11/01) (単著) 掲載誌名: 日本家庭科教育学会学会誌 巻・号・頁: Vol.63・No.3・pp.110-121.
  4. 小野瀬裕子・持続可能な共生社会における若者の自立を促すための家庭科教育のあり方-高等学校家庭科「家庭基礎」と公民科「公共」の学習内容の連携- (2019/08/01) (単著) 掲載誌名: 日本家庭科教育学会学会誌 巻・号・頁: Vol.62・No.2・pp.79-89.

教科書

  1. 小野瀬裕子・第6章共生社会をつくる (2022/04/01) (共著) 掲載誌名:鈴木真由子他・文部科学省検定高校家庭科教科書 『Creative Living 家庭総合で生活をつくろう』 巻・号・頁: 8/287p
  2. 小野瀬裕子・第6章共生社会をつくる (2022/04/01) (共著) 掲載誌名:鈴木真由子他・文部科学省検定高校家庭科教科書 『Creative Living 家庭基礎で生活をつくろう』 巻・号・頁: 8/255p

最新の研究業績は、以下に掲載しています。

学部

教育実践基礎演習 、家族論 、初等家庭 、初等家庭科教育論 など

大学院

学校支援のための教科教育実践演習Ⅰ、学校支援のための教科教育実践演習Ⅱ 、教職基礎力開発演習Ⅰ 、生活創造教育(家庭)の基礎演習、 生活創造教育(家庭)の内容構成演習 、生活創造教育(家庭)の教材開発演習、生活創造教育(家庭)の学習指導と授業デザイン、教育実践研究Ⅰ(家庭) など

所属学会・社会的活動など

所属学会

日本家庭科教育学会、日本家政学会原論部会、日本家政学会生活経営学部会、日本家政学会家族関係学部会