ご紹介

ヒトのこころは、おもしろい!

 ストレス、暴力(いじめを含む)、無気力や抑うつ、低い自己肯定感、低い共感性や道徳性など心理的な問題に「心理学」から迫ります。問題の原因を推測する研究と、学校教育や日常生活上の心理的な問題について予防教育プログラムの開発と実践を行います。

 

最近の様子

教育関連

在籍する学生等

現在心理・教育科学に所属予定の教員のゼミ学生等は以下のとおりです。多様な学生がよい交流をもって歩んでいます。

博士課程学生2名、修士2年次9名(M2生)、修士1年次11名(L2生2名、M1生9名)、長期履修生3名(L1)、うち現職教員ならびに学校関係者5名(小学校教諭、中学校養護教諭、高等学校教諭など)、留学生7名



研究テーマ

心理学と教育科学に関する基礎研究から応用研究まで、様々なテーマに取り組んでいます。(詳しくはこちら



就職先決定状況

心理・教育科学領域の誕生後、全体就職率 毎年100%※臨時教員採用など含む

教員採用の大半をしめる小学校教員 正規専任教員採用率 毎年100%

その他、博士課程進学、専門学校教員、福祉、IT、営業職への就職、中国での中学校専任教員への採用など国内外で多様な職に就いています。



【2021年度】

小学校専任教員採用、志望者の100%

中学校専任教員採用、志望者の100%

その他、博士課程進学、教育系専門学校専任講師、中国での一般企業など、全体就職率100%



【2020年度】

小学校専任教員採用、志望者の100%

中学校講師採用、志望者の100%

その他、営業職 全体就職率100%



【2019年度】

小学校専任教員採用、志望者の100%

中学校専任教員採用、志望者の100%

その他、福祉職  全体就職率100%



【2018年度】

小学校専任教員採用、志望者の100%

中学校講師採用、志望者の100%

その他、IT関係  全体就職率100%





研究関連


◆本領域における話題の研究

予防教育の発展

本学の予防教育は第3世代に入りました。現在第2世代の予防教育が全国展開中ですが、一部第3世代の予防教育の開発を終え、複数の府県で実施が始まりました。この第3世代は、従来の予防教育の理論をベースにしながらも、教員の実施度が抜群に容易になり、また子どもへの魅力も高まり、今後広く展開されることが期待されます。

新しい自己肯定感(自尊感情)の展開

本領域では、これまでのセルフ・エスティーム(自己肯定感など)の概念を抜本的に改訂し、それにともない、その測定法も教育方法も新たに開発しました。これまで、学校で子どもが問題を起こすと「この子は自己肯定感が低いから」と原因を一手にここに集約していた姿勢の再考を迫ります。

いじめにしても、不登校にしても・・・

これまでの学校におけるいじめや不登校などの心理・行動上の問題への対応は全く不十分です。科学的に原因を究明し、その解決と効果も科学的に実施しなければ、本当の解決にはいたりません。科学的要素の強い教育、教育科学の広がりを期待します。

子どもから成人まで、ストレスに負けない心

現代人を悩ませているのがストレスです。ストレスの問題については、心理学では多くの研究が行われてきました。そこでの研究知見は充実してきましたが、まだまだ研究しなければならないことがあります。ストレスとは何か、どう測るのか、そしてどう対処するか。実質的に子どもや成人の生活を快適なものにすることを目指し、研究を進めます。

◆研究の特徴

調査、介入、そして実験まで

研究は科学的、実証的に行われます。つまり、誰もが再現できる方法で真実を探ります。質問紙による調査はもちろん、実際に学校などの集団や個人に介入へ入る研究もあります。それに、実験室で実験をするような研究もあります。方法が盛りだくさんで、各自の研究テーマに合ったやり方を選べます。



 


大学院での授業


◆授業の特徴

大学院の授業では、基礎から応用まで様々な講義や演習が用意されています。また授業は、知識を授けることだけではなく、自ら考え、その考えを発表し討議し合うことが重視されます。ほかにも、ロールプレイや模擬授業など活動を通じた授業も多く用意されています。このような豊富な種類の授の中で、楽しみながら、また没頭しながら、学びを深めて行きます。


◆修士研究指導の特徴

まず、各自の研究上の興味が重視されます。その上で、現在注目されている研究や意義のある研究情報を加えて、修士研究のテーマと決めています。
この間、文献を読み、討議を重ね、論理的で科学的な思考を養いながら、水準の高い研究へと無理なく導きます。




進路指導の特徴

各自の進路に合わせて丁寧な指導が行われます。
・学校教員志望学生には、筆記、面接、実技の指導が模擬試験を含めて繰り返し実施されます。
・博士課程の進学希望者には、英語力、統計解析力、研究成果公表力など博士課程に合った指導を行います。
・現職の先生には、予防教育の構築力と実践力の他、いじめや不登校などの問題への生徒指導力を高める指導を行います。